独占インタビュー！ラブコレクション｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――はじめまして。本日はよろしくお願いします。

あっ、こちらこそ。実はまだ入社1カ月ほどでして、うまく答えられるといいんですが……。

――ひょっとして、風俗業界も初めてですか？

はい。だから本当に知らないことだらけ。
とはいえ、これでも息子が3人いるので、カッコ悪い父親にはならないようにがんばります。まあ、子どもにこの記事はたぶん見せませんけど（笑）。

――（笑）。お子さんはおいくつくらい？

0歳児から小学3年生までいて、にぎやかですよ（笑）。でも、先々お金が掛かるだろうなと……。
実はこの仕事を選んだ理由も、家族に苦労をさせないような経済力が欲しかったから。風俗どころか接客業の経験もなくて不安でしたけど「やってみるしかないな」って。
いまは週6日、滋賀県で働いて、休日だけ地元に帰るという生活をしています。あっちには自分の家もあるし、昔なじみの友達も多いし。

――単身赴任とは大変ですね……。ご出身は？

兵庫県の神戸市です。中でも下町情緒のある地域で育ったので、いつも近くの公園に行けば仲間がいっぱいいて。小さい頃は日が暮れるまでよく外で遊んでいました。

――なんだか懐かしい感じが（笑）。

土地柄ですかね（笑）。中学でも近所のメンバーでつるんで、毎日楽しかったなあ。あの頃は学校も遊び場の1つって感じで勉強なんかろくにせず、卒業後は就職一択でした。「高校に行く意味がわからん」とか言って粋がっていたけど、いまにして思えば世間知らずだっただけ（笑）。
いざ社会に出てみれば16歳を雇ってくれるところは少なく、1、2年間はあちこちの日雇い現場に顔を出してはキツイ肉体労働ばかりやっていました。危険な作業があったり、ベテランの職人さんに「ジャマや」「何しとうねんドアホ！」なんて怒鳴られたりは当たり前。ようやく世の中の厳しさが身にしみて……。

――少し大人になったと。

とはいえ、当時は日給8千円程度で大喜びしていたから、まだまだかわいいもんでした（笑）。
でも、17歳のときにカノジョが僕の子を妊娠。「これはしっかりせなアカンな」と腹をくくりました。それで実家を出て2人暮らしを始め、18歳になると同時に入籍。すぐに自動車免許を取り、近距離トラックのドライバー職で正社員になったんです。
月給は手取りで20万円くらい。荷物の積み込みは重労働でしたけど、運転が好きだったから仕事自体は苦にならず。

――性に合っていたんですね。

ええ、たぶん。何より仕事中はほとんど1人で過ごすとあって、怖い先輩もいないし居心地がよかったんですよね。だから割と気分よく続けていたんですが、23歳のとき、突然、会社が倒産しちゃって……。
ちょうど2人目の子が生まれたばかりで、失業保険じゃ生活が苦しかった。それで「急いで次を見つけな」と焦っていたところに、両親の経営する会社が人手不足だと聞いて、とりあえずつなぎ的な感じで入れてもらいました。

――最初から家業を手伝う道もあったのでは？

うーん……。父が起業した頃にはもう僕は就職していたし、職場は同じ兵庫県内でも神戸から90kmくらい離れた田舎のほう。引っ越すのも、片道2時間かけて通うのも面倒だなと思ったんです。だけどまあ今回に限っては、すぐに働けるし、給料も前より上がるのが本当にありがたかった。
業務内容は産業廃棄物回収車のドライバー。家族経営だし、前職と同じく運転がメインだからそこそこ楽しくやれました。でも、仕事より何より、職場までの往復がやっぱりキツくて……。
それに、しばらくすると3人目の妊娠がわかって「これはうちの給料ではしんどいな」と。

――まさに一家の大黒柱……。

いやあ、もう必死です（笑）。で、とにかくもっと稼げる仕事をと高収入の仕事をネットで探し始めたら、風俗業界に行き当たって。
だけど、これまでまったく縁がなかった世界なだけに、業種を見てもちんぷんかんぷん（笑）。ただ、唯一身近というか、なんとなくイメージできたのがソープランドでした。神戸には有名なソープ街がありますからね。

――どうしてまた遠く離れた雄琴へ？

そこは妻と相談して、今度は家から近すぎないほうがいいかなと。それに琵琶湖にはよくバス釣りに行っていた関係で、滋賀にはなじみがあったし、道中の交通事情もよく知っていましたし。
で、雄琴の中でも初任給の高さと、スタッフの平均年齢の若さに惹かれて『ラブコレクション』に応募を。オープニングメンバーという点も、少しハードルが低く感じたんです。

――業界も接客も初めてとのこと。入社してみていかがでしたか？

この1カ月でだいぶ慣れましたが、最初の数日は本当にひどすぎて目も当てられないありさま（笑）。
受付に立つと緊張のあまり笑顔どころか声すら出ないし、丁寧に対応しようとすればするほど焦って、何もかも失敗ばかりで……。

――それはキツかったでしょう……。

「できない自分が恥ずかしい」って気持ちもありましたが、何より周りに迷惑を掛けるのが辛くて、毎日、辞めようかと思っていました。
だけど、それほどダメな僕に対しても、上司や先輩、同僚まで嫌な顔ひとつせず、ミスをカバーしてくれたり、ご飯に誘って励ましてくれたり。ここまでがんばれたのは、本当に皆さんのおかげです。
最近では少しずつできる業務が増え、自信もついてきました。そうするといままで失敗していたこともうまくいって、また自信がついてという好循環で。

――いい職場なんですね。

ええ。本当にびっくりするほど温かくて優しい人ばかり。本来ならスタッフ全員が上を目指すライバルであってもおかしくないでしょうけど、そういった争いともまったく無縁ですしね。

――なぜ？

そもそもうちの会社には「他人の悪口を言わない」ってルールがありまして、その影響かも。それに今後、新しいお店の出店計画もある。要するに上のポストが増えていくので、誰かを落とさなくても、デキる人は自然と出世していける体制なんです。
待遇面でも、基本となる固定給の上に各自が働いた日数や時間によってプラス分がきちんと付くから「あいつ1人だけが優遇されてる」とか「俺のほうが働いてるのに」みたいな気持ちになる人はいないはず。このホワイトな環境もスタッフ同士の関係のよさにつながっているんじゃないかなと。
みんなで協力しあって1日の売上目標をクリアできたときなんて、めちゃくちゃ盛り上がりますよ（笑）。

――楽しそう（笑）。ところで、ご自身の目標は？

まずはもっと仕事ができるようになって、少しでも恩返しができれば。そして、せっかく働くからには店長職を任されるような人材になりたいなと思っています。
いまは月給40万円で十分だけど、子どもたちの成長を考えると収入は上がれば上がるほどいいわけで。誰もガマンせず望む道に進めるようにがんばるのが、父親としての使命かなと。

――お若いのにすごいです。

いやいや、とんでもない（笑）。仕事はやればやるほど給料として返ってくるわ、稼げば家族によろこんでもらえるわで、いいことずくめじゃないですか。
ちなみに、次の休みは天気がよければ息子たちを釣りに連れて行く予定。もちろん、僕自身のリフレッシュにもなりますからね（笑）。