風俗業界には、経験や学歴に関係なく高収入を目指せるメリットがあります。
誰でも気軽にチャレンジできる業界ではありますが、一般企業と同じく最低限のマナーを身に付けておくことは必要です。
そこで当記事では、風俗業界における基本の接客マナー、ほかのスタッフやキャストと接する上で気を付けるべきマナーなど、風俗スタッフとして働くために必要なマナーや知識について解説します。
また、実際に風俗スタッフとして働いている方のマナーに関する体験談もあわせて紹介しますので、風俗スタッフの仕事に興味がある方はぜひ参考にしてください。
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風俗業界における基本の接客マナー
風俗スタッフにとって、接客マナーはもっとも大切にすべきポイントです。
スタッフの接客次第でお店の評判が左右されたり、クレームの原因になったりする可能性もあるので、礼儀をわきまえながら接客をする必要があります。
とはいえ、高度な接客マナーを身につける必要はありません。
基本の接客マナーを押さえていれば大きな問題は起きないので、接客業が初めての方も安心してください。
清潔感のある身だしなみを意識する
風俗業界を含む接客業において、スタッフの清潔感はとても重要です。
不潔な印象のあるスタッフは、お客さんに不信感や嫌悪感を与えかねません。
反対に清潔感のあるスタッフは、お客さんから「信頼できる」「仕事ができる」と思われやすく、お店のイメージアップにもつながります。
特にチェックするべき身だしなみは以下のとおりです。
・スーツのジャケットにフケが落ちていないか
・髪の毛は脂ぎっていたり寝ぐせがついたりしていないか
・爪が長すぎたり汚れがたまったりしていないか
・体臭や口臭は気にならないか
人の第一印象は見た目に左右されやすいといわれています。
お客さんに対してはもちろん、キャストにも好印象を与える身だしなみを意識しておきましょう。
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風俗男性スタッフが気にすべき身だしなみ【チェックリスト付】
気持ちの良い所作を心がける
身だしなみと同様に、接客業として必ず守るべき基本的なマナーに立ち振る舞いがあります。
カウンターに肘をついたり壁にもたれかかったりすることは、お客さんに不快感を与えるためNGです。
姿勢は背筋だけでなく、指先まで伸ばすことを意識しておきましょう。
体はお客さんの正面に向けて、相手の目を見ながら接客することがポイントです。
間違った言葉遣いや乱暴な言葉遣いもお客さんに不快な印象を与えますので、正しい敬語を使うよう意識してください。
言葉遣いや接客態度は丁寧すぎるくらいでOKです。
仲の良いリピーターさんが来店したとしてもなれなれしい言動は控え、誰が見ても気持ちのいい接客を心がけてくださいね。
元気な声で挨拶をする
挨拶は接客の基本です。
ハキハキと元気な声で、お客さんよりも先に挨拶しましょう。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」を明るく伝えるだけでも好印象です。
さらに、笑顔を意識すると自然と声のトーンが上がり、さわやかで気持ちの良い挨拶ができます。
特に店舗型や受付型といったお客さんと直接対面するお店の場合は、表情にまで気を配ることが大切です。
一方、電話での接客がメインとなる派遣型の場合でも、口角を上げながら挨拶するように心がけると明るい印象になります。
ただし、高級店や落ち着いているお店の場合は、お店の雰囲気に合った言い方と声量を意識してください。
お客さんに威圧感を与えないように注意する
お客さんとしては、威圧感のあるスタッフがいるお店を利用したいとは思わないでしょう。
自分では完璧な接客ができていると思っても、お客さんが威圧的だと感じればその接客は改善するべきです。
「タメ口を使わない」「上から目線で対応しない」など、威圧感を与えないような接客マナーを意識してください。
加えて、「手を腰にあてる」「腕を組む」「後ろで手を組む」などの自然にやりがちな姿勢も威圧感を与えがちなので注意が必要です。
敬語で接客していたとしても、態度によってはお客さんから高圧的だと思われる可能性があります。
お客さんから常に見られていることを意識しながら、丁寧な所作を心がけてください。
風俗スタッフ間で気を付けるべきマナー
風俗業界にも、一般企業で働いていた30・40代が転職してくるケースが増えています。
30・40代のミドル世代の中には、一般企業で管理職についていた方も多いですが、以前の職場での地位や肩書きは今の職場には関係ありません。
円満な雰囲気の中で気持ち良く働くために、現在のお店の人間関係を重視して、スタッフ間においても最低限の礼儀をわきまえながら接してください。
なお、風俗業界で働くスタッフは、さまざまな事情やバックグラウンドを持っています。
基本的には相手が話してこない限り、経歴や私生活などのプライベートな情報は詮索しないようにしましょう。
また、風俗店では、自分より年下の上司がいるケースも珍しくありません。
年下上司とうまく付き合うためのマナーについては、以下で詳しく解説します。
上司が年下でも上司と部下として接する
実力主義の風俗業界では、年齢や社歴にかかわらず出世することが可能です。
そのため、入社した風俗店の上司が「自分より年下だった」なんてこともあり得ます。
いざ、年下上司と一緒に働いてみると、年下上司とのスキルの差に焦りを感じたり、自分より年齢が低い上司の下で働くことに抵抗を覚えたりする方も少なからずいるでしょう。
