独占インタビュー！スピードグループ｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――スーツ姿が様になりますね。

実はこれ、店長がオーダーで作ってくださったスーツでして。
だからだと思います（笑）。
職歴としては現場仕事をやっていた期間とスーツを着る仕事が半々くらいで。

――意外です。

あれ、そうですか？ 身体を動かすのが好きだから、若い頃は自然と肉体労働を選んだんですよね。

――なるほど。ちなみに、ご出身は？

九州のとある港町です。娯楽の少ない田舎なので、遊びに行くといったら海とか漁港の広場とか。何もなくても集まってダベってりゃいいや、みたいな（笑）。
学校ではずっとサッカー部でしたけど、みんなで走り回るのが楽しいから続けただけ。要は部活も遊びの一環です（笑）。

――友達が多そうですね。

たしかに割と誰とでも話すほうかも。ただ、仲良くなるのはいつも元気があり余っているような子ばかりでしたね。周りはみんなそんなだから、高校に入るとスポーツじゃ物足りなくなって「いっちょバイトでもするか」と。まあ建築系なら動いて稼げて一石二鳥だなってことで、友達数人と鉄筋工事の現場で働き始めました。
でもね、力仕事のうえに高所作業だから「おお、危うく死ぬところだった」みたいなこともあるわけです。めちゃ厳しい職人のおじさんがいたり、季節によっては暑かったり寒かったり。だけど、仲間がいるとそういうのも全部「ヤバかったー」「キッツイなあ！」って笑いに変わっちゃうんですよね（笑）。

――若いって素晴らしいです（笑）。

いやあ……あの頃は本当になんにも考えていませんでしたね。
だから、高校を卒業するときも、何人かが上京するって聞いて「じゃあ、オレも」って軽いノリで東京に出ることを決めちゃって。

――ご両親に心配されたのでは？

うちはかなり放任主義で、人に迷惑をかけなければOKって方針でして。
そもそも在学中から「卒業だけはちゃんとする」という約束で実家を出て、友達と暮らしていたんですよ。
それに、今回は関東にいる親戚が部屋探しに協力してくれるというので、親も安心していたんじゃないかと。

――仕事にも何かツテが？

いえ。でも、経験のある鉄筋の仕事なら見つかるだろうと軽く考えていましたね。
実際、地元とは比べ物にならないくらい現場の数が多かったから、就職は難なく。給料のベースも高いし、たまたま入った会社が年2回ボーナスがあるところだったので、なんの不安もありませんでした。
だけど、それも4年ほどで変わってきて……。

――何かあったんですか？

というより、だんだん将来のことを考えるようになりまして。
当時の稼ぎは日給月給で30万円くらい。高卒の20代前半としてはいいほうだし周りには娯楽がいっぱいあるし、友達と集まれればそれで、日々、楽しくて仕方がなかった。
だけど10年後、20年後も同じだろうかと考えたら「ちょっとしんどいな」と。
ずっと健康でいられるとも限りませんしね。

――ずいぶん大人になられたんですね……！

いえ、このときも単に肉体労働の限界を考えただけ（笑）。
東京の生活に満足したので、もっとちがう世界を見てみたい気持ちもあったと思います。それで、何度か遊びに行って気に入っていた大阪の街に住んでみようかなって。
で、仕事の区切りがついたところで退職して、パッと部屋だけ決めて引っ越しを。

――行動力がすごい。

いやいや。大阪にも地元の友達が何人かいたので、自分では「久々に飲みに行くか」くらいの感覚でした（笑）。

――（笑）。大阪ではどんな仕事を？

ブランド品の時計、ジュエリーなんかの買取営業です。コールセンターが事前にアポを取ったお宅に訪問するというスタイルの。

――これまでと180度違いますね。なぜ営業職に？

やったらやったぶんだけ稼げるって仕事に興味があったから。
現場だと、いくらがんばっても給料はなかなか変わらなかったんですよね。
だから一度、数字を追う経験をしてみたくて。
会社自体はろくに吟味しなかったんですけど、たまたま20代、30代の社員が中心で、雰囲気もアゲアゲというか、勢いがあって僕には合っていたと思います。研修ではブランド品の目利きのポイントからトークのコツまでみっちり教われたし、希望すればロールプレイや売上トップの先輩との同行もできた。おかげで実力がみるみる身につくのがわかって、充実していましたね。

――茂野さん、なんでも楽しめる人なのでは？

そういえば……大体いつも楽しいです（笑）。でも、環境や仕事内容がどうであれ、面白いことって必ず見つかるじゃないですか。
そんな感じで日々手応えを感じつつ、1、2年もすると年収は1,000万円ほどに。社内にはもっと稼いでいる人もいましたけど、仕事の成果がそのままお金になることには想像以上の満足感がありましたね。
ただ、1カ月のほとんどは買い取りで全国を飛び回り、その間は基本的に1人。
月に数日しか自宅に帰れないのが唯一のマイナスでした。

――せっかく引っ越してきたのに……。

最初はよかったんですけどね。5年もすると「もういいか」と、別会社からの引き抜きも断って、業界自体を辞めちゃいました。

――年収1千万円の仕事に未練は？

あ、それは全然。必要以上に稼ぐより、もっと友達に会ったり大阪の街を楽しんだりしたくて。
で、次の仕事を見つけるまで、気分転換にバイトでもしようかと応募したのが『スピードグループ』でした。この業界のことは全然知らなかったけど、うちから一番近い『エコ日本橋店』の店舗スタッフに配属が決まったときはうれしかったですね。「やった！ 家から歩いて通える」って（笑）。

――（笑）。始めてみてどうでしたか？

やっぱり楽しかったです。

――さすが茂野さん（笑）。

といっても、当初は初めて挑戦するPC作業や電話対応が新鮮だっただけで、社員になって半年、1年と経つうちに、もっと本質的な面白さに気付いたというか。
それに、今回は性格のせいじゃなくて、本当に環境がいいんだと思います。

――といいますと？

うちのグループは先輩全員の目が届いているので、新人でも失敗を恐れず、1つずつ業務に挑戦できるんです。だから何も知らずに入ってきても一通り覚えるまでが早いし、成長や仕事の成果もちゃんと見て評価してもらえる。僕は2年目ですけど、遅番の責任者を任されていますしね。
それに、みんなが店を繁盛させるために一丸となっているから、事務所はいつもめちゃくちゃ活気があって明るいんです。うちはここ1年ずっとグループ内1位。店長は誰よりも動くし、そのすごい手腕を間近で見ていると「もっと動かなきゃ」「僕もああなりたい」って思えるんですよ。

――先を見据えるようになられた感じが。

はい、ようやく（笑）。1位をキープしているとはいえ、まだまだ売上を伸ばしたいですから。そのためにはまずキャストとの信頼関係が大切。入社した頃は全然でしたが、最近は女の子からよく「シゲちゃん、聞いてよ」って相談されるようになって。頼られるとうれしいし、逆にこちらのお願いも聞いてもらいやすい。ビジネスパートナーとして対等になれた感がありますよね。

――やはりポジティブ。最後にメッセージをお願いします。

この業界は“なくならない仕事”だと思うので、将来に不安がある人には特にオススメです。それと、入ったらまず3カ月は続けてほしいなと。うちに3カ月以上いる人、みんなめっちゃ長いですから（笑）。