独占インタビュー！ラズベリードール（札幌YESグループ）｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――これまでのご経歴を教えてください。

はい。……といっても僕、まだ社会人3年目で大した経歴はないんですけど（笑）。
まず、札幌に出てきたのは18歳のとき。専門学校へ入るためでした。

――というと、ご出身は遠方ですか？

道東なので遠いですね。それに田舎町だから、遊ぶといったらみんなで公園や広場に集まるくらい。仲間は活発な子が多かったし、小さい頃は一緒に走り回っていることが多かったかな。
でも、僕自身はテレビゲームが好きで、家にこもってのめり込んでいるときもあって（笑）。そっちの話題になるとおとなしい子のほうが合うから、自然に誰とでも話すようになっていました。

――全方位と仲がいいタイプ。

ええ、まあ。そもそも子どもの数が少なくて、みんな顔見知りでしたしね（笑）。
で、中学では身体を動かしたくてソフトテニス部に入ったんですが、部内の人間関係がいいうえに競技も面白くて。めちゃくちゃ楽しかったおかげで練習にも熱が入り、全道大会の団体戦では3位に入賞。いっときは「一生続けたい」って思っていました。
だけど通える範囲にソフトテニス部のある高校はなく、諦めて地元民のほとんどが進学する学校を選びました。残念だったけど、気心の知れたメンバーと過ごせるなら悪くないかなと。

――みんな友達ですもんね（笑）。

そうそう（笑）。それに、今度は1年の途中で生徒会に入りまして。

――部活ではなく生徒会に。

人手不足で困っていると聞いたので「手伝い気分でやろうかな」と。顔の広さが役に立つかもしれませんしね。
で、最初は体育祭や学祭の雑用程度だったんですが、2年に上がると、なぜか生徒会長をやる羽目に……。

――ヒグチさんが相当、頼もしかったのでは？

全然ですよ。先生やOBからの推薦といえば聞こえはいいけど、要は押し付けられただけ（笑）。ところが、いざ引き受けてみると、なんでもイチから企画できるし決定権も僕にある。だんだん面白くなってきて「どうせなら前例のないイベントをやろう」と次々に企画を出しました。だけど、どの案も先生たちの反対で前に進まず、しびれを切らして校長先生に直談判を。
すると、意外にも校長はノリノリでボツ案も全部見てくれて、最終的には花火を打ち上げることに（笑）。その後は資金調達のために町内で寄付を集めたり何百万という大金を管理したり、花火を発注したりと大忙しでした。
でも、そのぶん打ち上げを見た感動はひとしおで……。

――すごい展開（笑）。

ねえ（笑）。あの期間は大変だったけど本当に充実していたし、高校生ながらにいい経験をさせてもらったなって思います。考えてみれば、その後の進路にも影響しましたし。

――内申点的な意味で？

いえ。いろいろな活動を通して「人と接するのが好きなんだ」って自覚したので、仕事にするなら接客業がいいかもと思うようになって。それで、札幌にある服飾系の専門学校の販売コースに進学を決めたんです。といっても服が特別好きってわけじゃなく、なんとなく自由なイメージだったから（笑）。

――たしかに、型にはまらない感じはありますね（笑）。

でしょ（笑）。実際、学校に通った2年間は予想通りというか予想以上に楽しくて、昼間は素材の特徴やブランドの歴史、購買心理といった座学から簡単な服づくりや販売の実技、ショーのモデルに至るまでアパレル業界についてがっつり学び、夜はすすきので都会の繁華街を満喫。
……いやあ、どれも貴重な体験ばかりでしたね（笑）。

――ヒグチさんにかかるとなんでも「いい経験」に。

そもそも「楽しそう」って基準で動くからですかね（笑）。就職先もマニュアル化されたところよりは、ちょっと自由でフレンドリーな感じのほうが僕に合うだろうと。で、無事にとある海外ブランドでのアルバイトが決まりました。
しかも、なぜか入社早々に副店長候補に選ばれたんですよ。

――それはやっぱり頼もしかったんでしょう。

いやいや、単にポストが空いていたからかなと。でも、販売だけでなく店舗の運営や管理にかかわる幅広い業務を覚えていくのは純粋に面白かったです。任されることが増えると手応えもありましたし。
ところが1年も経たずに、突然、ブランドの日本撤退が発表されて。

――努力が水の泡に……。

このときはさすがにキツかったです……。ただ、店舗閉鎖が決まって以来、いろいろなブランドから「うちに来ませんか」と誘ってもらえたおかげで、気分的には少し持ち直しました。
それでも2、3カ月は働く気になれず、ブラブラと飲み歩いて、その延長でバーのスタッフのアルバイトに。しばらくしてアパレル販売の派遣と掛け持ちを始めたんですが、徐々に昼の仕事のほうが忙しくなってバーを退職。
そうすると月30万円ほどあった収入は20万円に……。派遣ばかりの職場だから関係性はドライだし、社員領域の業務まで求められるようになってきて、結局、2年目の契約は断りました。

――その後は？

これまでより稼げるところを条件に就職先を探してみたものの、どうも決め手が……。
それで飲み友達に相談してみたら、みんな意外と夜職率が高くて驚きました（笑）。なんなら風俗店の店舗スタッフをやってる子もいて、詳しく聞くうちに「給料で選ぶなら大手かな」「ヒグチくんなら『YESグループ』が合いそう」という話になり、『ラズベリードール』に応募を。

――ナイトレジャー業界に入るにあたって戸惑いはなかった？

まあバーだって夜職なわけですし、特には（笑）。
といっても仕事の内容やお店、グループについては自分でもちゃんと調べましたけどね。

――実際のところはどうでしたか。

教育方法がカッチリ決まっているというより、なんでも「まず1回やってみて、間違いがあれば直せばいい」って感じでした。で、各自の理解や成長度合いに合わせて仕事を任せていく。新人でもどんどん挑戦させてもらえると、やっぱりやる気が出ますよね。
ただ、そのぶん失敗はいっぱいしましたけど（笑）。

――え、それは意外です。

料金の間違いとか、マズイやつも結構……。
この仕事って、細かいタスクが多いんです。キャストさんが出勤したり接客したりするたびにサイトを更新するとか、お部屋が空いたら即清掃に入るとか。お客様のご案内や女の子のサポート、備品の補充や発注なんかも結構ありますし。でも、先輩がフォローしてくれるし無茶を言われることもないので、僕みたいに社会人経験が浅くても大丈夫なんだと思います。
いまは1つひとつの業務をしっかり覚えて、ミスなく並行してやれるように勉強中です。目標はひとりで店を回すこと。それに、もっとキャストさんの力になりたい。幸い女の子から相談してもらえる機会が多いので、ちゃんと役に立つアドバイスができればと。昇進はその先の話ですかね。

――ちなみに、接客業としての手応えは？

毎日、いろんなお客様と出会えるのが本当に面白いです。30代、40代が中心かと思っていたら、年齢もタイプも想像よりずっと幅広くて。平日なんかお年寄りが多くて感心しちゃいますよ（笑）。
受付では相手のタイプや状況を見極めて営業トークの押し引きを決めるんですが、アパレル時代の経験を活かせるし、読みがバチッとハマるともう、うれしくて。
職場のみんなと飲みに行くのも楽しいし、残業がないから友達とも遊びやすい。いまが一番、環境的にも収入的にも充実しているなって思います。