独占インタビュー！11チャンネル｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――まずはこれまでの職歴をお聞かせください。

最初の職場は地元の埼玉県にある自動車工場です。ベルトコンベアで流れてくるパーツを車体に取り付ける、いわゆるライン工ですね。高校卒業後の18歳から23歳まで5年間勤めていました。
次も工場で、大手飲料メーカーの検品スタッフを。ここは10年くらいかな。そのあとはフリーターを2年、ネットカフェで3年。で、3年前の38歳のときに『11チャンネル』へ入社した、という流れです。

――工員の経験が長いんですね。

はい。でも工場の仕事は向いてなかったな……と。

――15年間も続けていたのに？

「じゃあなんで辞めなかったの？」って話ですよね（笑）。まあ惰性というか、職探しが面倒くさかったというか。「退屈だけど働かないとお金もないしなあ」なんて思いながらズルズルと続けた結果です。とか言って、いざ転職を考えたときに、なぜか「経験もあるしやっぱり工場かな」という発想になっちゃって（笑）。

――給料がよかったとか？

どっちの工場も月給は25万円くらい。で、どっちの工場も、年次昇給は雀の涙、ボーナスなし。ということは、特段よくもないですね（笑）。
ただ、寮費がべらぼうに安かったので、手元には結構残ったんですよ。後先考えずに散財していたから、貯金はまったくなかったけど。ちなみにお金の使い道のほとんどはパチスロです（笑）。

――貯金がなかった、となると収支は……（笑）。

ええ、もちろんマイナスです（笑）。借金をつくったことはないものの、しょっちゅう、ひもじい月末を過ごしていました。そんなときは工場の食堂が命綱。特に飲料メーカーのほうは値段が安くて、定食が300円とかで食えたんですよ。野菜炒めの肉は薄切りのハムみたいにペラペラでしたが。

――話を脱線させてすいません（笑）。飲料メーカーを退職した理由は？

さすがに「もういいや」と。

――シンプル（笑）。

でまあ、とりあえず飲食店でバイトを始めて、そこもなんだかんだでズルズルと2年くらい続けて（笑）、あるとき見つけたネットカフェの求人に応募するんです。「30万円以上スタートも可能！」という広告の一文に惹かれて。だけど蓋を開けてみれば、全然可能じゃなかったんですよ（笑）。

――募集要項と条件が違ったんですか？

よくある「経験者用」とか「上限」とか、そんな感じだったのかもしれません。だからまあ「未経験者の下限」でスタートするのはしょうがないんですけど、その下限が工員時代を下回るほど低くて。
じゃあ昇給に期待しようと思って始めてみたものの、勤めていた3年間でそんな話は一切なし。ついでに寮費がバカ高い（笑）。光熱費込みだったとはいえ、給料の半分くらい持っていかれたんですよ。大好きなパチスロも当時はまったくやらなかった……というかできなかったですね。

――それでも3年は辞めずに。

年齢も30代半ばだし、仕事を見つけるのも大変だろうな、と。そう考えたら、なかなか転職に踏み出せなかったんです。今度は「ズルズル」ってわけじゃありません（笑）。

――『11チャンネル』へ入社した経緯は？

ようやくネットカフェに見切りをつけ、転職先を探そうと決めたとき、「勤務時間や業務内容は二の次、どうせ働くなら給料は高いほうがいい」と思いまして。なおかつ、年齢や経験を問わない仕事を探すことにしました。そうしてたどり着いたのがナイトワーク。僕の中でも高収入のイメージがもっとも強い業界だったので、チャレンジしてみようかなと。
その中でも『11チャンネル』は、募集している人材の年齢層が幅広くて、未経験者へのアプローチも丁寧で、働きやすそうだと感じたんです。実際、スタッフは20代から40代まで満遍なく在職しているし、業務もスムーズに進められました。

――初めてでも戸惑うことはなく。

まずはお客様の案内や事務所の清掃といった簡単な仕事にだけ携わりながら、店がどう運営されているかを見る、という期間を設けてくれたので、自然と流れがわかるようになっていたというか。受付を初めて担当したときなんかは、思いのほかすんなり対応することができたんですよね。未経験ならではの戸惑いがあったのは入社前くらいです。“吉原”がどこあるかわかりませんでした（笑）。

――高収入のイメージはあっても、夜の店のことは知らなかった？

遊んだ経験も地元で数回程度でしたからね。吉原が有名なソープ街なのは知っていたけど、吉原っていう最寄り駅がないことは知らなくて。乗換案内で検索にかけたら静岡県が出てきてびっくりですよ（笑）。

――最寄りは「鶯谷駅」か「三ノ輪駅」で……。

はい。面接にお越しの際はお間違えのないようお気を付けください（笑）。

――面接の話が出たところで求人の質問を。求める人材像は？

接客業なので、やっぱり元気と明るさは大事かな。
あと個人的には未経験ならではの視点が欲しいですね。

――というと？

ベテランになると既成概念にとらわれやすくなる気がするんです。でも店舗の発展には、新たな発想や気付きも必要だと思っていて。僕も『11チャンネル』に入社して3年、だんだんビギナー側の物の見方を忘れてきているので、この業界が初めてという方も、遠慮なく、どんどん意見を聞かせてくれたらうれしいです。

――未来の後輩にアドバイスをお願いします。

うちは先輩スタッフのフォローがしっかりしているし、頭ごなしに怒るような人もいないし、すごく働きやすい環境です。
とはいえ仕事に慣れてきて携わる業務が増えていけば、困ること、大変だと感じることも出てくるはず。そうなったときに1人で抱え込まない、引きずらないようにすることが大切かなと。誰かに相談するもよし、趣味を楽しんで気持ちを切り替えるもよし。僕の場合は大好きなステーキをたらふく食べてたっぷり眠る、これでだいたい翌朝はスッキリ（笑）。

――千葉さんもそうして乗り越えてきたと。

たとえ失敗してもみんなで支え合って一緒に解決へ導きます。その経験をバネにしてまた真面目にコツコツと仕事に取り組めば、おのずと結果もついてきます。だから安心して飛び込んでほしいですね。出した結果には、昇給や昇進といった、大きなリターンが待っていますから。

――ありがとうございます。では今後の目標を。

僕は課長の役職についているのですが、今はその1つ上のランクである副店長への出世を目指しています。うちは上長からの推薦を受けたのち、試験に合格したら昇進するシステムなので、まずは推薦をいただけるように、日々の業務と与えられた役割をしっかりまっとうする。それが直近の目標ですね。

――ちなみに将来的な目標はありますか？

そろそろ老後に備えて貯金を……。

――貯金は将来、となると現在は……（笑）。

ほとんどありません（笑）。
誤解のないように言っておきますが、稼ぎはちゃんと増えたんですよ。年収は工員時代の倍近くになったし、そもそも初任給の時点で、歴代最高額の月収をもらえていましたから。入社してほんとよかったなと。
でもね、金回りがよくなったことで、競馬を覚えちゃって……（笑）。これ、早々に別の趣味を見つけなきゃダメですかね？（笑）