風俗スタッフの面接で必ずチェックされるのが「身分証明書」です。
法令を順守している風俗店では未成年を働かせないために、身分証明書のチェックや保管を徹底しています。
逆に、身分証明書不要をアピールしている風俗店は、違法なことを常習的に行っている可能性が高いので注意が必要です。
この記事では、風俗スタッフの面接に必要な身分証明書について解説します。
これから風俗スタッフの面接を受けようと思っている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
タップで読みたい場所へ
風俗スタッフの面接では「身分証明書」の提出が必須
風俗スタッフの面接では、身分証明書の提出が必須です。
風俗店が従業員を採用する場合、「生年月日と国籍の確認」が風営法で義務付けられているうえ、18歳未満の雇用も禁止されているため、身分証明書がないと面接を受けられないことがほとんどです。
風俗スタッフの面接を受けるなら、必ず期限が切れていない身分証明書を用意しておきましょう。
ちなみに、風営法で禁止されているのは「18歳未満にお客さんの接待をさせる」ことなので、Webデザイナーなどの裏方業務であれば18歳未満の高校生を採用しても法律上は問題ありません。
しかし、18歳未満は働ける時間が限られていますし、高校生の場合は親や学校から苦情が来る可能性もあります。
上記のようなリスクを避けるため、風俗店では裏方の仕事であっても募集が18歳以上に限定されていることがほとんどです。
参照:「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律|e-gov 法令検索」(参照2024.07.18)
風俗店では身分証明書のコピーが義務付けられている
風営法第36条の2第2項において、風俗店では従業員の身分証明書をコピーし保存しておくことが義務付けられています(※)。
身分証明書のコピーは、お店側が「身分証明書で生年月日や国籍を確認した」という記録のために必要になります。
法律に基づくルールのひとつなので、デリヘルやソープランドといったお店の業態に関係なく必ず行わなければいけません。
(※)参照:「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律|e-gov 法令検索」(参照2024.07.18)
コピーした身分証の悪用はできない
風俗店で働く際にコピーされた身分証が悪用されるのではないかと不安に思う方もいることでしょう。
しかし、身分証のコピーだけでは本人確認書類として成立することはありません。
身分証として使用する場合は、絶対に原本が必要となります。
身分証のコピーでパスポートの発行を申請したり、消費者金融から借り入れたりすることはできないので安心してください。
不安な人は大手風俗店を選べば安心
コピーした身分証は悪用できないといっても、個人情報が流出する可能性はゼロではありません。
身分証のコピーから個人情報が流出することが不安な方は、大手風俗店で働くと良いでしょう。
店舗数が多かったり、メディアで何度も取り上げられたりしている大手風俗店は、基本的に内部の管理もしっかりとしています。
そのため、個人情報が外部の人間に漏れることはまずありません。
-
風俗業界はブラック?法令順守店舗やホワイト風俗店について解説
風俗スタッフの面接で有効な身分証明書一覧
ここからは、風俗スタッフの面接で有効となる身分証明書をいくつかご紹介します。
発行にかかる日数や費用は身分証明書ごとに違うので注意が必要です。
本籍地記載の住民票
できるだけ時間とお金をかけずに身分証明書を用意したいなら、本籍地記載の住民票がおすすめです。
住民票は区役所や行政サービスコーナーに行けば簡単に発行できますし、お金も数百円程度で済みます。
また、マイナンバーカードや住基カードを利用して、コンビニで住民票を発行できる地域もあります。
申請に必要な書類や手数料は地域によって異なるので、詳しくは自分が住んでいる市区町村のホームページを確認してください。
ただし、本籍記載の住民票には顔写真がなく、本人かどうかを確認できないため、住民票だけでは面接を受けられないお店も多いです。
どうしても顔写真付きの身分証明書を用意できない場合は、本籍地記載の住民票だけで面接してもらえるお店を探さなければいけません。
パスポート
海外旅行に興味があるなら、パスポートを取得するのもオススメです。
パスポートは海外に行く際に使用する身分証明書ですが、風俗スタッフの面接でも使えます。
有効期限は5年または10年と比較的長いため、今後、海外旅行に行きたいと思っているのであれば、今のうちに取得しておくのも良いでしょう。
