独占インタビュー！もしも優しいお姉さんが本気になったら・・・｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――幼少期の頃のお話を。

1人でいるのが好きな大人しい子（笑）。兄がいるし、仲のよい友達もいましたが、大人数でワイワイやるよりも少ない人数で遊ぶのが好きでしたね。
中学、高校とも勉強に一生懸命になるわけでもなく、これといった夢や目標が見つからないまま、なんとなくで日々を過ごしていました。

――マスコミ、メディア関係の専門学校卒とお聞きしましたが。

それも本当になんとなく（笑）。“メディア”とか“ライター”とか、クリエイティブでおもしろそうだったから勢いで入学したんですが、これがけっこうキツかった。

――というのは？

専門学校でモラトリアム期間を過ごそうという人は少なくて、周りとの温度差がすごかったんですよね。やる気も目標もないのは自分だけで、周りにはどんどんと置いていかれる状況。
しかも、雑誌の仕事を想定した紙面構成やデザインの授業があったんですが、それってけっこうその人のセンスによるところが大きくて。ほかの人の作品を見るたびに「ああ、自分には向いてないんだな」と痛感しちゃいましたね。
なんとか卒業はできたけど、到底プロとしてやっていく自信がなくて、そのままフリーターに。

――焦りは？

焦りは、はい……。いいところの大学に行ってる友達も多い中、僕は専門学校卒で、就職できる選択肢も狭まっていましたから。
これまで本気で打ち込めるものにも出会ってこなかったし、自己主張をすることもなかった。正直、本当に自分に自信が持てなくて、なんとなくで生きてきました。ただ、フリーターとして過ごすのにも限界があるし、さすがにヤバいと感じて、経歴不問で働ける仕事をいろいろと探しはじめたんです。
で、どうせやるなら周りの人とは違うようなことがしたいなと思って見つけたのが、新しくできたソープランドのアルバイトでした。

――風俗業界への不安などは？

客としても利用したことがなかったので、不安半分、期待半分くらいだったかな。実際は女性の方が面接官で、会話する感じの気さくな面接をしてもらったのですごく気が楽でした。
アルバイトでは部屋の清掃や、お客様を待合室にご案内するのがメインの仕事。なにか特別にすごいことをしているわけではなかったけど、これまでにはないおもしろさを感じられたのが大きくて、長く続けられそうだなと思いましたね。

――これまでにないおもしろさとは？

いろんなお客様やキャストさんと話すうちに、風俗業界に関わる人の生き方に興味が出てきたんです。この業界って自分にはない魅力を持ってる方が多いから、それがすごく刺激的で。
前までだったら、他人に対して興味を持つこともなかったかなと思います。でも、店に入ってなんとなく自分が変わっていくのを感じたんです。

――なにかきっかけになることがあった？

一番大きかったのは、尊敬できる先輩と出会えたこと。すごく男らしい方というか、とにかくスケールが大きくて、カッコよくて。誰とでもすぐに打ち解けられるし、自然と周りに人が集まってくるような、自分とは真逆な人（笑）。その先輩の行動を見習ってみたのがきっかけかなと。

――先輩のどのようなところを尊敬している？

いろいろありますが、やっぱり1つひとつの仕事ぶりを細かくよく見てくれるところでしょうか。自分が意識してなかったことまで褒めてくれるんですよ。
例えば清掃なら「隅々までキレイにしてくれてありがとう」とか「いつもあいさつしてくれるよね」とか。単純なことなんですけど、僕にとってはすごくうれしくて。
フリーターの頃は、褒められることもなければ、なにかミスをしてもそこまで本気で咎められることもなかった。緩い働き方ができる場所といえば聞こえはいいですけど、自分のことをどう評価してくれてるのかもわからないから、「本当に自分は必要な存在なのかな？」って余計に自信を失ってしまって。どんどん人間関係も希薄になっていきますし、すぐに辞めては次の仕事を探すというのを繰り返していました。
でも、先輩は本当に真剣に接してくれた。だからこそ、仕事もどんどん楽しくできるようになって、今でも続けられているんだなと思います。

――そこから現在の店にはどういう経緯で？

それも実は先輩がきっかけで。アルバイトとして1年ほど働いていたときに、先輩が横浜の店に行くことになって。で、「今度は正社員として一緒に働いてみないか」と誘ってもらったんです。生まれて初めて誰かに必要とされたみたいでうれしかった。
その後、さらに1年ほどしてから、今の『もしも優しいお姉さんが本気になったら・・・』にうつってきたというわけです。

――アルバイトから正社員に変わってなにか変化は？

任せてもらえる仕事内容は大きく変わりましたね。今では店で行うイベントを企画したり、女の子の撮影やホームページの更新までいろいろとやれることも多くなったかな。
ただ仕事が増えた分、やっぱりミスは多くなってしまって。最初のうちは何回も同じミスを繰り返しては、かなりへこむことも。何度も逃げ出したくなったし、きっと昔の自分だったら立ち直れずにそのまま諦めて、辞めてしまっていたかもしれないです（笑）。

――どのように乗り越えた？

乗り越えられたのも先輩の存在（笑）。なにに対しても説得力があるというか、「きちんと評価してくれてるからこそ、自分のために叱ってくれてるんだ」と思えたんです。そうやって少しずつそれが自信に繋がって、「この先輩の元で、もうちょっとがんばろう」って。まあミスして叱られるのは変わらないけど（笑）。
でも、真面目に仕事したことは評価に直結するから、最近は微力ながらも店に貢献できているなと感じて、それが自信になっています。だから、今ある目標を持てるようになって。

――その目標とは？

役職者になることです。『もしも優しいお姉さんが本気になったら・・・』に異動してからもうすぐで1年が経つので、そろそろ打診がきてほしいなと（笑）。役職者になれば、店に貢献できることももっと増えると思うし。
あとは、やっぱり先輩のようなカッコいい上司になりたいです。いつか後輩ができたら、積極的にコミュニケーションを取って、きちんと見てあげたいなと思ってます。それがその方のモチベーションや自信に繋がるのは、僕自身が一番わかっているつもりなので。

――では、どのような後輩に入ってきてほしい？

この仕事ってスタッフ同士も、女の子ともチームワークが大事だなと感じています。1人で黙々と仕事をこなす方よりも、どちらかというと、みんなで協力しあって一緒に店を盛り上げてくれる方が向いているかなと。
目標も自信もなかった自分がここまで変われたのも、この業界に入って尊敬できる人に出会えたから。昔の自分のような境遇の方、現状を変えたいと思っている方がいらっしゃったら、ぜひ応募してほしいです。