独占インタビュー！ビデオdeはんど すすきの校｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――まずは幼少期のお話を。

幼稚園から小学校までの間は、親の転勤で道内を転々としていました。性格は引っ込み思案でおとなしい子だったらしいです。今の性格とは全然違うから、もしかすると、当時の僕にとっての処世術みたいなものだったんじゃないかなあ。どの転校先でも、目立たず無難に過ごすことができたので（笑）。

――性格が変わったきっかけみたいなものはあったんですか？

中学生のときに札幌市内に落ち着いてから、自然と変わっていったって感じですかね。あと、高校で部活を始めたのも大きかったかな。

――ちなみに、何部に？

演劇部です。

――それはまた、目立つことが多そうな部活ですね（笑）。

ですよね（笑）。今になって思えば、「変わりたい」って気持ちが少しはあったのかもしれません。実際、自分とはまったく違う役柄を演じるのはすごく楽しくて、殻を破るきっかけになったんじゃないかと思います。
それに、続けていくうちに裏方にも興味を持つようになって。たとえば照明にしても音響にしても、タイミング一つで劇の見え方がぜんぜん違うんですよね。表舞台のような目に見える派手さはないけど、陰ながら舞台を盛り上げるのって、なんかいいなって。

――“縁の下の力持ち”的な。

自分の向いてるポジションはこれだ、と感じました。舞台では活躍できませんでしたけどね（笑）。
そんなわけで、演劇にはそれ以上のめり込むことはなく、高校を卒業後は普通に専門学校に進学。だけど「陰ながらひとを支える仕事に就きたい」って気持ちはずっとあって。だから、就活のときにいくつか内定をもらった会社から、バックオフィス業務ができそうなところを選んだんです。

――どのような仕事を？

物流系の会社で管理部門の仕事を。僕がメインで担当していたのは経理ですが、総務や人事のようなこともさせてもらいました。

――幅広い業務を任されてたんですね。

そこまで大きな部署じゃなかったので、必然的にって感じです（笑）。でも、いろいろと経験できて楽しかったな。なにより、裏方をするにあたって必要なことを学べたんです。

――裏方をするにあたって必要なこと……ズバリなんですか？

人間関係をしっかり築くこと。……って、これは裏方以外にも当てはまりますよね。大げさに言っちゃってすみません。
ただ、社内のいろんな人と関わることが多い部署にいたからこそ、業務を進めるうえで、誰とでもいい関係を築くことが重要だと思ったんです。ほら、よく知ってる人と知らない人とじゃ、頼みごとをするときの心持ちが少し違ったりしませんか？ 提出が遅れている書類を催促するときとかね（笑）。

――たしかに（笑）。

これは相手の立場からも同じことが言えて、向こうにとっても僕が相談しやすい相手になる。で、相談してもらったら、動けることってたくさんあるんですよね。だから、まずは信頼してもらうために、とにかく自分から話しかけて、周囲の人とのコミュニケーションを大切にしていました。
そんなこんなで27歳で主任になったときは、そういった小さなことの積み重ねを認めてもらえたみたいでうれしかったですね。

――役職もついて順調そうだったように伺えますが、なぜ退職を？

環境にはすごく満足していたんですけど、給料面がどうにも……。主任になったのがうれしかった反面、主任になってもこれだけかって……。役職がついたことで、逆にモチベーションが下がってしまったんです。
それで30歳のとき、勤続10年という節目の年に転職を。次も管理系の職種に絞って探して、エネルギー系の会社で経理の仕事を始めました。

――その会社に決めた理由は？

前職に比べて給料が高かったんです。月給でいうと、3万円ほどアップしました。

――年間にすると36万円、大きいですね。

そうなんです。僕もその計算をして、これで多少はマシな暮らしができるかな？ なんて思ったんですよ。でも、実際は月に数万円上がったころで……ねえ（笑）。前職のときとあまり変わらない状況に、このまま続けていて大丈夫なのかと、不安になっちゃったんです。自分がやりたい仕事では、満足のいく暮らしはできないんじゃないかって。

――理想と現実のギャップが……。

だったら、思い切って別の業界で働いてみよう。どうせだったら、稼げそうな仕事をしよう。そう決めて、9カ月前に『ビデオdeはんど すすきの校』に飛び込んだってわけです。

――実際に働いてみた感想を。

未知の業界だったので、働き始める前は「高収入を得られる」「だけど怖い人がいるかも」「朝から晩まで働かされるのかな」なんてイメージがあったんですよ。
でも『ビデオdeはんど すすきの校』に入社して、いい意味で拍子抜けしました。上司や先輩、キャストさんに至るまで普通の人ばかり。それが、僕みたいな業界に入ったばかりの人間には、すごく心地よくて。

――社風が合っているんですね。

しかも実働は8時間。働き方に関しては、むしろホワイトだと思いましたね。
それと、もう一つ感じたことが。やりたいことができる環境が、ここにもあったんだなって。

――というと？

このお仕事って、女の子が表舞台に立って売上を作ってくれるわけじゃないですか。僕たちスタッフは、それを陰ながらサポートする役割。これってまさに……。

――“縁の下の力持ち”。

そうなんです。それに気づいてからは、今まで以上にキャストさんに積極的に声を掛けるようにしました。そうすると「もしかしたら、今日は体調が悪いのかな？」とか、些細な変化にもすぐに気づけるようになって。最近はキャストさんのほうから話しかけてくれることも増えて、ちょっとは認めてもらえたのかなと感じられるのが、めちゃくちゃうれしいんですよね。
収入を求めて入った会社で、こんな風にやりがいも見つけられた。あとは昇格を目指して精進するのみですね。

――やはり、上を目指したい？

はい。ゆくゆくは店長になりたい。というのも、役職がつくと、給料もドンと上がるらしくて。どうやら、3万円どころじゃないってウワサなんですよね。
……って、なんか、お金の話になっちゃってすみません（笑）。でも、せっかくならお金もやりがいもどちらも欲しい。それが叶えられる場所にいるからこそ、貪欲にがんばっていきたいですね。そのために、まずは目標を達成する。

――それは？

脱、70点（笑）。

――詳しく聞いてもいいですか？

僕、何をするにしても70点くらいの力は発揮できるタイプなんです。ただ、それ以上がないというか、「これが得意」って胸を張って言えることがなくて。だから、働きながら得意分野を増やしていくことが、次のステップにたどり着くための一歩になるはず。
やっぱり店を任せてもらう存在になるためには、平均90点。……まではいかなくても、せめて平均80点くらいにはなっておきたいですよね（笑）。