パスポートは顔写真と生年月日、本籍地が同時に確認できる唯一の身分証明書です。
ただし、パスポートは申請してから取得するまでに最短でも1週間はかかるため、今すぐに風俗スタッフとして働きたい方には向いていません。
そして、5年パスポートは1,1000円、10年パスポートは16,000円の発行料がかかるので、費用の面でも負担は大きめです。
海外旅行に行くつもりはなく、身分証明書として利用したいだけであれば、無料で発行できるマイナンバーカードの方が良いでしょう。
運転免許証
身分証明書をすぐに発行したいなら、原付の運転免許を取得するのもおすすめです。
原付免許は学科試験をクリアし、実技講習を受ければ1日で免許を取得できます。
取得までに最低でも2週間程度はかかる普通自動車免許と比べると、原付免許の最短取得日数はかなり早めです。
運転免許証はあらゆる場面で使える万能の身分証明書なので、取っておいて損はないでしょう。
ただし、学科試験に合格するためには、ある程度の勉強が必要になります。
原付バイクにあまり興味がない人にとっては勉強が苦痛になるかもしれませんし、8,050円の取得費用がかかるのも原付免許を取得するデメリットです。
また、運転免許証だけでは本籍地の確認ができません。
そのため、面接は運転免許証だけでOKなお店でも、採用後に本籍地記載の住民票が必要になります。
マイナンバーカード
身分証明書を無料で手に入れたいなら、マイナンバーカードを作成するのがおすすめです。
マイナンバーカードはパスポートや運転免許証とは違い、発行にお金がかかりません。
風俗スタッフの面接に行くためにお金をかけたくないなら、無料で発行できるマイナンバーカードを作成しましょう。
申請は郵送やオンライン、証明写真機など、いくつかの申請方法から自分に向いているものを選べます。
ただし、マイナンバーカードは発行までに1か月ほど時間がかかるため、すぐに風俗スタッフとして働きたい人には不向きです。
また、マイナンバーカードは運転免許証と同様に本籍地の確認ができません。
そのため、採用後には必ず本籍地記載の住民票が必要になります。
風俗スタッフの面接で保険証や学生証が使えない理由
風俗スタッフの面接では、健康保険証や学生証は使えません。
健康保険証ならいいのでは?と思う方も多いと思いますが、保険証では顔写真が確認できないため、面接で持参する身分証明書としては不適切となります。
学生証はすでに本人が退学している可能性などを考え、身分証明書として使用できないことが多いです。
風俗スタッフの面接を受ける際は、前述したパスポートや運転免許証、マイナンバーカードを用意するようにしましょう。
ちなみに、保険証や学生証以外にも、以下のものは風俗スタッフの面接で身分証明書として利用できないので注意してください。
・卒業アルバム
・年金手帳
・クレジットカード
・交通系ICカードなど
-
風俗店の面接へ応募する際に準備すべきこと【未経験者必見】
身分証明書不要をアピールしている風俗店への応募は避ける
風俗スタッフの求人のなかには、面接の際に「身分証明書不要」をアピールしている風俗店があるかもしれません。
しかし、提出が面倒だからといって、身分証明書がいらない風俗には応募しないようにしましょう。
本人確認をきちんと行っていないお店は、違法なことをやっていたりスタッフを大事にしなかったりする可能性が高いです。
どんなお店であっても風俗スタッフの面接では、身分証明書の提出が必須となります。
風俗スタッフとして安心して働くなら、面接の際に身分証明書の提示が求められる風俗店を選ぶことが大切ですよ。
風俗スタッフとして働くなら必要な身分証明書は事前に準備しよう!
この記事では、風俗スタッフの面接に必要な身分証明書について解説しました。
風俗スタッフの面接で有効な身分証明書は以下の通りです。
・パスポート
・運転免許証
・マイナンバーカード
できるだけお金と時間をかけずに身分証を用意したいなら、本籍地記載の住民票がおすすめです。
身分証明書をすぐに発行したいなら、原付の運転免許証を取得しましょう。
海外旅行に行く予定がある人は、パスポートがおすすめです。
「時間はかかってもいいから無料で身分証明書を発行したい」という人は、マイナンバーカードを取得しましょう。
また、運転免許証とマイナンバーカードを選んだ場合は、本籍地の確認ができません。
そのため、面接の段階で住民票の提示が必要ない場合でも、採用後にお店に提出する必要がありますので注意が必要です。
風俗スタッフとして働きたいなら、必要な身分証明書は事前に準備しておくと安心ですよ。
公的な身分証明書は生活して行く上で必ず必要になるものなので、風俗スタッフとして働き始めた後も無駄になることはありません。