PROFESSIONAL
INTERVIEW
37
株式会社軍鶏
店舗スタッフ
嘉村さん 24歳

笑いも1つの評価基準。不器用な若者が夜の世界で手にした、新しい自分

笑いも1つの評価基準。不器用な若者が夜の世界で手にした、新しい自分

株式会社軍鶏

店舗スタッフ
嘉村さん 24歳
年収
600万以上
勤続年数
1年0ヶ月

日本人の父とフィリピン人の母との間に生を受け、10代の多感な時期を千葉県で過ごす。現在は『ラブゲーム~LOVE GAME~』にて副主任として活躍中。
休日にはジムで筋トレに打ち込むなど自分磨きを忘れない男前だが、英語とタガログ語を日常会話レベルで使いこなすなど、語学力も◎。

経済難から学校中退。リハビリを兼ねて始めた“チラシ配り”が縁で、夜の世界に飛び込んだ

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――彫りが深い男前の顔立ちですが、ご出身は南のほうですか?

よく言われるんですけど、千葉県出身ですね。母親がフィリピン出身で、僕はハーフなんです。今は「顔が整ってる」って褒めていただけることも多いんですけど、小学生のときは「ガイジン」って言われたりして、辛いことも結構ありました。

――学生時代は何を?

高校を卒業して、語学系の大学に進みました。僕が5歳くらいのときに両親が離婚してからずっと2人で暮らしていたのに、母が何を言ってるのかわからなくて。
母と友達がタガログ語で話しているのを聞くと、「喧嘩してんのかな」って思うぐらいでした。それで「母と同じ言葉で話ができるようになろう」って考えたのが進路を決めたきっかけですね。
学校には、新聞奨学生として新聞配達の仕事をしながら通ってました。でもそれだけだと学費が足りなくなって、2年生からは同じ学校法人の語学専門学校に編入。上野のカラオケ店でのバイトも増やしたんですけど、それでも学費の工面ができなくて、結局中退することになりました。

――進学に際して、親御さんは無関心だった?

そうですね(笑)。「俺、タガログ語やってるんだよ」って言っても反応は薄かったです。
でも学校で一生懸命勉強していたおかげで、タガログ語だけじゃなくて英語も日常会話くらいはできるようになったんで、中退はしたものの当初の目的自体は達成できたのかなと思います(笑)。

――現在の会社に入社したきっかけは?

中退後も2カ月だけ新聞配達とカラオケの掛け持ちを続けて、お金を貯めてから上野に引っ越しました。2年くらいそのままカラオケのバイトだけで生活してたんですけど、趣味のスノーボードで腰の骨を折っちゃって。リハビリのためにチラシ配りの仕事を始めたのがこの世界に飛び込む入り口でしたね。階段の上り下りが多いカラオケよりも、立ちっぱなしの仕事のほうが腰への負担もまだ少ないかなって。で、チラシの配布元が今の職場の系列店で、社員の方から「一緒にやってみないか?」って声をかけてもらったっていう。
当時付き合っていた彼女に反対されて結局ケンカ別れになって、その勢いで「やってみるか」と。チラシ配りを始めて2カ月目くらいの出来事でしたね。

女性への接し方がわからない。人の表情を“意識的に観察する”ことがリアクションに説得力を持たせた

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――実際に働き始めてからはどうだった?

いやー、大変でしたね(笑)。会社勤めをしたことがなかったので、礼儀とか常識の部分が特に。
接客業って部分では同じだけど、カラオケ店はマニュアル通りの接客って感じなんですよ。あくまでバイトだったのもあると思うんですけど「この場合はこう言えばいい」っていうのがあって……それこそ「フードやドリンクの提供のときは敬語を喋る」みたいな。この仕事は、いろんなお客様が来て、状況に応じた対応が求められるので慣れるまでは大変でした。
あとはすごく寝坊癖があったんですよ。カラオケのときは遅い時間のシフトに入っていたせいで、その生活リズムから全然抜け出せなくて。1カ月に1回なら何も言われないと思うんですけど、最初の頃は3日に1回っていうペースで遅刻していたので、よく叱られてましたね(笑)。

――ほかに苦労したことは?

