「バックレ」とは、従業員が勤務先に無断で辞めてしまうことを意味する言葉です。
風俗業界では「飛ぶ」といわれることもありますが、バックレに頭を悩ませているスタッフも多いことでしょう。
頻繁にキャストがバックレてしまうと、お客さんからのクレームや信用問題に発展する可能性があります。
本記事では、キャストがバックレる理由やスタッフができること、キャストから相談を受けたときにしてはいけないことなどをご紹介します。
キャストのバックレを防止することは、お店の売上を上げるために必要な重大任務となりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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風俗嬢がバックレる理由8選
キャストのバックレが多いとお店の信用問題に関わるほか、人員が減ると売り上げにも影響が出てきます。
そのため、できるだけバックレは防ぎたいところですが、辞めたい理由を知らないまま防ぐことは難しいといえるでしょう。
ここではメンバニマガジンの独自調査で明らかになった、キャストがバックレる本当の理由を詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
恋人ができた
好きな人ができたことで、今まで何とも思っていなかった風俗の仕事が辛いと感じるキャストもいます。
「恋人以外に裸を見られるのが嫌」「好きじゃない人と性的な行為をするのが辛い」などの気持ちが生まれて、風俗の仕事を続けていけずにバックレることがあるようです。
また、恋人によっては風俗の仕事をしてほしくなくて、キャストに「お店を辞めてほしい」とお願いするケースもあります。
恋人ができたという噂を聞いたときは、そのキャストをいつも以上に気にかけておいたほうがいいでしょう。
目標のお金が貯まった
お金を稼ぎたくてキャストになる女の子は多いですが、なかには〇〇〇万円貯まったら辞めると決めているキャストもいます。
「学費のため」「自分のお店を開くため」などお金の使い道はさまざまですが、目標金額に達成すると風俗で働く理由がなくなり、お店に行くのが面倒になってバックレてしまうこともあるようです。
しかし、なかには「何となくお金を貯めたかっただけ」というキャストもいます。
そのようなキャストは辞める理由が特にないわけですから、スタッフが相談に乗ることでバックレるのを防げるかもしれません。
思っていたよりも稼げなかった
キャストはお金を稼ぎたくて風俗店で働いていることがほとんどで、稼げない日が続くと辞めたいと考えるのは当然のことといえます。
風俗の仕事では長時間待機することもあり、「半日待機したのに数千円しか稼げなかった」となると、不安に感じることもあるでしょう。
1日にどれくらい稼ぎたいかはキャストによって異なりますが、多く稼ぎたいと考えているキャストの場合、稼げない状況に対して何の対応もしないと、バックレて別の店舗に移動する可能性もあります。
稼ぎたいキャストには積極的にフリー客を回すなどし、安定して稼げる方法を考えることが大切です。
店長からパワハラを受けた
仕事を辞めた原因が「上司によるパワハラ」というのは、業界問わず珍しいことではありません。
風俗店でもキャストが店長から会うたびに暴言を吐かれ、お店へ行くのが嫌になりバックレてしまったという話があります。
特に店長を怖いと感じているキャストの場合、「お店を辞めたい」と伝えたらひどいことを言われるのではないかと考え、店長に会いたくないからバックレるというケースもあるようです。
キャスト側に怒られる原因があったとしても、パワハラや暴言は許されるものではありません。
店長のキャストへの対応が行き過ぎていると感じたときは、店長以外の役職者や、グループ店の場合は本部の職員に相談してみてください。
職場環境が改善されない
キャストによっては、お店の環境が合わなくてバックレてしまうこともあります。
たとえば、タバコを吸わないキャストであれば、事務所や待機室がいつもタバコ臭いと不快な気持ちになるでしょう。
また、店舗型のお店の場合、プレイルームのベッドやカーテンなどのインテリアが不潔だと、ダニやほこりなどのアレルギーでキャストが体調を崩す可能性も考えられます。
