独占インタビュー！クラブFG（FG系列）｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――黒田さんは2回目の先輩インタビューご出演ですね。

はい。前回はたしか『クラブFG』のスタッフになった頃だから、約3年ぶりかな。あれから結構立場が変わっちゃったので、あらためて出演してみるのもいいかなと思いまして（笑）。

――立場が変わったとは？

現在は『クラブFG』を含む、3店舗の統括マネージャーを任されています。それにしても、まさかこんなに長く『フィーリングループ』にお世話になるなんて考えてもみなかったな（笑）。

――もともと黒田さんは『フィーリングループ』のキャストとしてご活躍を。

そうですね。震災の影響で抱えてしまった父親の借金を返すため、別の風俗店でキャストとしてのキャリアがスタート。その店舗が閉店してしまい、次はどうしようかと考えてたときに声をかけてくれた『フィーリングループ』。一心不乱に働いた結果、2年連続でグループのナンバーワンになったという輝かしい歴史（笑）。葛藤や不安や大変なこともたくさんあったけど、今となってはキャスト生活もいい思い出です。
そして、父親の借金完済を機にキャストを卒業。「借金返済のため」という緊張の糸が切れてしまい、目標を見失っていた私をスタッフとして迎えてくれたのが33歳の夏。そこから今では統括マネージャーに……。これ、小説とかにしたら売れそうじゃないですか（笑）。

――（笑）。現在の役職にはいつ頃？

前任者の異動にともない、今年の1月に拝命を。打診されたときは、正直、びっくりしました。だって、いきなり3店舗の責任者ですからね。でも、「やってやるぞ」って感じで二つ返事だったけど。

――管理職の経験はあった？

あるわけない（笑）。キャストになる前は5年ほど編集プロダクションで働いてたんですが、そのときだって平社員。ましてやキャスト時代なんて、借金返済のこと以外は眼中になし（笑）。
ただ、グループ自体には長く勤めていたので、いつしか後輩やキャストから頼られる存在になっていったのは自分でも感じてはいましたね。

――抜擢された理由は“頼られる存在”だったこと？

多少はあるかもしれません。ちなみに私が見ている店はどれも店舗型で、立地的にもすごく近いんですよ。だから、以前から各店舗のスタッフやキャストとはコミュニケーションが取りやすかった。それで自然と本来の私の姉御肌の部分が浸透していったんだと思います（笑）。とにかくこの業界は、スタッフとキャストとの関係性が大事。そういう意味で、私がキャストの立場もスタッフの立場も知っていたことが抜擢の理由になったんでしょうね。
あとはフットワークの軽さと、使い勝手がいいところかな（笑）。

――というと？

うちの場合、土日祝日だと、営業時間は朝の6時から夜の12時。だから、お店を閉めるのは夜中の2時くらい。その中で、Web関係だったりお客様関係だったり、大小にかかわらずいろいろなトラブルはどうしても起こってしまう。そんなとき、いつでも対応できたのが私だったというわけです。
明け方のキャストからの相談にもずいぶん乗ったなあ。なにせ、頼られるとがんばっちゃう性分なので（笑）。

――それは統括マネージャーとなった今も？

ええ。キャストがらみの案件はなんだかんだで私のところにくることが多いかな。やっぱり、私が元キャストなのは安心感があるんでしょうね。エステの講習なんかも私がやってるからなおさら（笑）。
そのかわり、それ以外のところではみんなに助けられっぱなしですけど。

――例えばどういったところで？

それはもう、店舗を運営するスキル的な部分全般（笑）。当たり前だけど、運営者として売上は使命。そのための店舗イベントなんかも企画するんですが、私が初めて企画に携わった去年の「ハロウィンイベント」は今でもネタにされるほどの大コケ。本当にあのときは、会社にもスタッフにもキャストにもただただ平謝りでした（笑）。
それでも上司は、「責任は取るから、黒田の思うようにやってみろ」と言ってくれていて。だから今は、経験とか関係なく、みんなで物事を考えることがほとんど。そうすることで、私自身も“気づき”があるし、刺激にもなっています。
うちは風俗業界未経験で入社したスタッフばかり。でも、みんなすごくがんばりやさんで、スキルアップもすごく早い。やっぱり私が店舗責任者としてはイマイチ頼りないから、みんな「自分がなんとかしなきゃ」って思っているのかな（笑）。

――話はかわりますが、最近、ドラマに出演したとお聞きしました。

よくぞ聞いてくれました（笑）。某お笑い芸人が主演で、実在の風俗店をテーマにしたCSのドラマがありまして。で、横浜の風俗店にグループ店が選ばれたんです。それに店長役として私が出演。お客様と店員のリアルなかけひきを演じられたかなと思います（笑）。

――それはすごい！

制作サイドからは直接店にオファーがきたので、すぐに上司に許可をもらいにいきました。そしたら「いいじゃん」とあっさり（笑）。うちは失敗を恐れずにトライしてみるという方針ですから、モチベーションも上がりますよね。
とにかくグループ発展のためなら、今後も身を切っていく所存です（笑）。

――それほど『フィーリングループ』に恩を感じていると。

恩というか、単純に私はこのグループが大好き。それはキャスト時代からずっと。だから、どんなに困難な場面に出くわしても、苦に感じたことは一切ないです。大好きなみんなとなら、きっと乗り越えていける。そう信じてがんばっています。

――それでは、黒田さんの今後の目標を。

繰り返しになりますが、『フィーリングループ』をもっと大きくしたい。そのためには、スタッフ、キャスト、みんなの力が必要です。1人ひとりが気持ちよく働ける環境をつくることはもちろん、人材育成にも力を入れていきたいなと考えています。
あとは、私自身の成長もですね。最近は、少し冷静になることを覚えました（笑）。

――（笑）。プライベートの目標は？

前回インタビューを受けたときにも話したんですが、いつかはキャストのセカンドキャリアを応援するような仕事をやってみたいなと。私自身がそうだったように、目標を達成して卒業したキャストって、急に抜け殻のようになって自分に自信が持てなくなったりするものなんですよ。私はたまたま『フィーリングループ』に助けられましたけど、ズルズルとキャストを続けてしまう子も多いのが事実。だから、なんとかそんな子たちの自立を支援できたらいいなって。まあ、まだまだ先の話ですけどね。

――根っからの姉御肌。

でも、私だって誰かにすがりたいときもあります。すみませんが、プライベートの目標に「結婚すること」を追加しておいてください（笑）。