独占インタビュー！中洲秘密倶楽部｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――前職は消防士とお聞きしました。

はい。8年間、働いていました。

――8年も勤めていて、なぜ辞められたんですか？

いろいろあるんですけど、1番は上司の人間性に嫌気が差したという感じですかね。勤続年数が長いというだけで昇進し、その地位にあぐらをかいているような人でした。
そんな環境にも年功序列のような体制にも年々、不満が募っていって……。自分なりの意見を言ってみたり、提案をしてみたものの、そう簡単には変えられず。とはいえ、公務員というメリットも捨てきれなかった中途半端な自分がいたのも確か。で、ズルズルと時間が経っていったんです。

――難しいところですね。

そうこうしているうちに、僕と同じような不満を持つ後輩が増えてきて。彼らのためにも、もう一度、上の人間に意見をぶつけてみることに。
でもムダでした……。僕の実力が足りなかった、考えが甘かったのもあるんでしょうけど、完全に心が折れた。ダメなほうの完全燃焼状態（笑）。もしかしたら、見切りをつけるタイミングを求めていた節があったのかもしれませんね。今、思えば。
そして、これがきっかけで、キッパリ消防士の職を辞して、有名風俗店の『梅田ゴールデン倶楽部』に応募を。

――急な展開。まったくの異業種じゃないですか。

公務員という「安定」を捨てるんだったら、まったく違う業界がいいと思いまして。言ってみれば「挑戦」を選んでみたくなったんです。

――思い切った決断ですね。

思い切れた理由は、求人に書いてあった「実力次第でのし上がれる」っていう一文のおかげなんです。もう、前職のような思いはこりごりで……（笑）。だから即応募しました。加えて、高収入で待遇面もよかったので「やらない手はない」と。まあ、ほぼ勢いですね。とまあ、そんなこんなで、風俗業界へ。

――実際に働いてみていかがでした？

店全体が本当に明るくて驚きましたね。スタッフも女の子も楽しそうにしているし、わからないことは先輩が丁寧にフォローしてくれる環境なんですよ。おかげで、少なからずあった「未経験の自分でも大丈夫か？」って不安もなくなりましたし、数カ月も経てば仕事を覚え、戦力として認めてもらえるほどに成長できました。

――いいスタートを切れたんですね。

とりあえずはホッとひと安心。で、その半年後にまた勢い任せで中洲へ行くんですよ。

――またまた急な展開（笑）。

――なぜ中洲の店舗に？

実は、うちのグループが大阪以外のエリアで初めて出店した店舗が『中洲秘密倶楽部』なんです。大阪ほどの知名度がない中で、想像よりもお客様から好評をいただいて、毎日賑わっていました。たぶん、“M性感専門店”ってコンセプトの店が、当時は中洲エリアに少なかったこともあって、ハマったのかなと。
そこで上層部が「今が勝負や。もっと勢いをつけるために増員するぞ」って。『中洲秘密倶楽部』はまだまだこれからの店だったし「ここでなら、もっと大きな結果が出せる」という気合だけで即、立候補。こんなチャンス、そうそうないですからね。

――大阪と中洲で違いを感じることは？

こっちに来る前は多少なりとも違いがあることを覚悟していたんですが、思っていたほどなかったかな。エリアが変わっただけで、僕らがやることは変わりませんから。

――「やること」を具体的に教えてください。

シンプルな話です。お客様が「楽しかった」と思えればお客様は「Win」。そうなれば、女の子もリピートにつながる可能性があるので女の子も「Win」。となると、店舗サイドの繁盛にもつながって「Win」。言うなれば“Win-Win-Win”って感じかな（笑）。で、その関係性を築き、維持することが僕らのやること。……なんとなくは伝わりますかね（笑）。

――もちろんです（笑）。

僕はそれを永続させるために必要なのが“スタッフ力”だと考えているんです。

――“スタッフ力”。ぜひ、詳しく聞かせてください。

個々の質というか、総合力みたいなものですかね。
風俗店は「女の子がいてなんぼ」ってことは間違いではありません。でも、お客様が初めに会うのはスタッフ。僕らがしっかりしていないと、お客様にも女の子にも迷惑が掛かる。つまり逆に言うと“スタッフ力”があれば、自然と売上は立っていくものなんですよね。

――それはどう培ったらいいんでしょうか？

うーん、そうですね。概念みたいなものだし、経験や慣れもあるでしょうから……。
ただ、アドバイスってほどではないですけど、僕の場合で言うと、新人の頃は高校の恩師からもらった「意識の無意識化」という言葉をいつも念頭に置いて、日々働いていました。

――「意識の無意識化」……ですか。

いや、そんな大層なことじゃないです。最初は意識して物事を始めて「いつしかそれが無意識でもできる」とか「意識しなくとも体が勝手に動く」みたいな。
例えば、新人だったころの僕は女の子との信頼関係を築くために「どんどん話しかけなあかん」って考えていました。でも、最初はぎこちない雑談くらいしかできなくて……。気持ちだけが空回りして、相手には不自然に見えていたかも（笑）。それでも、めげずに続けていくうちに「体調が悪そうだな」や「少し元気ないかな？」といったことが会話の中で自然と気付けるようになってきたんですよね。
なんか言葉にすると、すごく難しそうに聞こえるかもしれませんけど、継続さえしていけば、慣れさえすれば、誰でもできると思います。

――新人の方に必要なものは？

そうですね。いろいろありますが、まずはコミュニケーション能力。それと物怖じしない“勢い”かな。
あとは「いかに興味を持てるか」も重要ですね。興味を持つと、自主的に勉強したり学んだりしていくでしょ。それが本人の成長になって、メキメキと仕事を覚えていくようになる。僕は経験の有無よりそういう姿勢のほうが、のちのち大事になってくると思っています。そもそも、うちの店は前職が上場企業のビジネスマンや証券マン、僕みたいな公務員といった、異業種の出身者ばかりですから。

――では『中洲秘密倶楽部』の今後の目標をお願いします。

「風俗店らしくない風俗店」を目指したい。これまでの業界のイメージを壊したいです。
僕は「これぞ風俗スタッフ」という雰囲気ではなく、見た目は普通の会社員って感じがいいと思っています。そのほうがお客様も、面接にくる女の子もスタッフも安心するかと。

――確かに、青倉さんはさわやかな印象。

ありがとうございます（笑）。そういえばこの前、居酒屋で初対面の人と話が盛り上がって。「お兄さんはなんの仕事しているの？」「風俗店で働いていますよ」「えッ！？ウソ！？」ってことがありましたね（笑）。

――（笑）。最後になりますが、未来の後輩へ向けてメッセージを。

初進出の中洲で、順調に成長しています。最初、異動して来たときは、順調とは知りつつも、不安はありました。でも、今はここで成功できるという「確信」があります。道筋もハッキリと見えています。
『中洲秘密倶楽部』は今年、飛躍の年です。一緒にがんばりましょう！