独占インタビュー！チャペルココ｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――まずは幼少期の話をお聞かせください。

いたって普通の子どもでした。ただ、幼稚園の頃からずっと塾に通っていたので、わりと忙しく過ごしていたかも。
母親がね、いつも言ってたんですよ。「いい学校に入っていい会社に就職しないと、人生苦労するよ」と。要はエリートコースに乗せたかったんですよね。だから有名な私立の小学校を狙って……。

――いわゆる“お受験”ですか？

はい。ところが僕はプレッシャーに弱いタイプ。入試が近づくと不安がどんどん高まって、塾をサボりがちになって、受験からも逃げ出しちゃった。かといって、将来を思うと母に逆らって好き放題する勇気もないわけです。だからまた中学受験のために塾通いをして、また逃げて（笑）。
そんなことをくり返した結果、高校はお世辞にもレベルが高いとは言えない所にしか行けなくて。親子ともに“高学歴”はあきらめました（笑）。

――高校生活はいかがでしたか？

そりゃあもう「これからは遊ぶぞー！」って感じでしたよね（笑）。
でも基本的にビビりなので、羽目を外すようなことはなく。授業はしっかり出席、テスト前はきっちり勉強。無難な高校生活を送って、マジメに卒業しました（笑）。“母の教え”が染み付いていたんですかねえ。
で、将来のために手に職をつけようと理学療法士の資格が取れる専門学校へ。

――手堅いですね。

でもまたしてもプレッシャーに負けて……。肝心の国家資格の試験に落ちちゃったんです。学校の卒業証明があれば試験はその後も受けられたんですけど、すごくショックで。資格がないならもういいや、とその道での就活をあきらめました。ビビリのうえに、打たれ弱いという（笑）。

――（笑）。その後は？

専門学生のときからバイトしてたコンビニで、フルタイム勤務を。コンビニの仕事は、やることは多いけど一度覚えてしまえば僕にはラクだった。夜勤にしちゃえば来客数もたかが知れてますしね。なんやかんやで4年くらい続けたと思います。
とはいえ給料は、何年経ってもギリギリ生活ができるレベルのまま。だんだん「ずっとこの仕事を続けていくのかなあ」と考えるように。そんなことがあって、そろそろ本気で正社員としてがんばれる仕事に就こうと求人情報をみていたら、『チャペルココ』を見つけたんです。27歳のときでした。

――就職先にナイトレジャー業界を選んだ理由は？

とにかく待遇がよかったんです。最初から正社員雇用、社会保険完備。社会人経験も風俗業界の経験も不問。さらに初任給で30万円ももらえて休みもちゃんとあるというのは、めちゃくちゃ魅力的でしたね。

――面接はどうでした？

そもそも面接以前、事務所へ行くまでの道中で、「すごい世界に足を踏み入れようとしてるのかなあ」とか、いろんな想像で心臓バクバク、頭の中もグルグル状態。そこへめちゃくちゃ冷たい感じの面接官が現れたから、一瞬、「ああ、俺やっちゃったかも」って、思いました（笑）。
今思えば、冷たいんじゃなくてただクールなだけでしたけど、あの瞬間の僕に「ここなら就職しても大丈夫だ」という確証はなかったかな（笑）。

――（笑）。では入社の決め手は？

実はその面接官、社長だったんです。で、自ら待遇を説明してくれたり、『チャペルグループ』の展望について語ってくれたり。会社のトップがイチ応募者に真剣に向き合ってくれることに感動したんですよね。怖いとか言ってほんとスミマセンって感じです（笑）。
それに話を聞くうちに、今の何もない状況を打破できるかもしれないという期待も膨らんで、「とりあえず働いてみて、ダメだったらそのときに考えればいいや！」と、勢いに任せて入社しました。
まあ初日は例によって、また心臓バクバク言わせながら出社したわけなんですが。行ってみるとスタッフみんなが明るくて和気あいあいとしていて、心から安堵したという（笑）。

――（笑）。仕事はいかがでしたか？

『チャペルココ』の新人はまず、最初の1週間は店の入口に立って、ドアマンをしながら受付の流れを見るんです。そこで店の雰囲気とか、お客様とのやり取りをなんとなく頭に入れてから、店内の掃除やプレイルームのセッティング、お部屋へのご案内、来店時の受付、と徐々に仕事を覚えていきます。
僕も、受付業務まではわりと順調でした。ただ、その次が問題で。

――というと？

うちの店では案内、受付、そしてリストと呼ばれる3つがメイン業務。この3つ目のリスト業務が難関で。簡単に言えばお客様から予約を取ったり、女の子の時間を管理する仕事なんですけどね。これがもう大変で、僕はだいぶてこずっちゃいました。

――例えばどういったところに難しさを感じましたか？

受付カウンターの中でスタッフの空き状況を見ながら、「清掃に入ってください」、「コールがあった女の子の部屋へ行って対応をお願いします」、「今のうちに休憩へどうぞ」という具合に、みんなに作業を割り振っていきます。これらをこなしながら予約の電話も取って、さらに新規で来店されたお客様をどの女の子に接客してもらうかも決めていく。もうね、その日の店全体を回す監督みたいな役割なんです。

――重要な仕事ですね。

重要だし、全部のタイミングが重なると忙しいし、難しい（笑）。
とはいえ、先輩がついていてくれるので、1人でパニクるとか、そういう状況にはならないんですけどね。落ち着いて、1つひとつやれることからやっていけば、なんにも問題は起きない。できるように教えてくれるし、焦る前に助けてもらえる。この“焦る前に”ってところに、先輩たちの優しさを感じてます。

――新人スタッフにとってありがたい環境と言えますね。

そうなんですよ。自分はリスト業務担当になって2カ月が経ちますが、なんとか1人で回せるようになってきました。まだ先輩に頼ってしまうときもあるけど、自分だけでうまく捌けたときは、めちゃくちゃうれしい。プレッシャーに弱い自分がここまで来られたのは、丁寧に教えてくれる先輩たちのおかげでしかありません。

――『チャペルココ』で働くには、どんな人が向いている？

みんなで作業を分担して1つの店を回しているので、遅刻をしないとか元気に挨拶ができるとか、そういう一般的な常識がある人ですかね。社会人として最低限のマナーは守る。これって、業務をスムーズに進めるために必要だと思うんで。
それ以外は特に思いつかないなあ。向き不向きはない気がします。うちは年齢もバラバラだし、いろんな経歴の人がいて楽しいですよ。

――では最後に、目標をお聞かせください。

まずは目の前の仕事をスムーズにこなせるようになって、最初の役職、チーフへ昇格したい。それより先の業務とか役職とかは、今はまだまったく想像がつかないのが正直なところです。ただ最近、10年後、20年後のことを考えるとちょっと楽しくて。それは多分、『チャペルココ』が腰を据えて働けると感じられる場所だから。僕もやっと、将来への不安から開放されたのかもしれません（笑）。