セクキャバとは「セクシーキャバクラ」の略称であり、キャストの上半身のみおさわりができるキャバクラのことをいいます。
気軽にセクシーなドキドキ感を楽しめることで人気が高いセクキャバですが、そこにはキャストとお店を支えるスタッフの存在が欠かせません。
そこでこの記事では、セクキャバとはどんなお店なのか、スタッフの仕事内容や給料事情など、セクキャバスタッフについて詳しく説明します。
セクキャバやナイトワーク業界のスタッフに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

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セクキャバとはどんなお店?
セクキャバとはどのようなサービスを提供しているお店なのでしょうか。
ここでは、セクキャバのサービス内容や種類、営業時間などを解説します。
セクキャバのスタッフとして働く前に、基礎知識をしっかり頭に入れておきましょう。
主なサービス内容
まずは、セクキャバと一般的なキャバクラの違いを紹介します。
セクキャバ | キャバクラ | |
目的 | キャストへのおさわりや体の密着を楽しむ | キャストとのおしゃべりやお酒を楽しむ |
キャストの衣装 | ベビードレスやコスプレなど露出度が高く脱がせやすい服 | 華やかなドレス |
お触りのルール | 上半身へのおさわりはOK | おさわりは禁止 |
セクキャバとキャバクラの一番の違いとして、キャストの上半身におさわりができる点が挙げられます。
一方で、セクキャバとキャバクラには共通点があります。
それは営業形態です。
セクキャバは、一般的なキャバクラやホストクラブと同じく「風俗営業許可(1号営業)」(※)に分類されます。
性風俗店ではないので、上半身へのおさわりはできても、下半身に触れたり手で抜いたりなどの性的サービスは行っていません。
(※)参考:警視庁「風俗営業等業種一覧」(参考2024.06.14)
ソフト系とハード系の2種類ある
セクキャバは、サービス内容によってソフト系とハード系の2種類に分かれています。
具体的なサービス内容やルールはお店によって異なるものの、ソフト系とハード系のセクキャバでは、基本的に以下のようなサービスが行われています。
ソフト系のセクキャバ | ・キャストは着衣のまま接客を行う ・服の上からのみ上半身におさわりできる ・おさわりは決められた時間のみ ・キャストによってはキスNG |
ハード系のセクキャバ | ・上半身に直接ボディタッチできる (胸や乳首をなめられる場合がある) ・上半身へのおさわりは基本的に常時OK ・キャストによってはディープキスOK |
セクキャバではダウンタイムといって、キャストとのスキンシップやボディタッチができる時間があります。
お店によってはハッスルタイム・ショータイム・サービスタイムなどの別名で呼ばれています。
ソフト系のセクキャバでは、ダウンタイムを設けているお店が一般的です。
一方で、ハード系のセクキャバでは、上半身へのおさわりが常時許可されている「オールダウンタイム制」と呼ばれるシステムがあるお店も少なくありません。
また、サービス内容の違いから、ソフト系セクキャバよりもハード系セクキャバのほうが、料金相場が高い傾向にあります。
風営法に基づいて営業時間が決まっている
セクキャバやホストクラブなどのお店は、周囲の環境や未成年に影響を与える可能性があるため法律で規制されています。
この法律を「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」といい、風営法(ふうえいほう)という略称で呼ばれるのが一般的です。
セクキャバは風営法の風俗営業のなかで1号営業に分類されます。
そして、風営法の風俗営業第1号営業では、都道府県条例により午前1時までの営業が許可されている地域をのぞき、「営業時間は午前0時まで」と定められています。
時間外営業を行っているお店は違法店である可能性が高いので、そのようなお店では働かないようにしましょう。

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セクキャバとおっパブは何が違うの?
「おっパブ」とはセクキャバの別称であり、サービス内容は基本的に同じです。
セクキャバは全国的に使われる言葉ですが、おっパブは主に関東や東海地方で使われる呼び名です。
また、2009年の条例改正により大阪では、セクキャバ・おっパブのことを「ツーショットキャバクラ」と呼ぶようになりました。
一方、北海道ではセクキャバを「キャバクラ」と呼び、一般的なキャバクラを「ニュークラブ」と呼んでいます。
地方によって呼び方が異なるため、セクキャバの求人に応募する前に働きたい地域の呼び名を確認しておきましょう。
セクキャバと間違えやすいお店の種類
セクキャバと混同されやすいお店として「いちゃキャバ」と「ランパブ」があります。
お店の特徴やサービス内容を以下にまとめました。
いちゃキャバとは「いちゃいちゃキャバクラ」の略称で、女の子におさわりができるキャバクラです。
脱ぎやキスのサービスはなく、上半身へのおさわりは服の上から行います。衣装はセクキャバと同じく、露出度が高い傾向にあります。
ランパブとは「ランジェリーパブ」の略称で、キャストが下着姿になって接客するキャバクラです。
おさわりはNGで、衣装以外は一般的なキャバクラと大きな違いはありません。
サービス内容の違いから、料金はランパブ→いちゃキャバ→セクキャバの順に高くなっています。