お店の環境についてキャストから苦情があったときは、できる限り早く改善するようにしてください。
他のキャストからいじめに遭った
風俗店によっては、待機室で複数のキャストが一緒に過ごすこともあり、キャスト同士のトラブルが発生するケースも多いです。
特に、身勝手なルールで待機室を仕切っていたり、すぐに悪口や噂話を言うキャストがいたりする場合は、トラブルが起こりやすいので注意が必要です。
いじめや嫌がらせなどのトラブルがあると、出勤するのが嫌になりバックレてしまうケースもありますので、キャストから「〇〇さんからいじめを受けている」などの相談を受けたときは、きちんと状況を確認してから対処しましょう。
精神的に病んでしまった
性的なサービスを提供する風俗は、心身ともに負担がかかる大変な仕事です。
「精神的に辛い」「風俗の仕事が合わない」などの理由から、バックレてしまうキャストも多いです。
お金を稼ぐための仕事だと割り切って働くキャストもなかにはいますが、数回の出勤でも精神的に辛いと感じるキャストもいます。
また、無理をして仕事を続けることで、ストレスによりうつ病や精神病を発症してしまう可能性も考えられます。
キャストのわずかな変化にも気づけるよう常にキャストを気にかけ、特定のお客さんが精神的な負担になっている場合はNGにすることを検討してください。
店舗スタッフの引き止めがしつこい
キャストは人間関係や金銭的な問題など、さまざまな理由で辞めることがあります。
キャストはお店にとって大切な存在なので、「辞めたい」と言われたら引き止めたくなりますが、あまりにもしつこく引き止めてしまうと、キャストは辞めたいのに辞められない状態になってしまいます。
そのような状態が続くとお店に来るのが嫌になり、バックレてしまうことも考えられるでしょう。
また、もしキャストにバックレられたとしても、暴言を吐いたり必要以上に連絡したりすることはしないようにしてください。
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風俗嬢がバックレないためにスタッフができること
キャストがバックレる理由は、人間関係や金銭的な問題などさまざまです。
しかし、なかにはお店の環境やスタッフがバックレる原因になっているケースもあります。
ここでは、バックレを防ぐだけでなく、できるだけキャストに長く働いてもらうために、スタッフができることについて解説していきます。
職場環境を改善する
働いている職場が不衛生だったり雰囲気が悪かったりすると、キャストのモチベーションは下がってしまいます。
たとえば、待機室で誰かが食べたご飯やお菓子を放置していると、嫌な臭いが部屋に充満するだけでなく、害虫が発生する原因にもなります。
スタッフはキャストが不快にならないよう、職場環境に気を配ることも大切です。
以下で、店舗型風俗店における職場環境の改善例をわかりやすくまとめました。
職場環境の改善例
・こまめに待機室やプレイルームを換気する
・待機室やプレイルームの冷暖房を適温に設定する
・待機室が薄暗い場合は適度に明るくする
・待機室に座り心地が良いイスやソファーを用意する
・待機室のイスやソファーは適度に間隔をあけて設置する
・適度な音量でBGMを流す
キャストが「このお店は職場環境が良い!」と感じればストレスが減るだけでなく、キャスト同士のトラブルが減ってお店の雰囲気が良くなるかもしれませんよ。
キャストへの細かいフォローを意識する
風俗の仕事は体力的にだけでなく、精神的にも負担がかかる仕事です。
スタッフは、キャストが不安や悩みを抱えていないか気にかけつつ、「何か困ってない?」などと積極的に話しかけてみましょう。
最初は悩みや不安を教えてくれなくても、何度か声をかけるうちにキャストが何気なく話してくれることもあります。
以下は、キャストへのフォロー例をまとめたものです。
キャストへのフォロー例
・できるだけ同じ目線で話すようにする
・むやみに怒るのではなく原因を確認する
・きちんと言葉にしてほめる
・失敗が多いときは改善できるようにアドバイスをする
・失敗して落ち込んでいるときに慰める
キャスト一人一人を注意深く見守り、悩みや不安を解決できれば、バックレるのを防ぐことができるかもしれません。
ただし、フォローする子がかたよってしまうと、「えこひいきしている!」などと無用なトラブルに発展する可能性があるので注意してください。