しかし、どのような場合でも上から目線で接するのはNGです。
敬語で話したり年下上司からのアドバイスを素直に受け入れたりするなどし、上司と部下の関係を意識しながら謙虚な姿勢でコミュニケーションをとるように意識してください。
反対に、自分より年上の部下ができた場合も、萎縮したり横柄な態度をとったりすることはNGです。
信頼関係を構築できるよう、仕事の部下として接するようにしてください。
キャストと接する上でのマナー
風俗店の売上は、キャストにかかっているといっても過言ではありません。
風俗店においてキャストはもっとも大切にすべき存在です。
そのため風俗スタッフは、キャストと接する上でのマナーにも気を配る必要があります。
身だしなみや言葉遣い、礼儀などの基本マナーができていないスタッフに対してキャストが不快感を抱けば、退店や移籍を考えるおそれも。
客数や売上が減少する原因にもなりかねないので、お客さんやほかのスタッフと接するときと同様に、基本的なマナーや礼儀を守りながら接しましょう。
また、風俗スタッフがキャストと接する上で絶対に守らなければならないマナーやルールも存在します。
ここでは、そんなキャストと接する上でのマナーを紹介します。
キャストに恋愛感情を抱かない
風俗業界では、キャストとスタッフの恋愛は風紀と呼ばれ固く禁止されています。
風紀を守らなければ、恋愛関係になっているキャストが仕事に集中できなかったり、ほかのキャストが不公平感を覚えて退店したりなど、お店の売上に悪影響を及ぼすリスクがあります。
そのため、風紀違反のキャストとスタッフには、罰金やクビなどの厳罰を科す風俗店がほとんどです。
なお、恋愛関係にならなかったとしても、キャストに恋愛感情を抱くことは特定のキャストをえこひいきする原因になるためご法度です。
風俗スタッフとして高収入を目指すなら、キャスト全員が稼げるよう公平に接することを心がけましょう。
プライベートでもキャストと付き合うのはご法度
プライベートでもキャストと付き合うのは禁止です。
恋愛関係になっているスタッフ・キャストともに、真面目に仕事をしていたとしても隠し続けることは難しいですし、バレたら即クビになるリスクがありますので絶対にやめておきましょう。
もし自分が付き合っている事実を黙っていたとしても、付き合っているキャストがほかのキャストにうっかり話したり、いつもとは違う行動をとって発覚したりするおそれもあります。
女性と接する機会が多い風俗スタッフですが、キャストとは一線を引いて付き合うことが大切です。
なお、違うお店のキャストと付き合うのはNGではありませんが、同じ業界で働くもの同士ならではの悩みや問題もあるので、交際前に一度よく考えることをおすすめします。
風俗店で働くスタッフのマナーについての体験談
ここでは、風俗店で実際に働くスタッフのマナーに関する体験談をご紹介します。
以下の体験談を読んで、実際に風俗業界で働くイメージを膨らませてみてください。
お客様に丁寧かつ迅速な案内をすることは、どの業態にも通じる
最初に、お客さんに対して丁寧かつ迅速な接客を行うことはどの業態においても変わらないと語るスタッフの体験談をご紹介します。
風俗業界には店舗型・派遣型・受付型の3種類の業態があります。
お客さんの顔が見えない派遣型のお店で働く場合でも、丁寧な対応を心がけましょう。
ただ、ソープランドは対面接客。マナーや身なり、立ち居振る舞いには気を遣うよう注意しました。何せデリヘル時代は、Tシャツ、短パン、寝ぐせ頭で仕事をすることも多くて……(笑)。
引用:独占インタビュー!マリンブルー土浦本店
想像していた以上にマナーがしっかりしていた風俗業界
続いては、風俗業界が想像以上にマナーを大切にしていることに驚いたというスタッフの体験談です。
接客マナーや仕事への姿勢を重視しているお店が多いので、常に礼儀正しく、そして接客のプロフェッショナルとして仕事に取り組むことが大切です。
わずらわしいとか理不尽に怒られるとかじゃありません。上司も先輩もマナーや仕事の取り組み方に対して、「こんなに!?」ってくらいビシっとしていて。僕はその意識も業務レベルもまだまだ低かったのでイチから鍛え直してもらった、という話です。ラウンジ時代とは意味が全然違いますよ(笑)。
引用:独占インタビュー!K-STYLE
風俗店で働くのに向いている人は一般的な常識がある人
最後に、風俗業界では社会人としてのマナーや常識がある人が活躍できると語ってくれたスタッフの体験談を紹介します。
お店の売上を上げるため、そしてミスを防ぐためには、ほかのスタッフやキャストと連携を取りながら働くことが重要です。
チームワークを高める意味でも、まずは最低限のマナーや常識を身に付けましょう。
それ以外は特に思いつかないなあ。向き不向きはない気がします。うちは年齢もバラバラだし、いろんな経歴の人がいて楽しいですよ。
引用:独占インタビュー!チャペルココ
風俗業界のマナーも一般企業と大きく変わらない!
風俗業界で働くにあたり、「身だしなみ」「挨拶」「所作」など、基本的な接客マナーを守ることはとても重要です。
そして、一緒に働くスタッフに対しても礼儀をわきまえて接する、キャストとは決して恋愛関係にならないなど、円満に働くためのマナーも大切にしましょう。
風俗業界で守るべきマナーは、一般企業で働く場合と大差ありません。
風俗業界で長く活躍するためにも、最低限のマナーを守りながら気持ち良く働きましょう!
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