独占インタビュー！美魔女エステ｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――まずは幼少の頃のお話を。

自分が子どものときは、ずっとキックボクシングに夢中でしたね。親父の本業は建設会社の社長なんですけど、プロのライセンスを持っていたというのもあり、興味が湧いて始めたんです。当時はテレビで格闘技がよく放送されていて、かなり人気でしたしね。
学校が終わったら速攻でジムに行って練習。ダッシュや縄跳び、ミット打ちといったメニューを毎日のように行っていました。

――キツそうなイメージがあります。

もちろん体力的にかなりキツいです（笑）。ただ、自分の場合は圧倒的に“楽しい”が勝っていた。やりたいことを思う存分できて、それなりに力がついてきていたことも実感していたので。実際、試合をすれば結果は上々。いろいろな人と対戦していく中で、「このままいけばプロになれる」と思ってました。
でも結局、高校に入学したタイミングでプロを目指すのは辞めちゃいましたけど……。

――熱中していたのになぜ？

あまり詳しくは話しませんが、親父から取り組み方を指摘されて。自分、実力がついてきて、たぶんどこかでキックボクシングを軽視するようになっていたんです。それが普段の行動にも出てしまい、見かねた親父が「もう辞めろ」と。自分でも考えが甘いなと思って、プロの道はすっぱり断念。今は休日に趣味の範囲で楽しんでます。

――本当にキックボクシングが好きなんですね。

そりゃもう。だからこそ当時は、いろいろ大変でした。プロの道を諦めた勢いで高校まで辞めちゃうし（笑）。
そのあと、親父の会社でとび職人として働き始めたはいいものの、夏は暑いし冬は寒い。めちゃくちゃキツいのにキックボクシングみたいに楽しくないから（笑）、2年くらいしか続かず……。
次に勤めた自衛隊も、いざこざがあって4年で退職することになりました。

――いざこざ？

お恥ずかしい話ですが、パワハラで訴えられてしまって。自衛隊ってゴリゴリの体育会系だから、指導がかなり厳しいんです。口調がキツくて、怒鳴られることも当たり前。
ただ、その点については人の命を救う仕事だから、それくらい厳しいのが普通だと自分は思っていました。だけど、同じ自衛隊員でも人によって考えが違うみたいで……。

――もしかして、指導が原因で？

ええ。後輩も入ってきて一緒に訓練をしたときのことです。今まで自分が受けてきたように指導をしたら、大問題になってしまって。普段から緊張感を持っていないと一秒を争う過酷な現場で動けるわけがないと思い、しっかり実践を想定してほしい一心でしたが、うまく伝えられませんでした。
上司からは、「訓練に真剣なのはわかってる。ただ、今後のお前のことを考えるなら、違う道に進んだほうがいいかもしれない」と。いろいろフォローしてくれた上司にも迷惑をかけるのは申し訳なくて、言われた通り転職することにしたんです。

――転職先は？

『美魔女エステ』です。ずっと福岡に暮らしてたんですけど、せっかくなので一度は住んでみたいと思っていた東京で求人を探そうと。

――心機一転ですね。

まあ、かっこよく言えば。むしろ本命の理由としては、夜の店が多いから（笑）。もともと飲みに行くのが好きで、キャバクラにもよく行くんですよね。だから、自然とナイトワークにも興味があって、風俗やメンズエステといった仕事に絞って探していたら、ちょうど『美魔女エステ』でスタッフを募集していたというわけです。しかも、“スピード昇給”って言葉に魅力を感じたし、“未経験者大歓迎”というのも安心感がある。「ここだ！」と思って速攻で応募しました。

――入社後のお話を。

メンズエステの仕事は未経験ということもあって、セラピストさんの写真をSNSにアップしたり、店のホームページのキャンペーン割引を更新したりといった簡単な業務から始めました。今でこそ簡単って言えますけど、入社当時はパソコンを全く触ったことがないから、作業はかなりぎこちなかったと思います。人差し指でポチ、ポチ、ポチみたいな（笑）。仕事をこなしていくうちに慣れていきましたけど。
そのほかに、業務というより業務に必要なことでセラピストさんの名前と年齢を覚えました。在籍人数が多いので、これが結構大変で。

――年齢も覚えるんですか？

もちろん。名前は当たり前だと思うんですけど、『美魔女エステ』は年齢によってコース料金も変わるから、セラピストの情報はしっかり頭に入れておかないとお客様への案内がすんなりとできません。早く新しい業務も任せてもらいたかったので、暇さえあればプロフィールを見て頭に叩き込みました。
で、在籍を覚えたタイミングで電話対応も担当。順序立てて業務を始められたから、料金の案内については問題なかったです。

――それなら仕事がスムーズにこなせそうですね。

ただ、自分の場合は言葉遣いに課題が。丁寧になりすぎて堅苦しくなったり、それに注意して話すことを意識したら馴れ馴れしくなりすぎたり。その間のちょうどいい接し方というのがわからなかった。だから、先輩社員の電話対応を聞いて、よく参考にしてましたね。
その中で自分は、お客様のノリに合わせながら、話すことを意識していったら、だんだんと自然にできるようになっていったかなと。今は1人ひとりの好みに合わせてセラピストの紹介やコースの提案などもするようにしてます。

――中村さんなりの接客の仕方が見つかったんですね。

はい。今は電話対応のほかに、セラピストさんのシフト調整やプロフィールづくりなど一通り業務は任されているので、少しは頼りになる存在になれたと思います。
もちろん、それは先輩社員がわかりやすく業務を教えてくれたおかげ。積極的に仕事に取り組めているのは、好奇心でこの仕事を選んだからかもしれません。

――のびのびと働けていることも伝わってきました。

職場の雰囲気も和やかなので。あと、モチベーション高く働けてるのは、頑張ったら頑張った分だけ稼げるから。そもそも基本給が高いですし、業務内容に応じてしっかり昇給もしていくので、もっとほかの仕事もこなせるようになりたいです。

――ちなみに、昇給したら何に使いたいですか？

いや、もういろいろです。あったらあった分だけ使っちゃうタイプなので。前から欲しかったハイブランドのバッグとか欲しいですね。
……いや、でも結局、毎日のように飲みに行って全部使っちゃいそうな気がするな（笑）。