独占インタビュー！札幌ハレ系｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

──ご出身は？

北海道札幌市です。高校を卒業して自衛隊に入隊した数年間は地方に住みましたが、退職したあとはまた札幌へ戻ってきました。自衛隊時代につくった、多額の借金とともに（笑）。

──いったい何が？

休日の暇つぶしにと思って始めたパチンコに、気がつけば300万円近く使っちゃってね。公務員だったからたくさんお金を借りられたものの、返済がとにかく大変で。そのうち生活が不自然なまでにカツカツになって、上司にも「お前、借金してるだろ？」とバレて、揉めに揉めてヤケになって退職して……（笑）。

──そんなことが。

自衛隊を辞めたあとは、住みたい場所もやりたい仕事も特になかったので、とりあえずまた地元へ。ただ、まさかいい大人が実家に泣きつくわけにもいかないから、なんとか自分で暮らしていく選択をしたんです。
とはいえその頃の僕は、借金返済のためのお金を借金して工面する、まさに自転車操業の状態。即金欲しさに日雇い労働もしていたけど、それでもとにかくお金がなくて。料金滞納で電気もガスも止められてたから、真冬でも冷水シャワーを浴びたり、激安のインスタント麺を何日にも分けてボリボリかじったりする日々が1年近く続きました。

──なんと過酷。

でもそんなとき、街に置いてある求人誌にでかでかと『札幌ハレ系』のアルバイト募集が出てたのを見てね。破格の高時給を日払い、との言葉に惹かれて迷わず応募。無事に採用してもらえたときは「ついに貧乏生活からの脱却か！」と、うれしかったです。
ただやっぱり、風俗のイメージはよくなかった。ヤのつく人がいるんじゃないか、みたいな（笑）。とはいえ、ちゃんと給料をもらえるならそのあたりはどうでもよかったので、たくさんシフトを入れて、たくさん稼ぐことだけを考えていました。

──実際に働いた感想は？

「みんな普通の人だし、ド健全な会社だな」と（笑）。それに、業務内容も簡単な接客と清掃がメインだったから、特にストレスもなかったですね。
というわけで順調に働いて借金も相当返して、そうして半年ほど経つと「いつになったら社員になるの？」って声をかけてもらえて。さらに早く借金を返済したかった僕は、ボーナス目当てにその話に飛びつきましたよ。

──社員になったあとの話を。

社員登用からしばらくして主任に昇進。給料も上がったので、借金はかなりいいペースで減ってウキウキでした。そんな姿を見てか、「もっと給料を上げたいなら横浜に異動してみるか？」と上司が提案してくれて。
とにかくお金が欲しかったから二つ返事で引き受けたものの、そこがまあ忙しいのなんの。あまりにも来客数が多すぎて、店は常にフル稼働。あれもこれもとマルチタスクで進めなきゃいけないのがしんどかったですね。

──大変そう。

とはいえ給料だけはよかったから、借金はこの時点で完済。「この先は横浜でお金を貯めようかな」とも思ったけど、やっぱり北海道の住み心地のよさが忘れられなくて（笑）。
だから2年ほどで札幌への異動を願い出て、再び地元に戻ってきました。ただ、ここからが真の地獄で……。

──というと？

僕が札幌にいた頃の業務は清掃と接客くらいだったのに、いざ戻ってみたら、やれ取材だ、面接だ、講習だ、撮影だと、やることが増えていたんです。まあもう新人じゃないから当たり前っちゃ当たり前なんですけど（笑）。
ただ、急に仕事が増えたせいで誰に何回聞いてもまったく覚えられないし、みんなからも「やる気ある？」と毎日怒られるし、そのうち自分よりもあとに入った後輩が上司になるし。
もうね、心が折れましたよね、ぽっきりと。辞めるならこのタイミングしかないと思って、当時の店長に退職したいと伝えたんです。だけど店長は口が上手いから……。

──上手いから？

「せっかくここまでがんばったなら続けたほうがいい。辞めたら何も残らない」と大熱弁。その勢いに圧倒されたのもあって、半ば丸め込まれる形で「じゃあもう少しだけ続けてみるか」と一旦は折れることにしました。
そしたらなんと、翌月になぜかチーフに昇格。辞めたがっている人間を昇格させるなんて、すごい決断だと思いません？（笑）

──確かに（笑）。

しかもチーフは、店を任されるような責任ある役職。「なんでこのタイミングで僕が!?」って、本当に謎でしたよ（笑）。
でもその一方で、「ついに責任ある立場になれたんだ」という自信もつきました。そんな自信がついたおかげか、それからは業務も順調に覚えられるようになって、仕事が楽しくなって、頼れる仲間もできて、いつしか店長にまでなれて。
あのとき僕をチーフにしてくれた会社には感謝ですよ、本当に。

──現在の仕事内容は？

『札幌パラダイス天国』の店長として、店舗運営や売上管理、人材育成などを。ちなみに、スタッフを育てるときは「怒らずに自信をつけてあげること」を大切にしています。僕の経験上、怒られすぎると心がぽっきり折れて辞めたくなると思っているので（笑）。

──（笑）。

あと、女の子を売れっ子キャストに育てるときは、1人ひとりに合わせた距離感や会話の組み立て方を慎重に考えながら発言しています。個人の事情に深入りするのも突き放すのも違うし、対応を一歩間違えると急に退店しちゃうこともあるし、その加減がかなり難しいなって。
こんな感じで、店長ならではの苦労はつきもの。正直、弱音を吐きたいときもありますよ。でも『札幌ハレ系』は、借金まみれでゴミみたいな生活をしていた僕を救ってくれた会社。その恩返しはしなくちゃね。だから、これからもがんばります。やりがいもあるので。

──どんなやりがいが？

お金ですよ（笑）。だって昼間の仕事からすれば、これだけの給料をもらうのはよっぽどの高学歴か一流企業かじゃないと無理でしょう。それに職場環境もクリーンだし、月の残業時間も短いし、有休も取れるし、ボーナスもあるし……って待遇のことしか言わないのはアレだから、もう少し違う話もしようかな（笑）。

──お願いします（笑）。

ウチは大手グループでスタッフの人数が多いのもあって、いろんな経験を持った人間が集まっているんですよ。僕みたいに借金まみれだった人もいれば、学校の先生をやってた人も、車好きの走り屋もいる。だからいろんな悩みに対して、何かしらのアドバイスを出せる人が必ずいる。
これを見ている人がもし、何かにつまづいているなら『札幌ハレ系』にどうぞ。どんな状況でも絶対に乗り越えられると思います。

──頼もしい限りです。

あと、これだけは伝えたいかな。「辞めたら何も残らない。辞めなきゃどうにかなる」って。……まあこれは昔言われたセリフなんだけど（笑）。
というのも、僕は自分より仕事ができない人間はいないと思ってるんです。それでも、辞めなかったら店長にまでなれた。だから変な言い方だけど、辞めさえしなければいいんだよって。『札幌ハレ系』はどんな人にも平等にチャンスを与えてくれるので、働き続けていれば必ず、道は開けていくはずです。