独占インタビュー！アロマっち｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――池田さんは業界歴が長いとお聞きしました。

そうですね。30歳手前でデリヘルのスタッフをはじめたので、もう10年以上は経つのかな。
とはいえ、それまでもけっこういろんな仕事をしてきたんですよ。

――というと？

高校を卒業して最初に働いたのは、自動車の大手メーカーでしたね。社会人野球チームの強豪で、選手として入社しました。実は父がそこのお偉いさんで、まあ半分はコネです（笑）。
その会社では朝昼と仕事をして早めにあがって、夕方から野球の練習。試合のある日は仕事も休みになるから、午後には帰れてラッキーでしたよ。

――充実していたんですね。

それがそうでもなくて。好きな野球ができるのはよかったんですけど、問題はコネ入社のほう。
たとえば、普通は仕事でミスをしたら叱られるじゃないですか。新人の頃はなおさら。でも僕が大きなやらかしをしても、先輩からも上司からも怒られなかった。みんな父のかげにビビってたから。そんなのおかしいですよね。
腫れ物扱いみたいなのにうんざりしたんで、辞めることにしましたよ。

――なかなか男らしい選択を。

でしょう（笑）。そのあとは、とりあえずトラックの運転手をはじめたんですが、20歳で結婚を機に退職。お義母さんがお堅い考え方の人で、なかなか家に帰れない長距離ドライバーの職業に難色を示して。
それで自分の祖母の世話をしたかったのもあって、介護士になりました。でも、当時の介護職って本当に給料が少なかったんですよ。だから小遣い稼ぎとして、休みの日に建築現場でバイトを。そのうち建築のほうが割がいいことに気づいて、いったんそっちに集中してお金を貯めようと。介護福祉士の資格も取得できていたんで、介護の仕事はいつでも戻れると思ってたんです。これがまずかった……。

――何があった？

転職したことは、お義母さんに秘密にしていたんですよ。でもある日、奥さんがポロッと漏らしちゃって、お義母さんが大激怒。離婚届を勝手に出されちゃったんです。
当人が提出したものじゃないので異議申し立てはできたんですけど、結局許してもらわないことには夫婦を続けるのも厳しいだろうと考えて、そのまま離婚することになりました。

――夫婦仲が悪かったわけではないのに……。

しかも結局、同僚とのケンカがきっかけで建築の仕事も辞めちゃったんですよね（笑）。
その後ですね、風俗業界に入ったのは。

――どのようなきっかけで？

地元の先輩が静岡県でデリヘルをやっていて、手伝ってくれと誘われまして。
結婚中ならそれこそお義母さんに許してもらえなかっただろうし、生まれ育った愛知県を出るのも気分転換になると思って誘いを受けました。ある意味いいきっかけだったかもしれませんね。

――風俗業界の仕事はどうでした？

最初に任されたのはドライバー。トラック運転手の経験もあったから、特に苦労することはなかったですね。問題はそのあと。
1カ月半くらいで内勤に移ったんですが、こっちはてんで向いてなかった。女の子をお客様のところまで届けるために、ドライバーを手配して指示を出すのが難しくて。自分が運転するのとは、ぜんぜんワケがちがいました。結局、1カ月も経たないうちに「向いてないからドライバーに戻れ」と言われたんです。
でもそのとき内勤の人がごそっと辞めちゃって、「じゃあやっぱりオレがやるしかないじゃん」ってことになり（笑）。

――振り回されてますね（笑）。

ほんとですよ。多分そういう体質なんでしょうね（笑）。
だけどおかげで、ますます必死で取り組むようになった結果、少しずつさばけるようになりました。役職も主任まではいけたのかな。
ただ、しばらく働いたら地元が恋しくなってきちゃって、愛知に戻りたいと感じるように。そのとき、ちょうど友達が愛知で有名な風俗グループで働いていて「こっちに戻るならウチ来る？」と声をかけられたんです。で、これ幸いとばかりに帰ってきたわけです。

――それからはずっと愛知で風俗店のスタッフを？

そうです。
まあそれからまた振り回されて、結果的にいろんな店を渡り歩くことになるんですけども（笑）。幸い今は『アロマっち』で腰を落ち着かせることができています。

――『アロマっち』との出会いは？

直前に働いていたデリヘルを離れた頃、この業界の知り合いに「店舗型の店で働いてみたいんだよね」って話したんですよ。僕は業界歴が長いわりに派遣型の店しか経験してこなかったから、店舗型の仕組みに興味があって。
そしたら『アロマっち』を手掛ける『オーレングループ』の社長を紹介してもらえて、2人でじっくり話すことができたんです。

――社長の印象は？

信念を持っているのがかっこいいなと感じました。面倒事も少なくない業界だけど、その中でも限界までクリーンな経営を目指している。この人のもとなら安心できるんじゃないかって思いましたね。なにせこれまでいろいろ振り回されてきましたから（笑）。
あとはやっぱり、アツい人。実際に一緒に仕事をしてきた今だからわかるんですけど、やると言ったらやるタイプですね。男気があって、見ていて気持ちいいというか。部下に対してチャンスを根気強く与えてくれるところも、ありがたいなって思いますね。

――入社後は、すぐにご活躍を？

それがそうもいかなくて（笑）。
金津園にある『GG』と『ViVi』という系列のソープランドで経験を積んだあと『アロマっち』に配属となったんですが、やっぱりどこも違った個性がある。それにこれまではデリヘルしか経験してこなかったから、店舗型の風俗エステもソープもこんなに違うものなのかって。女の子の見せ方も変わってくるし、店のルールや面接の方針も違うしで、驚きましたね。
もちろん今は店を引っ張る立場として、恥ずかしくないくらいの仕事はできているつもりですよ。『アロマっち』は金津園の店と比べるとまだまだ売上が少ないので、まずは追いつくことを目標にしています。そのためにももっとスタッフの人数を確保したいなと。

――どのような新人が理想？

僕としては真面目な人であれば十分です。シフトを守って出勤して、決められたことを決められた通りにこなす。そういう心構えさえ持っていてくれたら、伸びるのも早いですから。
年齢や経験は問いませんし、女の子と話すのが得意じゃなくても大丈夫。最初は僕と新人と女の子の三人で色々話す機会を作っていくので、徐々に慣れていってもらえればと思います。

――池田さんのようなベテランがサポートしてくれるなら心強いですね。

そこは任せてください（笑）。
今はポストが空いているから、努力が認められたらすぐに昇進、昇給のチャンスはあります。自慢じゃないですが、僕自身も入社から一年足らずで収入は倍くらいに増えました。
最初からバリバリ仕事ができる必要もないので、興味がある人はぜひ気軽に飛び込んできてほしいですね。