独占インタビュー！キラキラガールズ｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――まずは子ども時代のお話を。

小さい頃は、いわゆるサッカー少年でしたね。地元は大阪でも田舎のほうなので、練習場所だけはいっぱいあったし、誰にも負けたくない一心でひたすらボールを蹴って。

――80年代というと野球派が多かったのでは？

たしかに（笑）。でも、とあるマンガが流行った影響で野球から鞍替えする子も結構いて、僕の場合は学校でも家でも遊びといえばサッカー。「ボールは友達」とか「ツインシュート」とか言いながらね（笑）。
中学からは部活に入り、高校ではフォワードとしてレギュラーに固定。「オレが決める」的なプレーで得点を上げ、チームは府大会でベスト8に。本音を言えばプロを目指したかったくらいです。
でも当時はまだJリーグが創設される前。卒業後に開幕をテレビで観たときは、残念というかなんというか……。

――未練があった？

多少はね。でもそのときは不確かな夢を追うよりとにかく現金が欲しかったから、部活の引退とともにスパッと諦めました。
在学中に運送会社からドライバー職で内定をもらい、放課後や休日はバイトに教習所にと大忙し。4月には予定通り就職して、毎日中型トラックであちこち走り回る日々でした。それで月給は35万円くらいだったかな。

――高卒の初任給としては破格じゃないですか。

僕も最初は満足していたんですよ。だけど何年経っても給料はほぼ上がらず「ここじゃ、これ以上稼げないんだな」と、22歳で転職を。

――なぜそこまでお金に執着が？

ああ、それは育った環境のせいでしょうね。母子家庭だったからか、物心ついた頃には「あ、うちって貧乏なんだな」って（笑）。
家賃の安いところを探して3度も転校する羽目になったり、鉛筆を削れなくなるまで使ったり。みんなが持っているようなゲームやおもちゃなんて夢のまた夢。それが悔しくて「大人になったら絶対に金持ちになってやる！」って本気で思っていました。

――本物のハングリー精神。

そうそう。だからいまでも負けず嫌いだし、20代前半なんて「とりあえず年収1千万円」が口癖でした（笑）。
というわけで次は、当時、景気のよかった宝石の営業に。個人宅に電話でアポを取って訪問販売するんですが、いざやってみると面白いほど売れまして。しかも、原価に何倍ものマージンがのっているからボロ儲けもいいところ。
成約数が増えるごとに給料も跳ね上がり、入社1年目にして、あっさり年収1千万円を達成するほどで。

――すごい。何か秘訣でも？

時代のおかげかなあ。バブル崩壊後とはいえまだハイブランドなんかも人気でしたから、単純に物が売れやすかったんだと思います。
それに転校やサッカーを経験したおかげで、いつの間にか観察力や思考力が鍛えられたみたいで。電話越しでも相手の人柄や好みがわかったし、効果的なプレゼンもできた。だから訪問アポも売約も最初からそれなりに成功率は高かったんです。
あとは売上トップの先輩にライバル心を隠して近づき、しれっとワザを盗みまくってね（笑）。

――（笑）。1千万円プレーヤーになって変化はあった？

そりゃもう、欲しいと思ったら迷わず大人買いできることでしょう（笑）。
高いものだと、当時400万円以上したGTOを新車で。同年代がちまちまローンを組んでいるのを尻目に、シートや足回りのカスタムまで余裕の一括払いでした。とまあ、そんな感じで最初はガツガツ稼いでは使いまくっていましたが、数年すると物欲は落ち着いてきて。
それにね、お金を持つといいことばかりでもないんですよね。金目当ての人間がわらわら湧いて、友達だと思っていた奴が平気で僕を騙したり、奢ってもらって当然って態度に変わったり。

――それはキツい……。

いやあ、もう心底疲れちゃって……。30歳になるのを機に、営業を辞めてミナミでバーでもやろうかと。今度は金儲けよりほぼ道楽で、従業員を2、3人だけ雇ってユルく働くことにしました。接客といっても気に入ったお客様と飲みつつ軽く話す程度だし、まあ気楽なもんでしたね。
ただ、お酒と夜型の生活がたたって10年ほどで身体を壊しちゃって。年齢的にも将来のことが気になり始め「そろそろちゃんと稼がないとな」と、店をたたみました。

――再びお金にモチベーションが。

まあ、貯金もだいぶ減ってきていましたから。
とはいえ40歳でイチから上を目指すなら、職業はかなり限られる。それでバー時代の知り合いやネットから情報を集めて、チャンスが多そうな風俗業界、中でも『アインズグループ』を選んだと。

――予想通りのし上がれた？

それが、お恥ずかしながら最初はボロボロ（笑）。まず高級店に配属されたんですが、営業時代は得意だった電話対応さえダメ出しの嵐で。言い回しに声のトーンにと注意されまくりましたね。
おかげで久々に負けず嫌いに火がついて、表面上は先輩や上司に従いつつ、内心「絶対にお前らを超えてやる」とギラギラしまくり（笑）。

――長嶺さんらしい（笑）。

ははは、そうですね（笑）。でも、実際に1年もすればお客様からは僕あての電話が多くなっていて、店は過去最高の売上を記録。当然「オレのおかげだろ」と鼻高々でしたが、上司からは一切認められず。方針の違いもあって、大ゲンカの末に辞めちゃいました（笑）。

――1年で!?

はい（笑）。そのときは風俗に未練はなく、すぐに別業界で就職を決めたんです。ところが、以前面倒を見ていたキャストから「戻ってきてよ」と何度も何度も説得され、根負けして復帰することに。
とはいえ“上司と揉めたうえに出戻った奴”なんて周りからすれば厄介者もいいところ。結局は系列の別店舗に回されてしまいました。
「これは相当な覚悟がいるな」とその後3年間、揉め事もなく堅実にやり続けましたが、何度店舗を異動しても、どんなに実績を上げても悪いイメージは覆らず……。

――転機は？

『キラキラガールズ』に配属された少しあとだから、ちょうど1年くらい前かな。その頃に体制変更があって、僕を採用してくれた面接官が社長になり、直属の上司にもなったんです。で、店の売上を見るなり「長嶺くん、なんでこんな給料低いん？」と即昇給を。さらに半年後には店長職を任され、過去最高売上も達成しました。
おかげで評価が一変して、僕もですが、周りも相当びっくりしているはず（笑）。

――いい上司に巡り会えたと。

間違いないです。
代表は何事も固定観念にとらわれない人。店の運営もまずは現場にやらせてみて、結果を見るまでは基本的に何も言いません。でも、何も言われないからこそ逆に失望させたくなくて、僕らのほうで勝手に数字を上げちゃうから不思議ですよね（笑）。
今後はさらに店の知名度を上げて、グループ内の売上でトップを狙いたいし、多店舗展開も見据えています。あと、うちのキャストは全員がギャルですが、ギャルって素直ないい子ばかり。だからもっとみんなのよさを広めたいし、目標金額を稼いで幸せにもなってほしいなと（笑）。

――ずいぶん変わられましたね。

ええ（笑）。以前はお金がすべてだと思っていたけど、そうじゃない。どんな人と働くかで得られるものは全然違います。仕事の手応えや、がんばる動機を与えるのは上司の役割。僕も代表のように、部下や後輩みんなの道標にならないとね。
だから夢でも野望でも、自分なりの何かがある人はぜひ来てください。きっと火をつけて見せますよ（笑）。