独占インタビュー！THE PREMIUM｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――これまでの経歴を。

もともと片田舎の出身で、自然豊かで飯なんかはうまかったけど、子どもの頃からずっと東京への憧れがありましてね。
やっぱり東京って華やかだし、遊ぶところにも不自由しないじゃないですか。それに、“東京で一旗上げたい”って思いもあったし（笑）。もちろん、地元が嫌いってわけではないですよ。

――実際に地元を出たのはいつ頃？

東京に行きたいというのはなかなか親に言いだせず、なにをするにもお金がいるということで、高校卒業後しばらくは地元の居酒屋で働きながらお金を貯めていました。
そんなとき、神奈川出身の先輩が地元に帰るタイミングで、僕も居酒屋を辞めて一緒にそのまま神奈川へ。そこで先輩の家に居候させてもらったという（笑）。
それが22歳くらいだったかな。なんだかこのままだとずっとダラダラと地元にいる気がしたから、家出同然で飛び出しましたよ。もう今しかないなって。

――それは思いきりましたね。

そういうことができるのは若いうちだけじゃないですか。で、まずは神奈川でキャバクラのボーイをすることに。
ただ、終電のなくなる夜中まで働いてから朝帰りして、その日の夜にまた出勤の繰り返しがなかなかキツくて。加えて、ゴタゴタとした人間関係も相まって半年ほどで辞めてしまったんです。

――その後は？

いつまでも先輩のところでお世話になっているわけにもいかないので、東京で住み込みができる仕事を必死に探し始めました。
結果としては、東京にある会社で事務として就職が決まったのですが、すぐに名古屋に飛ばされてしまって（笑）。

――神奈川よりも離れてしまったと（笑）。

そうなんです。そのあとも結局、いろいろな仕事を転々。勤務地はいずれも静岡や大阪など、憧れの東京での生活への道は遠かった……（笑）。
それでも、地元で過ごしているよりかはマシかなと思いながら、朝から晩まで仕事をする日々。ただ、この頃から都市部ではどんどんとコロナがまん延し始めて、自分の仕事もなかなか立ち行かない状況に。
いよいよ緊急事態宣言が出るぞってタイミングで地元に戻ろうと決めたんです。

――地元に戻ってからのことを。

戻ってはきたけど、とにかく仕事をしないと飯も食っていけない。幸い、当時の地元はそこまでコロナの影響を受けていなかったので、とりあえずって気持ちでデリヘルで働きはじめました。

――風俗業界で働こうと思ったきっかけは？

やはり、高収入で日払いという点が決め手でしたね。
どの時期でもお客様が途切れることがなかったから、「この業界って予想以上にすごく盛り上がっているんだな」と思ったら、どんどんと仕事にものめり込んでいって。

――当時はどのような業務を？

風俗ってけっこうワンオペで回している店が多いと思うんですが、ここも例に漏れず少数精鋭の店でして。ドライバーとして入社したけど、1人でなんでもこなせないとやっていけないので、受付業務からホームページの更新まで、一通りの業務を。それでも、今までの事務の仕事よりずっと楽しかったし、刺激も感じていました。
そんなこんなで、気づいたら半年ほどで店長に（笑）。といっても、ドライバーもやるし受付も担当するし、ほとんど変わらなかったのですが。

――それでもすごいじゃないですか。

でも、その代わり給料もまったく（笑）。その店は固定給ではなく、店長でも時給換算で仕事をしていたので、さすがに給料面には不満がありましたね。女の子やスタッフの管理とか、大変な作業が増えたのに。
で、2年ほど経って、コロナも少しは落ち着きをみせ始めたときに、“地元を出たい”って気持ちも再燃。思いきって上京を。

――いよいよ憧れの東京生活が。

いや、次に転職をしたのが『グループアージュ』。なので、東京からちょっと離れた川崎のほうで、がんばっています（笑）。

――（笑）。入社の決め手は？

風俗業界ってなんだかんだでなくなることはないと思うから、次も働くなら風俗業界だなとは決めていました。
『グループアージュ』は収入面も申し分なかったですし、ボーナスだってもらえる。なにより福利厚生がすごくしっかりしている点もよかった。実は別の会社の面接も受けていて、比較するわけではないですけど、そういった待遇面が大きかったですね。

――入社して3カ月、現在のお仕事は？

部屋の掃除や、先輩の接客を学んだりしています。
ウチでは経験、未経験を問わず、最初はきっちりと研修で仕事の仕方を教えてくれるんです。同じ業種でも店によってやり方はガラッと変わるものだし、業種が異なればなおさら。だから、まだフロントにさえ立てていません（笑）。
まあそんな感じで、ソープとデリヘルだと自分が思っていた以上に仕事の違いがあるので、いまだに失敗することも多くて。なかなかに大変だなと。

――どのような部分が？

例えば部屋の掃除は、人気の女の子だともう矢継ぎ早に行わないとクレームに繋がってしまう。丁寧にセットしつつ、スピードも意識しないといけないこととか。
あとは、ソープは対面接客が基本。フリーで来店されるお客様と心からのコミュニケーションを取っていくのは、まだまだこれからの課題だと思っています。
そんな毎日ですが、前職のデリヘルでは作業をとにかく覚えて、どんどんとこなしてと、目まぐるしく仕事をしていたし、そういうものだと思っていたので、きちんと研修をしてくれる今の環境はうれしいですね。

――今後の目標などはありますか？

『グループアージュ』のモットーは、高級ホテルのようなおもてなしを提供すること。自分はまだまだそのレベルに達しているとは思っていませんから、まずは目の前の仕事をこなして、先輩のお手伝いではなく自分がメインでフロントに立ちたいです。

――もし後輩が入るとしたらどのような方がうれしい？

正直、自分も入社したばかりなので後輩といってもピンとこなくて（笑）。
ただ言えるのは、楽しくも切磋琢磨できる同期が入社してくれると自分にも刺激になりますね。
もちろん大変なこともありますが、研修もしっかりしているので、意欲のある方なら問題なく仕事に慣れると思います。コミュニケーションなんかは、働きながら学んでいけますから。

――ちなみに、東京で一旗上げるという野望は？

今は、仕事をこなすことで精一杯なので考えてはいません。
でも、子どもの頃からの夢だったし、将来的には東京で自分の店を持ちたいという気持ちはちょっぴりありますね。果たしていつになるかわかりませんが（笑）。