独占インタビュー！Delice(デリス)新宿店｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――これまではどのようなお仕事を？

最初は築地でエビとかクジラの卸を。魚食えないんですけどね（笑）。

――え？（笑）

実は僕、高校を10日で辞めてまして……。子どもの頃は健全なサッカー少年だったんですが、中学からグレちゃって。進学にも興味がなかったけど母親から「高校に行ったら彼女ができるよ」って言われたから仕方なく行ったら、10日で彼女が。それで、もういいやってなっちゃった。
で、僕の地元では中卒だと選択肢がとびか築地なんです。それで築地に。

――なるほど。築地にはどのくらい？

1年くらいですね。接客は楽しいし魚の良し悪しもわかるようになったけど、何せ食えないもんだから「こうしたらおいしいですよ」みたいな話ができなくて。一定以上のレベルに行けないなと思ったときに興味を失ったというか。
それに、当たり前ですけど築地ってめちゃくちゃ魚臭いんですよ。それにも耐えられなくなっちゃった。

――その後は？

料理が好きだから飲食店でしっかり学ぼうと思っていくつか経験して……ただ、正直この辺りの記憶があいまい。僕にとってはこの後、クラブで働き始めたことが大きかったんですよね。人生が変わり始めたのはそこからだから。

――クラブにはなぜ？

もともと音楽が大好きなんです。最初は中学の頃、先輩が車でかけてたアメリカの音楽をカッコいいな、と思ったのがきっかけ。自分でも気になるCDをレンタルしたりジャケ買いするようになって、今でもそこらのDJには負けないくらい曲を知ってると思います。
それで、渋谷のクラブにたまたま遊びに行ったときに、その店をすごく気に入っちゃったんですよ。次に遊びに行ったとき、当時は未成年だったから22時以降はいられないんだけど、トイレに隠れてそのまま残ってたのを店員さんに見つかっちゃって。仕方ないから「ここで働くので残っていいですか？」って直談判したら、店長が出てきて「本気ならいいよ」って。

――粘り勝ち？

はい（笑）。そこではVIP対応やバーカウンターをやらせてもらったんですが、今でも天職だと思います。大好きな音楽がずっと流れてて、お金持ちのカッコいい大人にかわいがってもらえて、バーカウンターでは飲食みたいなこともできて。
それに、ここで出会った上司は僕の人生に一番大きな影響を与えてくれました。

――どんな方だったんですか？

とにかくカッコいい女性。見た目も背中いっぱい刺青が入ってたり乳首や舌にもピアスが開いててブレずに自分を貫いてるんですが、中身がもっとカッコよかった。
たとえば、男ってどうしても見栄を張らなくちゃいけない場面があるじゃないですか。そういうときも彼女は「見栄を張るなら張り通せ」って言うんです。
当然、彼女自身も周りに合わせた立ち居振る舞いにすごく気を使っていて。周囲にVIPな人が多くても、僕たちスタッフはお金を持ってるわけじゃない。でも、コンビニに行くだけにしても、そういうところを見せないようにしていた。

――男前。

そうなんです。あと「人とのつながりを大切にしろ」ともよく言われましたね。
実は長く付き合ってた恋人でもあったんですが、別れてからもずっと尊敬しています。

――それほど大きく影響を受けたクラブをなぜ辞めることに？

店が潰れちゃったので仕方がなかった。
その後は彼女の紹介で始めていたケータリングの仕事にシフトして、そこで知り合った人とハンバーガー屋をやることになったんですが……月25万と歩合給と言われていたのに、どれだけ結果を出しても歩合が増えない。飲食自体をもう諦めようと思っていたところに、地元の先輩から「デリヘルをやってみないか？」とのお誘いが。それが『デリス新宿』との出会いでした。

――入社の決め手は？

正直、最初は「風俗かあ……」って悩んだんですよ。でも「一度会うだけ会ってみれば？」と言われて、クラブで知り合った親友と一緒に社長に会いに行ってみたら、「もうここだ！」としか思えなくなって。
先のビジョンについて「今は風俗をメインにしているけどここにとどまっている気はない。もっといろいろな事業に幅を広げていきたい」っていう話をされて、そこがすごく僕の心に刺さった。しかも、僕らがギリギリ最後の初期メンバーだから、一緒に会社を作り上げていける点も魅力だった。あとはもう、社長が本当にカッコよかった（笑）。

――業務内容よりも社長に惹かれた？

はい！ みなさんにもぜひそこを見てもらいたいんですよ。
遊び方やお金の使い方はもちろん、仕事でも僕たちの意見を一切否定せず「まずはやってみろ」と言ってやらせてくれる。それで、何かあってもちゃんとケツを拭いてくれる。
この人について行けば絶対に成功できるし、カッコよくなれる。そう思える人なんです。

――最初はどのような業務を？

今までパソコンを使う仕事をしたことがなかったので、まずはタイピングから。慣れるしかないので、とにかくひたすらやってましたね。それができるようになって、やっと、予約をさばいたりお客様の電話を受けたりするように。
うちの会社は女性を扱う部署とお客様対応の部署が完全に分かれていて、僕は後者。これまでもVIP対応を散々やってきたので、お客様対応では負けない自負がありました。でも、風俗のお客様は厳しい方が多くて、最初は喧嘩になりかけたことも。うまくいかないお客様に逐一イラついたりもしていましたね。

――どうやって解決したんですか？

上司の大野さんという方に「そういう人こそ自分のお客様にしたら絶対に離れない」と言われて目から鱗が落ちました。それに社長がいつも「10年先を見ろ」と言っていたのを思い出して、ムカつくお客様もその視点で見てみるようにしてみたんです。そしたら、女の子からはNGが出たことはないし、頻繁に利用してくれている。お店としたら、いいお客様だな、と。
そうやって考え方を変えたら接客でムカつくこともなくなり、自然と僕についてくれるお客様も増えて、今では現場を任せてもらえています。

――現在の課題は？

後輩を育てることですね。それから、事務的なミスを減らすこと。そして、1番は店のファンを増やすこと。
ありがたいことに、うちの店は男性スタッフの対応がいいと、お客様からもよく言っていただけるんです。スタッフ、つまり店のファンになってもらえれば、女の子がいくら入れ替わってもお客様はついてきてくれる。だから、そこをより強化したい。

――では、今後の目標は？

まずは風俗を卒業する。
実は今、シングルマザーとお付き合いしてるんですよ。まだ付き合い始めて4ヵ月なんですけど、僕はその子どもの父親になりたいと思っていて。彼女はこの仕事を認めてくれていますが、子どものことを考えるとやっぱり……すごく家庭的で現実を見ている人なので、”彼氏”ではなく”父親”として認めてもらえるように。
とはいえ、社長の下で働きたい気持ちは変わらないので、この会社で成功を収めるのが男としての夢。
いずれにせよ、仕事もプライベートもここからの1年が正念場。もっともっとカッコいい男を目指しますよ！