キャストとの信頼関係を築く
バックレは黙って辞めてしまうことですが、キャストと信頼関係が築けていれば、辞める前に相談してくれるかもしれません。
逆をいえば、誰かに仕事の悩みや愚痴を言えないと不満が溜まり、バックレにつながることがあるともいえます。
以下に、キャストと信頼関係を築くためのポイントをまとめました。
信頼関係を築くためのポイント
・キャストの悩みや愚痴を真剣に聞く
・キャストの希望に合わせてシフトを調整する
・日々の頑張りをきちんと評価する
・キャストが負担に感じているプレイをNGにする
・給料や待遇など条件を改善する
まずは、普段からキャストとコミュニケーションを取り、信頼関係を築いてください。
信頼関係がない状態では悩みを聞いても答えてくれませんし、「私が辞めそうだから声をかけてきたのかな」と思われて、逆に距離を取られるかもしれません。
そして、信頼関係が築けたら、些細(ささい)な変化にも気づけるようにキャストを気にかけておきましょう。
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風俗嬢が「辞めたい」と相談したときにやってはいけないこと
どんなに良い職場環境であっても、家庭の事情や体調不良といったキャストの事情により、「お店を辞めたい」と相談されることがあります。
スタッフに相談する時点ですでに辞める意思が固まっていることもあれば、辞めるかどうか迷っている段階ということもあるでしょう。
ここでキャストへの対応を間違えてしまうと、迷っていたキャストが逆に辞めようと決心してしまう可能性もあります。
ここでは、キャストに「辞めたい」と相談されたときにしてはいけない行動について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
しつこく引き止める
キャストから「辞めたい」と相談されたときは、まずいつから辞めたいと思っていたのか聞くと良いでしょう。
辞めたいと思った時期を冷静に思い返すことで、キャスト自身も辞めたいと思ったキッカケが明確になります。
辞めたい理由が明確になれば対応がしやすいですし、バックレるのを防げるかもしれません。
ただし、「辞める前に今後のことについて話し合おう」や「たまにでもいいから働きにきてよ」といったように、最初から引き止めることは控えてください。
自分の話を聞く気がないのかなと感じ、キャストが言いたいことを飲み込んでしまう原因につながります。
さらに、しつこく引き止めると、キャストがさらに心を閉ざしてしまう可能性も考えられます。
「辞めたい」という相談を受けるとつい引き止めたくなりますが、焦らずに気持ちをしっかり受け止めることで、逆にキャストが安心して退職を思い直すかもしれません。
脅迫まがいのことをする
バックレられるとお店として困るのは事実ですが、かといってキャストに脅迫まがいのことをしていいわけではありません。
例えば、「罰金を支払わないと辞めさせない」「お店に迷惑をかけたから賠償金を払ってもらう」などは、場合によっては脅迫罪に該当し、逮捕される可能性もあります。
脅迫罪は以下の場合に成立しますので、事前に確認しておきましょう。
電話のほか、SNSやメールの文章も脅迫罪に該当する場合があります。
また、脅迫罪にならなくても脅迫まがいのことをしたという噂が広まれば、お店を見限ってバックレるキャストが増える原因になります。
(※1)参照:e-gov法律検索「刑法(明治四十年法律第四十五号)」(参照2024.08.06)
風俗嬢がバックレないためには日々のスタッフの配慮が重要!
キャストがお店をバックレるのには、「目標としていた金額に達成した」「職場環境が改善されない」など、さまざまな理由があります。
キャストの悩みや不満に気づかない、もしくは気づいていながら放置していると、バックレられる可能性が高まるので注意が必要です。
大切なのは、キャストと信頼関係を築き、悩みや不満にいち早く気がついて解決するように動くことです。
解決が難しい問題もありますが、職場環境の改善や適切なフォローで解決できることもありますよ。
スタッフは、キャストにしっかりと気を配り、キャストが働きやすいと感じるような環境を整えることが大切です。