独占インタビュー！SOAPLAND LOVE FACTORY｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

──ご出身は？

北海道の釧路市です。意外と自然が豊かで、小さい頃から外を駆けずり回ってました。その影響からか、勉強するよりも身体を動かしたいタイプで、フィジカルには自信があるんですよ。体力テストはトップだったし、中学で始めたバレーはずっとエース。高校のときには全国大会に出たこともありましたね。
そういえば、18歳で入った陸上自衛隊でも、入隊当初からいろいろと表彰してもらいまして。本当、こんな丈夫に生んでくれた母には感謝しかありません。

──まさにフィジカルエリート。

母はどちらかというと身体が弱いほうなんですけどね（笑）。それなのに女手一つで育ててくれたので、少しでも早く楽をさせてあげたいって。高卒ですぐに自衛隊に入ったのも、そういう理由からなんですよ。
ほかに市役所職員などの内定ももらっていたんですが、一番フィジカルを活かせそうな陸上自衛隊を選びました。そして地元の釧路の駐屯地に配属されて、最初の教育期間で表彰されるという。

──素晴らしいスタート！

ちなみに、その訓練は前期と後期に分かれていて、前期は、自衛隊式の生活習慣を身体に叩き込んだり基礎体力の向上だったりがメインの内容。もちろんキツさはあったものの、「意外といけるな」なんて（笑）。思った通りその後も順調で、前期終了時には連隊長賞っていう賞をいただきました。
そんな僕の活躍を評価してもらったのか、上官から「後期の訓練は中央即応集団のある東京で行う」と指令が。東京での訓練は地元の駐屯地のものより数段キツかったけど、後期も無事に表彰までこぎつけたんですよ。

──目覚ましい活躍。それからのお話を。

“第1空挺団”という部隊に配属されることになりました。映画などでも出てくる、ヘリや輸送機からパラシュートで降下して作戦を行う部隊ですね。
そこは自衛隊の中でも一握りの精鋭しか入れないので、辞令が言い渡されたときはうれしかったなあ。「やれるとこまでやってろう！」って。

──気合は十分と。

ただ、精鋭部隊ってことで求められるレベルも相当なもの。フィジカルはもちろん、精神面でもタフでないといけません。自衛隊唯一の落下傘部隊として、ありとあらゆる有事に対応できるように準備しておく必要がありました。
毎日ハードな演習を繰り返して、その成果を初めて発揮することになったのは、東日本大震災のときでした。

──神山さんはどのような対応を？

ヘリでの人命救助がメイン。余震や津波への警戒が高まる中、いち早く現地に派遣されて救出作業をしていました。
正直、今思い出しても涙が出るくらい悲惨な現場がいくつもありましたね。僕が対応にあたっていた4カ月のあいだ、トラウマや精神疾患を抱えてドロップアウトした隊員も数知れず……。御嶽山の噴火の際も作戦に参加しましたが、災害救助の現場の過酷さは例えようがありません。
さらに国内だけでなく、ときに海外派遣されることも。詳しい職務内容は伏せますが、より精神的に消耗する機会も増えてしまい、とうとう心が限界に……。結局、29歳のときに自衛隊を辞めることにしたんです。

──過酷な任務、本当におつかれさまでした。その後のお話もお聞かせください。

しばらくは何もする気になれず、ようやく次の仕事を始めたのは1年の月日が経ってから。その後は完全に一念発起って感じで、愛知に移り住んでハウスクリーニングの仕事を個人で始めました。

──急な方向転換（笑）。

実は自衛隊時代、掃除の出来を褒められることが多かったもので（笑）。愛知に住んだのも、同じ隊に愛知出身者が多くて評判を聞いてたからなんですよ。
そんな感じで割と考えなしに移り住んだんですが、そこでいい出会いにも恵まれて。

──というと？

奥さんです。同じ北海道出身ってこともあり、出会ってすぐに意気投合してスピード婚。ハウスクリーニングの仕事も夫婦二人三脚でやってました。そして順調に売上も伸びて、子どもも生まれて、「これからもっと頑張るぞ」ってときに……。

──いったい何が？

今思えば無鉄砲極まりなかったんですが、事業拡大のために奥さんの反対を押し切って身の丈に合わない借り入れを行いまして。頭の出来が悪いなりにがむしゃらに働いたものの、結果は廃業。奥さんにも愛想を尽かされて離婚。仕事、妻子、一緒に失ったかたちです。
それに、生活が苦しくて、廃業の少し前から一家揃って元奥さんの実家でお世話に。でも離婚となれば当然出ていくことになるわけですから、早急に次の仕事と住まいを決める必要がありました。
そこで目をつけたのがナイトワーク。自衛隊のときに何度か風俗に行っていて、スタッフ用の寮の存在をなんとなく知っていたんですよね。

──『SOAPLAND LOVE FACTORY』のどういった点が魅力だった？

寮完備の店を探す中で、ここは評価や査定のスパンが短めで、努力次第ですぐに昇給や昇格が叶いそうだったっていうのが第一。お金で苦労したし、迷惑をかけてしまった身なので、そこは外せませんでした。
あと完全週休2日制も大きな魅力。自衛隊でも自営業でも何かと休みは不定期だったから、ほぼ即決って感じだったと思います。
まあそう言っておきながら、僕は今、ある条件に惹かれて週休1日制で働かせてもらっているんですけどね。

──ある条件？

休日が少なくなる分、収入面が手厚くなるというものです。面接の際に希望の働き方を選ばせてくれました。それに、業界未経験で始めたからこそ、早く仕事に慣れたいという思いもありましたし。

──熱意に燃えていますね。

なにせ僕、女性相手のコミュニケーションとなると、てんで弱いんですよ。学生の頃から男友達とばかり遊んでたし、自衛隊はザ・男社会だし。運よく結婚できたけど、最終的には愛想を尽かされてますし（笑）。
部屋のセッティングやお客様のご案内などは先輩の教えもあってすぐにコツが掴めましたが、女性とのコミュニケーションは、持ち前のフィジカルの強さが役に立ちませんね。

──（笑）。

どんな言葉をかければその子に刺さるかわからないし、1日の中でも気分の波はあるので、今も勉強の毎日。先輩たちみたいに女性とうまくコミュニケーションを取れるようになりたいです。そうすれば、もっと評価してもらえるのではないのかなと。
そんな感じで日々過ごしていますが、最近、仕事が楽しくてしょうがないんですよ。業務の全体像がはっきりしてきたから、今まで教わったことが全部つながるっていうか。「あ、この作業ってこういう意味もあったのか」って発見の連続です。研修期間が明けて備品管理や衛生関係を任されるようにもなって、より責任感も培われました。

──ますます活躍の機会が増えそうですね。

ゆくゆくは店長に……なんて夢もありますが、今は基礎固めが重要だと思っています。
「あらゆる状況に対応できるようになるためには、何より基礎が大事」。これは自衛隊のときに叩き込まれた教え。業界は違えど、根本はどこも変わらないんじゃないかなと。
とにかく今は、目の前の仕事を着実にこなして、早く一人前の戦力になりたいですね。