あとはキャストへの対応ですね。僕、こう見えても結構恥ずかしがり屋で、女性が苦手なんです。

――モテそうなのに?

恋人だとか、恋愛対象になったらまた別だと思うんですけど、異性にどう接すればいいかわからないんです。“親密になりたい人”か“ただの顔見知り止まり”みたいな、すごく極端なんですよね。でも店で働いてくれているキャストに対しては、恋愛対象ではないけど適度に親しくして信頼関係を築かなければいけないじゃないですか。難しかったですよね。

――あまり人に興味がない?

別にクールぶってるわけじゃないんですけど、人に対する興味がもともと薄いほうでボーッとしてることが多くて。だから反応も薄いんですよね、たぶん。
いかにわざとらしくないリアクションをするかっていうのが本当に大変でした。最初は露骨に作った感が出すぎて、すぐにバレて、キャストからは「いや、絶対思ってない」とか「薄っぺらい」とか言われてましたね(笑)。

――今は改善されている?

自分が狙った通りにできてるかはわからないですけど、最近はテレビドラマだとかアニメを参考にして、そっくりそのまま登場人物と同じリアクションをするようにしています。今まで全然意識してなかった“人の表情”を注意して観察することで、「全然思ってないでしょ」って言われる頻度は下がってきたのかなとは思いますね。

真面目な人柄とのメリハリを活かす。“笑いのスキル”を強化していつかは店のムードメーカーへ

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――そんな苦労を経て、現在は副主任へと昇格。

入社して半年で昇格させていただきました。カラオケのバイトと比べて倍以上の給料をもらえるようになったので、お酒を飲みに行くのが楽しくなりましたね。「これは高いから注文できない」なんてことを考えなくていいって、本当に素晴らしいなと思ってます(笑)。

――昇格の要因としては?

先輩たちがすぐに手を差し伸べてくれるんですよね。「これどうやるんですか?」って聞くたびに嫌な顔をしないで「こういうふうにやればできるよ」って教えてくれて。それを実際にマネしたらうまくいくようになって、いくつも結果を出せて、それを評価してもらえて、みたいな感じですね。
あとは声を出して笑えるようになったことも大きな要因かもしれません。

――笑いが鍵を握っている?

面接をたくさんやってキャストを定着させたり、精神的なケアをしたり、雰囲気作りの部分が一番評価されるんですけど、どれも“笑い”が直結するんですよ。入社したての僕は話題を振られてもまったく無反応で、そもそもトークも面白くなかったので、キャストにポカーンとさせてしまうことが多くて。
だから自分なりにどうしたら面白くなれるのかを研究して、トークスキルがなくても笑いが取れるように一発芸の持ちネタを増やしました。オカマ芸とか、筋肉芸とか(笑)。
おかげで先輩から「面白くなったな」とは言われるようになりました。入社当初は本当に頭が堅かったんでしょうね。メリハリじゃないですけど、真面目一辺倒だったところにちゃんと面白さの要素も入れられるようになったっていう感じです。

――元来の真面目な部分が役立つ場面もあるのでは?

「こういうときどうしたらいいですか?」って悩んでいるキャストに対して「こうしてみたら?」みたいな、相談に乗る場面では役立ってるのかな。
真面目なアドバイスをしてキャストから「おかげで稼げるようになりました」って言われるのもうれしいし、やっててよかったと思えますよね。

――今後の目標は?

やっぱりみんなが笑っていられる明るい雰囲気の職場が一番だと思うので、いつかは店を引っ張るムードメーカーになりたいです。
一発芸だけに頼らないで笑いを取れるようになることが当面の課題かな(笑)。
写真・記事:メンズバニラ編集部

会社情報

週休2日制!!誰でも月給40万円~スタート!!デザイナー同時募集!!
株式会社軍鶏
職種 ナイトワーク/店舗型
地域 東京都・上野

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