Candy×Candy (キャンディ×キャンディ)

埼玉(西川口・川口

風俗ワーク(ソープランド

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Candy×Candy (キャンディ×キャンディ)

鈴木さん 41

店舗スタッフ

年収530万円以上

勤続年数04ヶ月

思いきって飛び込んだ夜の世界。四十路の新人が新たな舞台に求めたものは、安定よりもやりがい

先行きへの不安と借金の返済が引き金となって出版社を退職。“思いきって”飛び込んだのは、夜の世界

――ご出身は?

茨城県です。すごくのどかな田舎町でのんびりと育ちました。これといった特技もなく、我ながら全然目立たない少年だったと思います(笑)。
それでも勉強だけは割とできたので、高校卒業後は東京の大学へ進学することに。ちなみに専攻は教育学部。教師を志望していたのが理由ですね。

――勉学に打ち込んだと。

それが全然(笑)。都会の誘惑には勝てず、遊びほうける毎日でした。昼まで寝て、夕方からはアルバイト、その後は友達と朝まで飲んで、また昼まで寝る。4年間、ずっとこんな生活だったので、留年スレスレで卒業するのがやっと。もちろん、教員免許も取れずじまい。まあ、今となってはいい思い出ですけどね(笑)。

――大学卒業後は?

主に法律、環境、福祉などの専門書を扱う出版社に就職しました。扱う分野は特に興味がなかったけど、書籍の企画編集という仕事になんとなく魅力を感じていたもので。
実際、仕事は楽しかったですよ。どんどん意見を言い合える職場環境だったし、上司もそれを積極的に取り入れてくれましたからね。ただ、次第に出版業界が下火になってきちゃって……。中央官庁とか自治体などのつながりが強く、いわゆる“なあなあの関係”で食えてたこの出版社でさえ例に漏れず。これまでのようにいいと思えるものを好き勝手やれなくなったことに加え、先行き不安で給料が上がる見込みもなかったので、28歳のときに思いきって転職を決意したんです。

――転職先は?

川崎のソープランドです。

――本当に思いきりましたね(笑)。

ここだけの話、出版社時代に3ケタほど借金をつくってしまいまして(笑)。遊ぶ金欲しさのカード地獄というやつです。で、借金返済のために「寮付き」「高給」で考えたら、もう風俗業界しか思い浮かばなかった(笑)。
もちろん、業界に対して多少の不安はありましたよ。でも、背に腹は代えられない状況でしたからね。

思いのほか楽しかった接客業。借金完済で一旦は離れるも、“稼ぎを求めて”再び夜の世界へ舞い戻った

――実際に働いてみての感想は?

これが思いのほか楽しかった。お客様にその場で商品を提供し、よくも悪くもダイレクトに反応が返ってくる。満足してもらえればまた来てくれて、そのうち人が人を呼んでお客様が増える。そうして店の売上が増え、女の子やスタッフの給料も目に見えて上がっていく……。とにかくすべてがわかりやすい“接客業の醍醐味”ですね。
それにここは、今でこそ有名店ですが、自分が働いてた頃はまだオープンして間もない時期。みんなで知恵を絞って新しいことはどんどんやっていこうという方針も魅力的でした。そういった理由で、結果的には2年ほど勤めていたのかな。

――なぜ辞めることに?

辞める少し前に借金を完済したから(笑)。仕事に対して不満はなかったけど、このときはあくまでも借金返済のためと割り切っていたもので。
その後は塾の講師を始めました。もともと教師志望だったからか、仕事自体は割と楽しかったですね。ただ、とにかく給料が安かった。非常勤講師とか、個人契約とか、何軒か掛け持ちをしなければやっていけない状況。結局7年ほど続けましたが、一向にお金が貯まらず風俗業界へ舞い戻ることに(笑)。

――もともといた店へ?

場所は同じ川崎でしたが、最初とは別の老舗店でした。
そこは個人経営の店で、とてもアットホームな雰囲気。前と違って借金があったわけでもないし、いい意味で気楽な気持ちで働けましたね。まあ、2年で辞めちゃうんですけど(笑)。

――思ったような金額を稼げなかった?

いえ、給料面での不満は特に。でも、あまりにも老舗過ぎて、なんというか、物の考え方が古いんですよね。基本的にはオーナーのワンマン経営だったし。
しかも、40歳の自分がずっと若手扱いなのもキツかった。ヘトヘトになって部屋の掃除を終えて戻ると、受付ではスタッフのおじいちゃんたちがひたすら談笑。そりゃ「あんたらもたまには働け!」って怒鳴りたくもなりますよ(笑)。
とまあ、そんな理由で退職。その後、『Candy×Candy』に入社したというわけです。

夜の世界で求めたのは安定よりも“やりがい”。信頼を得られるスタッフを目指し、日々奮闘する四十路の新人

――『Candy×Candy』を選んだ理由は?

一番の理由は新しいお店だったこと。新店と老舗店、どちらも2年間勤めたけど、ガチガチなルールがない新店のほうが性に合ってると思いましてね。自分らのがんばりで店が大きくなっていくという、やりがいも魅力的でした。
それともう1つ。40歳を過ぎてた自分を、快く受け入れてもらえたのが何よりもうれしかったですね。

――経験は活かせた?

実は、入社当初にすごく戸惑いましてね。というのも、これまで自分が働いていたのはどちらも高級店で、『Candy×Candy』は俗にいう大衆店。とにかくスピード感が違った。
高級店は120分サイクルで流れることが多いんですが、うちは最短の40分サイクルが基本。絶えずお客様が動き、女の子が動き、スタッフも動いてる。そんな中でも、お客様の顔をしっかり覚えなくてはいけないし、案内する女の子の個性や特徴も把握しておく必要がある。この流れの速さに、最初はなかなかついていくことができませんでした。なので、お恥ずかしい話、慣れてきたのはここ最近(笑)。

――今後の目標は?

現在は主に接客を担当していますが、まだまだ先輩スタッフのほうがお客様から頼られるケースが多い。なので、早くお客様から信頼を得られるスタッフになるのが目標ですね。
あとは、みんなで一丸となって『Candy×Candy』を盛り上げること。そして、いつかは多店舗展開ができればいいなって思っています。

――未来の後輩へメッセージを。

うちは女の子と同様に、スタッフに対しても個性を活かした指導を行ってくれる。例えば、パソコンが得意ならホームページ関連の仕事を、未経験ならまずは掃除などの裏方業務を、といった具合です。自分も高級店での経験を買われて、入社時から接客を任せてもらいましたからね。だから、経験者、未経験者問わず、とても働きやすい環境だと思いますよ。
それに、スタッフの年齢も20代から50代までと幅広いので、どなたでも普段の話題に事欠かないのもいいところ(笑)。

――プライベートでの目標は?

結婚も考えていないし、今は仕事のことで頭がいっぱいだし、これといって特にないんです……。
強いて言うなら、ずっとグループ推ししている某アイドルを、もっと売れるようにオタク一丸となって応援することかな(笑)。
写真・記事:メンズバニラ編集部

店舗スタッフ

鈴木さん 41

年収530万円以上

勤続年数04ヶ月

茨城県出身。大学卒業後に出版社へ就職するも、ひょんなきっかけで風俗業界に足を踏み入れる。その後、7年間の塾講師の仕事を経て、再び夜の世界へ舞い戻った。現在は『Candy×Candy』で主に接客担当として奮闘している。
趣味はアイドル番組の鑑賞。某グループの大ファンだが、特定のメンバーを応援する“単推し派”ではなく、グループ全体を応援する“箱推し派”とのこと。

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