独占インタビュー！熊本大人女子のちょっとHな専門店｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――前職は何を？

高校卒業後、自動車メーカーの製造工場に就職しました。小さい頃からクルマとかバイクとか乗り物が好きだったので、それらの生産過程に関われるのは楽しくて。特にエンジンや電気系統のパーツを組み立てる作業は、クルマづくりの根幹。そう思うと気分もよかったですし（笑）。もちろん、仕事に対しての責任も感じていたので、作業効率がアップする手順など、業務改善の提案にも積極的でした。
だけど4年目に別の工程へ異動となった途端、まったく面白みを感じられなくなってしまったんです。　

――それはなぜ？

だいぶ単純な作業を割り当てられてしまったから。もちろん、どれも大事な工程ではあるけれど、考えて仕事をするのが好きな自分にとっては、苦痛な環境になってしまいました。さらには工場長が「頭は使わなくていい。言われたことだけをやってくれ」と。これによって、作業の進め方についてのアイディアを考える楽しみもなくなり……。
なんとか3年は粘ってみましたが、悶々とする時間が長くなった挙げ句、「いつか自分が機械になっちゃうんじゃないか」と怖くなってきて（笑）。

――それは相当でしたね。

今は笑えますけど、当時は本気で悩んでました。
そんなとき、ふと思い出したのが、高校生の頃のガソリンスタンドでのアルバイト。職場での人との関わりがほとんどなくなってしまったことで、たった数カ月働いただけの接客の仕事が、急に懐かしく思えたというか。

――人恋しくなった？

そうなんです。もっと、人と話ができる人間味のある仕事がしたいな、と（笑）。で、接客業に転職しよう。それも、せっかく違う業種に飛び込むなら、ちょっとめずらしい業界でチャレンジしてみよう、という考えに至りました。

――なるほど。それで風俗業界へ？

いえ。花屋へ（笑）。

――花屋ですか？

はい（笑）。僕の周りには花屋で働いた経験のある人はいなかったし、花屋の店員は面白い仕事なんじゃないかと。特に根拠はなかったんですけどね（笑）。そうしたらこのあと、まったく予想しなかった展開になりまして。

――詳しくお聞かせください。

その花屋さん、電話のときは快く面接を受け付けてくれたのに、いざ訪問するとめちゃくちゃ慌てながら「あれ……男性の方？」って。どうやら、電話口の声から女性が来ると勘違いしたらしいんです（笑）。まあ確かに僕の声はちょっと高いし、緊張すると上ずっちゃうところはありますが……僕のほうこそビックリでしたね（笑）。
それでもちゃんと質疑応答はしてくれたものの、店が女性を採用したかったのは明白。僕は不採用を確信して店を出て、そのままトボトボと……。

――思いがけない不運でしたね。

いやいや、ここで終わりじゃないんです。この花屋からの帰り道だったんですよ、『熊本大人女子のちょっとHな専門店』がある『ハレ系』のビルに目が留まったのは。
「風俗の店員って、面白そうじゃん」「探していた仕事はこれだ！」と、もうその場から店に電話。入社にこぎつけて、現在に至るという。だからあの花屋には感謝しています（笑）。

――（笑）。入社してみていかがでしたか？

店内の清掃や雑務は問題なくこなせたものの、肝心の接客が難関でした。
うちは店舗型なので、来店されたお客様と対面で話を進めていくのですが、なんかこう、会話がうまく噛み合わないなあって、感じることが多かったんです。

――というと？

自分としては先輩たちの話し方や振る舞いをそっくりそのまま再現してるつもりでしたが、僕がやると、先輩のときとはあきらかに違う雰囲気になっていて……。ポカンとしてるお客様に気づいて慌てたこともありました（笑）。たぶん気持ちばかりはやって、空回りしてたんでしょうね。
で、悩んだ結果、熊本県内の店舗と案内所を全部回ってみることに。

――全部ですか！

はい。受付で、女の子をオススメしてもらうところまでの一通りの接客を受けてきました。利用せずに帰って申し訳なかったですけど（笑）。

――なぜ、店巡りをしてみようと？

自分らしい自然な会話で成立するスタイルを見つけたくて。そのためには、お客様の立場でリアルな会話を体験するのが一番いいんじゃないかと思ったんです。
実際、すごく勉強になりましたよ。けっこうな勢いで押してきたり、向こうからはほとんど話さなかったり……。ほんとにいろんなスタイルの接客を知ることができた。で、店に帰ったら、口調だけじゃなくジェスチャーも交えて真似してみる。

――努力家ですね。

だけど、全然似合わないものもあって。いわゆる“ウェイ系”みたいなノリはダメでした。すっごく変な感じになったので、もうやりません（笑）。
そうやって試行錯誤した結果、僕の接客は、いつも笑顔で、雰囲気は“元気”と“落ち着いてる”の真ん中あたり。今はそんな感じに収まりました。

――緒方さんのスタイルを見つけたと。

はい。あとは「お得な情報は必ず伝える」を忘れない。これは入社1年目の最初の接客で先輩から教えてもらったことですが、やっぱり一番の軸。どんなお客様がいらっしゃっても、まずは思い切って提案するように心がけています。
やっぱりね、迷っていたお客様が自分の案内で利用を決めてくれたときの達成感は、何年やってもたまらない（笑）。がんばってきた甲斐があると感じられる瞬間です。

――求めている人物像は？

うちは、やる気さえあれば誰でも歓迎。店が人を選ぶことはありません。1人ひとりの個性を受け入れてくれる環境ですから。
たとえば僕は細部までこだわりすぎる性格で、仕事を覚えるまでに時間がかかるタイプ（笑）。それでも会社は、僕のやり方を否定せず、根気よく指導もしてくれた。そして今、逆にその細かさが新人を教えるのに適していると判断して、教育係を任せてくれています。
だからまずはやってみること。そこから始まるんじゃないでしょうか。

――では最後に、未来の後輩へメッセージを。

未経験の方には僕が仕事を教えます。先輩からの「わかりやすい指導は緒方が適任」という言葉を胸に、僕の積み重ねてきた経験を活かして丁寧に伝えていきたいと思っているので、なんの心配もせず、来てくれたらうれしいです。待ってます！