セクキャバで働くスタッフの仕事内容
セクキャバのスタッフにおける役割は、キャストが安心して働ける環境を整え、そしてお客さんが楽しく過ごせる空間を提供することです。
そのために、セクキャバのスタッフは具体的に以下のような仕事を担当します。
・キャストの出勤状況を確認する
・営業中は接客などのウェイター業務を行う
・備品の補充や電話対応などの業務を行う
ここでは、それぞれの仕事内容について詳しく解説します。
営業が始まる前に清掃やテーブルのセッティングをする
セクキャバのスタッフは、シフトに従って出勤しお客さんを迎える準備をします。
営業開始前に新規や団体からの予約電話が多数入ったときは、シフトよりも早く出勤することがあるかもしれません。
出勤後はまず、フロアやトイレの清掃、テーブルやソファの拭き掃除といった店内清掃を行い、キャストやお客さんが快適に過ごせる環境づくりに努めます。
加えて、テーブルセッティングやおしぼりの準備、備品確認を行って、お店を営業できる状態に整えます。
キャストの出勤状況を確認する
仕事に慣れてくるとキャストの管理を任されることがあります。
キャストの遅刻や欠勤を防ぐために、出勤予定のキャストへ連絡を入れることもキャスト管理の業務の一つです。
遅刻や欠勤は指名客からの信頼を失うだけではなく、キャスト不足により他のキャストやお客さんが不満を抱くきっかけになりかねません。
そのため、出勤予定のキャストには確実に出勤してもらうことが重要です。
また、キャスト管理を行わない新人スタッフであっても、お客さんからどのキャストがおすすめか聞かれる場合があるので、当日出勤するキャストについて把握しておく必要があります。
営業中は接客などのウェイター業務を行う
営業開始後、セクキャバのスタッフは以下のような仕事を行います。
来店したお客さんをお迎えして、人数や指名キャストを確認します。
指名キャストがいる場合はそのキャストに声をかけて席についてもらい、指名がない場合は待機中のキャストに交代でついてもらいましょう。
【テーブル確認】
各テーブルをチェックし、灰皿や氷、グラスを交換したり、使用済みのお皿やおしぼりを片づけたりします。
また、お客さんが下半身へ触ったり性的サービスを強要したりするなどの禁止行為を行っていないかの確認も併せて行いましょう。
【オーダー品の提供】
ドリンクやフードの注文があれば、キッチンに伝えるとともに伝票に記入し、注文されたものを提供します。
お客さんからたばこを注文された場合はまずその銘柄が店内にあるか確認し、ない場合は外に買いに行く必要があります。
【付け回し】
付け回しとは、お客さんにどのキャストをつけるかを判断する仕事です。
付け回しはお客さんの満足度、キャストの働きやすさ、お店の売上や評判を左右する大切な役割のため、ベテランスタッフが担当します。
【マイクパフォーマンス】
キャストにおさわりができるダウンタイム中の盛り上げ演出として、スタッフがマイクパフォーマンスを行います。
マイクパフォーマンスはセクキャバスタッフ特有の仕事です。
新人でも任せてもらえる業務なので、先輩スタッフからしっかり説明を受けて、マイクパフォーマンスをこなせるようになりましょう。
【テーブルの片づけ】
お会計が終わってお客さんが帰った後は、テーブル上のグラスやアイスペールなどを下げて、次のお客さんが座れるようにセッティングをします。
備品の補充や電話対応などの業務を行う
営業中や閉店後に、備品補充や予約対応などの業務も行います。
セクキャバでは、一般的なキャバクラとは違って洗口液・うがい液・消毒液などの衛生用品が備品として用意されています。
衛生用品のほかおしぼりなどの備品も補充して、キャストが常に快適に働ける環境づくりに努めましょう。
また、最近はインターネット上で予約ができるセクキャバが増えており、予約の確認作業でパソコンを使用することもあるので、基本的なパソコンスキルがあると業務に役立ちます。

セクキャバで働くスタッフの給料事情
セクキャバで働くにあたって、給料が一番気になるという方も多いことでしょう。
セクキャバをはじめとするナイトワークは、学歴や経験などに関係なく、初月から高水準の給料を得ることが可能です。
以下では、東京都で働く場合のセクキャバスタッフの給与を、役職や雇用形態別に紹介します。
セクキャバのアルバイトにおける時給は、約1,200〜1,500円です。
アルバイトであればシフトの融通が利くので、学業や本業と両立させながら働いている方も珍しくありません。
【正社員】
セクキャバで正社員として働く場合の月収は、約30〜50万円です。
お店によっては、さらにボーナスやインセンティブが支給される場合があります。
【店長候補・幹部候補】
セクキャバの店長候補・幹部候補の月収は、約50〜80万円です。
責任の重い仕事を任されるので、その分給料が高くなります。
努力次第では、未経験でも短期間で店長候補・幹部候補に昇格することが可能です。
【マネージャー・店長】
セクキャバのマネージャー・店長の月収は、約80〜120万円です。
エリアマネージャーまで上り詰めると、年収1,000万円に手が届くことも珍しくありません。
上記で紹介した給料はエリアによって金額が前後します。
また、月給や時給に加えてインセンティブが支給される場合もあり、頑張り次第ではご紹介した給料以上の金額を手にすることも夢ではありません。

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自分に合うセクキャバの職場を見つけるコツは、店舗数が多いエリアで求人探しをすることです。
セクキャバが多いエリアではスタッフの求人数も多くなるので、希望に合う職場を見つけやすいですよ。
東京都内で特にセクキャバが多いエリアは新宿・歌舞伎町と池袋です。
関東圏以外では、すすきの・梅田・難波・錦・中洲にセクキャバが集中しています。
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セクキャバのスタッフとして働きたい方はメンズバニラをチェック
本記事では、セクキャバの特徴やキャバクラとの違い、スタッフの仕事内容、給料事情を紹介しました。
セクキャバのスタッフは、清掃・テーブルセッティング・ウェイター業務・マイクパフォーマンスなどの業務を通じて、お客さんやキャストが快適に過ごせる空間作りを行います。
そしてセクキャバでは、ナイトワーク経験やスキル、学歴や職歴などに関係なく高めの給料が設定されているので、高収入を目指したい方にもおすすめです。
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