独占インタビュー！ミセスファースト｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――まずはこれまでの経歴を。

高校卒業後、2年ほど営業の仕事をやりました。そのあとは家業の手伝いを6年、ペットショップで3年働いて風俗業界へ……という流れですね。

――いずれも異なる仕事のようですが、最初の営業職は？

訪問買い取りの仕事です。残業も多くノルマもあり……と結構ハードでしたけど、ハタチそこそこで30万円くらいの手取りをもらえていたので、給料はいいほうだったと思います。ただ、悪徳業者が増えてしまった影響で法律が厳しくなりまして。飛び込み営業ができなくなりテレアポに代わったものの、なかなか難しく、成果も出ないし給料も落ちるしで辞めました。

――その後家業を？

はい。父と弟と一緒に。いわゆる職人仕事で、歴で言えば一番長く働きましたね。でも、全然自分のやりたいことではなくて……(笑)。

――ほかにやりたいことが？

華やかなイメージのナイトワークに憧れがあったんです。特にキャバクラのボーイさん。ビシッとしていて「かっこいいなあ」「ああいう仕事もいいなあ」と。
あと、ペットショップの店員。

――振り幅がすごい（笑）。

動物好きなんで（笑）。実家では犬を飼っていたし、猫ちゃんも好きです。中でも一番は中学の頃から飼育している熱帯魚。ぼーっと眺めるのが好きなんですよ。癒されるし、「このキレイな水槽、俺が作ったんだな」みたいな達成感もあるし（笑）。
でまあ、そんなことを考えていたら、弟が家業を継ぎたがっているとわかって。「じゃあ自分は好きな仕事をしよう」と思い、悩んだ末にペットショップを選びました。そのほうがクリーンかなと(笑)。

――まさに“好きを仕事に”ですね。

そのうえ熱帯魚の管理、販売、仕入れを担当できたので、業務はすごく楽しかったです。
ちなみに働いていたのは郊外にあるホームセンターの中の店舗。そういう場所のペットショップってそこまで大きくないし、品揃えもあまり豊富でないことが多いんですが、自分はアロワナとかレアな魚を仕入れていて。しかも結構売れました(笑)。

――目立ちそうですもんね(笑)。

ただプレッシャーもありましたよ。命を取り扱っていますし、高額で仕入れていますから。爬虫類も担当していたんですが、彼らは繊細で特に管理が難しい。冬とか少しトラックの到着が遅れてしまうと、冷えて弱った状態で届いてしまう。そうするとどうしても死んでしまったりもして。そういった難しさは常に感じていました。

――楽しく働けていたわけですが、なぜ退職を？

いろいろ重なったんですよね……。まず社長に気に入られ、同期の中で自分だけ給料が上がるかたちになっちゃったんです。最初はみんな仲がよかったんですけど、それで険悪な関係になった人もいるし「どうせ俺は給料が上がらないから」と辞めてしまった人もいて。そのうえ慕っていた先輩が異動になり、対人関係のストレスがすごかった。とはいえ売上には貢献していたので、会社からは「いないと困る」と言われ……。
さらに畳み掛けるようにプライベートで不幸があり、さすがに限界が。精神的に出勤できない状態になって、飛ぶように辞めてしまいました。

――メンタルにきてしまったと。

はい。だからそのあと半年くらいは何もできなかったですね。
それでも休んでいるうちに回復していき、「そろそろ働かないとまずいな」と思ったタイミングで風俗業界に。最初はソープランドでした。

――キャバクラに憧れがあったとのことでしたが……？

立地がネックだったんです。地元の埼玉でキャバクラといえば「大宮」のイメージが強かったんですが、当時の住まいから大宮まで通勤するのはなかなか厳しくて。近くて条件の合うナイトワークをネットで探した結果、ソープで働くことに決めました。

――初めての風俗業界。いかがでしたか？

それがあまり空気のよくないお店で。スタッフ同士に仲間意識はなく、面倒なことは押し付け合う。そんなだからキャストさんもスタッフを信頼している感じがせず、お互い疑心暗鬼になってしまうような雰囲気。給料と福利厚生がよかったからかろうじて働けているような状態でした。
でも、そうして続けているうちに昇格したんです。で、「やっと初ボーナスをもらえる！」というときに……。

――何かあったんですか？

詳細は割愛しますが、店の売上が消失しまして。もらえるはずだったボーナスのうち、1割ほどしかもらえなかった。そうなるともう留まる意味がなく、店を変えることに。結局働いていたのは2年くらいですかね。

――不運でしたね……。その後は？

ソープで1日に何度も何度も部屋の掃除をするのが、個人的には結構大変で。「もう掃除したくないな」と思い、デリヘルに絞ってリサーチを(笑)。
で、女性求人用のサイトなんかも調べる中、『バニラ』で『ミセスファースト』のオーナーの動画を見たんです。その印象がとてもよかったので、応募を決めました。

――ソープからデリヘルへ。ギャップは感じましたか？

はい。接客が対面じゃなく電話だったり、キャストさんのお仕事終わりのタイミングに合わせて、事前に配車をしないといけなかったり。
入りたての頃、車で20分くらいのホテルに迎えを手配しそびれたことがあって。そのときはキャストさんのアウトが予定より少し早まったことも相まって、ずいぶん待たせてしまい……。だいぶ怒られたし申し訳なかったです。

――慣れるまで大変でした？

ですね。電話対応、配車、連絡をもらったシフトの即時反映、いくつも同時にこなさなければいけないので、最初はへとへとでした。そもそも自分はマルチタスクが苦手で、優先順位のつけ方が全然わからずパニックになったりもしたくらい。でもそれも、なんだかんだ続けているうちにできるようになってきましたよ。
電話対応は今でも難しいですが。

――積み重ねていけば、それも乗り越えられそう？

積み重ねも大事だと思うし、ものすごく丁寧に教えてもらってもいます。「みんなでやっていこう」という仲間意識があるからかな。たとえばオーナーが電話を受けたら、お客様の反応までわかるようにスピーカーで話してくれたりして、すごく勉強になるんです。

――働きやすい環境なんですね。

比較的新しい店なので、まだまだ働きやすさは“更新”されていくと思います。たとえば、自分が入ったあとの話で言えば“大入り制度”ができました。成果を出したぶん報酬をもらえるから毎日の売上目標を達成できるよう、本気で全員が「もっと予約を取るにはどうしたらいいのか」を考えながら取り組み、切磋琢磨し合っていて。目標が明確だと「1,000円でも多く稼ごう」と意識しますし、達成できるとやっぱりやりがいというか、充足感を得られますね。

――では最後に、未来の後輩へメッセージを。

もちろん未経験でも大丈夫ですし、若い方でも心配ないと思います。特におすすめなのは、将来自分でお店を持ちたい方。10年以上この業界にいるオーナーはものすごいノウハウを持っていますし、先ほども言った通り若い店ですから、「どうしたら店を回せるか」などの土台作りを学びやすい環境だと思うんです。
そしてスタッフ同士が尊敬し合っている店でもあり……あまり言うとうさんくさいかもしれませんが、本当にいい店なんです(笑)。だからぜひ一緒にがんばりましょう！