独占インタビュー！アロマっち｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――ご出身は？

横浜です。高校までは地元の学校に通って、そのあとは都内の大学の歴史学科に入学しました。教員免許が取得できる課程だったので、先生を目指しながら興味のある分野を学べることが魅力で。

――では卒業後は教師に？

いえ、そうではないんですよね（笑）。
あまり知られていないかもしれませんが、中学校や高校の教員は一年目から常勤になることってわりと難しくて。非常勤講師や塾講師をしながら、常勤として採用されるまで面接を受けるという流れが一般的なんです。
正直なところ、そこまでの熱量があったわけではないので、ほかの学生と同じように一般企業も含めて就活。結局、建築会社に採用されて、そこで施工管理の仕事をすることになりました。でもここが、なかなか大変な職場だったんですよ……（笑）。

――というと？

早朝に出勤して、日が暮れるまで現場仕事。そのあと会社に戻って夜遅くまで事務作業です。それに一応、作業員をまとめる立場なのに、僕自身は建築に関してなんの知識もない素人同然の若造。元請けの会社と職人さんたちの板挟みも辛くて、自分が潰れてしまうのも時間の問題だろうと、3カ月で退職しました。

――その後は？

学生のときにバイトしていたラーメン屋に、社員として就職しました。勝手もわかっていたし、待遇に不満もなかったんですが、どうしても愛知県に引っ越す必要ができたのでまた退職を。

――なぜ愛知県に？

実はそのとき、愛知県に住んでいた彼女と遠距離恋愛の状況で。そろそろ同棲しようという話し合いの結果、僕が愛知に移ることになったんです。
で、引っ越してからすぐに派遣で寝具営業の仕事をはじめたんですが、働き始めて3カ月くらいで派遣元と派遣先が契約更新を解除。またしても職を失うことになりました。そのあとですね。彼女に紹介されて、『アロマっち』に入社したのは。

――彼女の紹介とは……？

多分めずらしいですよね（笑）。
実は彼女が以前、別の風俗店で内勤のスタッフをやっていて、業界のことに詳しかったんですよ。それで『アロマっち』の社長を知っていて、とても信頼できる人だと。そんなわけで、ひとまずは面接で顔合わせすることに。

――社長と会った印象は？

聞いていた通りに、信頼できる方だなと。この業界の経営者って、良くも悪くも突き抜けた人が多いのかなと思っていたんですけど、社長は堅実な考えをお持ちで。
ナイトレジャーは世間体のいい仕事じゃないかもしれないけれど、だからこそクリーンな経営をすることを大切にしていて、一般企業以上に会社としてのあるべき姿を目指す姿勢に惹かれたんです。

――入社後のことを。

部屋の掃除やお客様のご案内などを一通り。ラーメン屋での経験もあったし、このあたりは問題なくこなせました。逆に、これまでパソコンを長時間触ったことがなかったからか、サイト更新についてはミスが目立ってしまい……。
でも失敗したときも先輩がフォローしてくれたおかげで、大きな問題は起きていません。もちろん今でもミスがゼロになったわけではないので、そこはもっとがんばらないとですね。

――未経験入社だと、よりいっそう先輩の存在が心強いですよね。

もちろん仕事なので、ときには厳しい言葉もいただきますが、すごく寄り添った指導をしてくれるんですよ。
それに相手のタイプを見極めて、その人にあった接し方をしてくれるのもありがたくて。僕なんかは最初に「ある程度厳しく教えてほしいです」って伝えていたので、自分が一番成長できるさじ加減で、アメとムチを使いこなしていただいています（笑）。正直、けっこう恵まれているなって思います。

――現在の課題は？

女性との接し方ですね。どういう立場で接するのが正解なのかまだわからなくて。
馴れ馴れしいのは当然よくないですけど、かといって距離を取りすぎても冷たい感じになってしまいますから。なかなか一筋縄にはいかないなって（笑）。

――克服はできそうですか？

自分なりに、少しずつ仲良くなれるように心がけはています。たとえばあまり話したことがない女性は、まずはほかのスタッフと会話しているところに混ざっていったりして。
だんだん2人でも話すようになって「さっきのお客様はこうだった」とか「いつもフォローしてくれてありがとう」とか聞かせてもらえたりすると、信頼を得られたのかなって。
スタッフの立場では、お客様から直接感謝される機会は多くないので、彼女たちからそういう言葉をもらえると、やっていてよかったなって思います。

――今後の目標は？

まずはひとりで業務を任せてもらえるくらい、一人前になること。もっと先の話でいえば、もしグループが新店を出すことがあれば、責任者の候補として声をかけてもらえる実力を身につけられたらなと。もちろんまだ入社して2カ月なので、大きなことは言えないですけれど（笑）。
そのためにも、今自分にできることからコツコツがんばっていくしかないですね。

――一つひとつ積み重ねていくのが重要だと。

この仕事って専門的な知識や技術が求められるわけじゃないので、慣れているかどうかだと思うんですよね。だからこそ頭で理解していたつもりでも、実際にやってみたらうまくいかないってことも多くて。急にできるようになるのを期待するんじゃなくて、毎日少しずつ身につけていけたらなと思っています。

――ちなみに、入社してから私生活の変化はありましたか？

日常的に風俗サイトを見るようになりましたね。実は客として風俗店に行ったことがないので、業界のことに詳しくなくて。どこにどんなお店があって、どういうお店が人気で、看板嬢にはどんな子がいるのかなどをリサーチする時間は増えました。
彼女の紹介があってここで働いているわけなので、自宅でも堂々とチェックできています。さすがに食事中に見ていたりすると、怒られちゃいますけどね（笑）。

――（笑）。最後に、未来の後輩へメッセージを。

業務内容に関しては向き不向きがあると思いますが、いきなり難しいことは要求されません。先輩たちのフォローを受けながら、少しずつ覚えていける環境です。僕としても新人の方ができるだけ溶け込みやすい雰囲気は作るようにするので、心配せずに飛び込んできてほしいですね。