独占インタビュー！奥様クラブ｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――お若い頃は相当モテたとお聞きしました。
　
いやいや、やめてください（笑）。とか言いながら、今日は撮影があるって聞いたので、ヒゲをどう剃るか迷って……。

――（笑）。ユーモアもありますし、小さい頃から人気者だったのでは？

……か、どうかはわかりませんけど、昔から目立ちたがり屋ではありましたね。本当はシャイなのに、なぜか“オイシイところ”ではつい調子に乗っちゃうという（笑）。
それに生まれ育ったところは大阪なので、面白いことをやるとすぐ注目されるんです。だから気が付くと靴箱にラブレターが入っていたり、バレンタインにチョコをたくさんもらったり。あの、こんな恥ずかしい自慢話を永遠に……？（笑）

――失礼しました（笑）。では勉強や運動のことを。

身体を動かすのは好きで、中学ではバレーボール部に所属。ただ、いつも補欠の一番手というか、レギュラーにはギリギリ入れないくらいの実力でした。
勉強のほうは嫌いだったから、いかに努力しないかに知恵をしぼる日々（笑）。それで普通に進級できていたので、要領は悪くないと思うんですよ。でも、そのまま勉強せずに受験をしたら、3人しか落ちないはずの地元の高校にまさかの不合格（笑）。定員割れしていた工業高校に、はるばる電車で通うハメに……。

――工業に興味は？

全然なかったですね（笑）。ただ、僕が入った電気科はほとんど男子ばかりだったので、放課後にみんなでゲーセンやボウリングに寄り道するのが楽しくて。
で、「月500円のお小遣いじゃ足りんな」とアルバイトを始めてみたら、これが面白くてね。机の前でじっとしてなきゃいけない学校とは大違い。それに、がんばればがんばるほど給料日はウハウハ。だから弁当屋にファミレス、ガソリンスタンドに肉体労働、野球場の売り子まで、なんでもやってみました。

――学校以外の世界にハマったと。

そうそう。当時の時給は800円ほどで今よりずっと安かったけど、それでも月に10万円以上稼いでいたんじゃないかな。だから当然「卒業したら就職や！」と思っていたのに、親の猛反対に合いまして。
仕方なく大阪市内にある調理師学校に進学することにしたんです。

――料理に興味は？

いえ、これまた全然（笑）。1年制だったし、小難しい勉強よりはマシかなと思っただけです。授業が終わればやっぱりバイト三昧。しかも、時給1400円という高収入に釣られて、夜の仕事にも手を出してしまう始末で。

――夜の仕事というと？

ホストクラブのウェイターです。でも、入店して1週間もせず、店長命令でホストに転向することに。理由は謎でしたけど、まあ、秘めたチャラさを見抜かれたんじゃないかと（笑）。
いざ接客を始めてみれば、夜の世界は本当に刺激が強くて魅力的でした。いろんなお客様に出会えるうえ、指名が増えれば月収も60万、70万円と想像以上の金額に。それを後輩にパーッと奢ったり仕事の付き合いに使ったりと、私生活まで派手になっちゃって。

――業界に染まってしまったと。

ねえ（笑）。いまとなっては完全に黒歴史ですよ。
でも一方で「これは一生できる仕事やない」ともちゃんと考えていて。僕、根は結構マジメだと思いません？（笑）

――（笑）。その後は？

調理師学校の卒業と同時に夜職を辞め、1年間、フランスに料理留学を。帰国後は東京都内のフレンチレストランに就職しました。

――本当にマジメじゃないですか！

でしょ（笑）。でも、最初の店は僕を含めて料理人がたった3名。業務量も人間関係も常に余裕がなくて、その窮屈さに耐えきれずに数日でリタイア。
それで、次は都内に複数の店舗を展開する大型のピッツェリアを選びました。ここは従業員が多いうえに面倒見のいい先輩ばかり。ピークタイムは凄まじい忙しさだったけど、おかげでピザ作りが目に見えて上達。毎日、何百枚も仕込んで焼くのが面白くてたまりませんでした。没頭すれば、朝8時から夜12時までの激務もあっというまで。
その調子で8年が経った頃、急激に会社の業績が悪化。閉店が相次ぎ、ついにうちの店も……。

――それは残念。

ええ、本当に。でも「そろそろ関西に戻ろうか」とも思っていたので、この機に大阪市内のピッツェリアに転職。次々に新店舗を作るような勢いのある企業だったし、前の店で鍛えられていたおかげで、入社後間もなく店長を任されました。
ところが、よかったのはそれだけです。内情はブラックそのもので休日はほぼナシ。上層部からは毎日暴言を吐かれ続けて、徐々に思考力が奪われ、結局そのまま4年もこき使われました。

――よく抜け出せましたね。転機は？

3カ月ぶりに休みが取れたある日、同僚と海に出かけたんです。すると上司から怒鳴り声で「なんで休んだ？ すぐ店に来い！」と電話が。
聞き慣れた暴言も大自然の中で聞くと「めっちゃ異常やん」とようやく理解できて、そのまま2人で飛びました（笑）。

――ご無事で何よりです。

ええ、本当に（笑）。ただ、長年の激務で腰を傷めてしまっていて……。
料理人を続けるのは難しいし、かといって34歳でまったく新しいことを始めるのもキツイ。それで思い当たったのが夜職でした。だけど、いまさらまたホストってわけにもいかないし、だったら風俗かなと。

――『奥様クラブ』を選んだ理由は？

実は以前、系列の店舗型M性感の『難波秘密倶楽部』で遊んだことがあって。店内の装飾、スタッフの対応、空気感までテーマパークばりに作り込んである本気ぶりに「この店は別格やな」と衝撃を受けたんです。
それで、働くなら『秘密倶楽部グループ』だと狙いを定めて、ちょうどそのときスタッフを募集していた『奥様クラブ』へ。

――感銘を受けて選んだ会社。実際のところは？

あの世界観を実現するには、相当ルールが厳しいんじゃないかと思っていたんですが、実は真逆でした（笑）。店舗ごとの裁量権がものすごく大きくて、コンセプトさえズレていなければ細かいことには口出しされません。
それに、労働環境にも驚きました。どこか家庭的な雰囲気でチームワークがいいし、研修やレクリエーションなど店舗間を超えたスタッフの交流もあります。労働時間は8、9時間なので早番だと夕方から、遅番だと夕方まではプライベートな時間。なんというか、すごく人間らしく働けるんですよね。

――いい環境。ところで、入社4年目で店長になられたとお聞きしました。

はい。とある事情で店長が突然辞めてしまったので、当時、店長職を目指していた僕が引き継ぐことに。
内心「ラッキー」と思った反面、あまりに急だったから準備も引き継ぎもできず、半年ほどは毎日てんやわんや（笑）。予想以上の責任の重さに最初は潰されそうでした。
あの状況で心も身体も壊さずにいられたのは、やっぱり、ほかのメンバーが全力で支えてくれたおかげ。そして時間をかけても店を自分なりのかたちにできたのは、上層部が見守ってくれたからだと思っています。

――今後の目標は？

責任者は、最終的には数字を上げることだけが仕事。だから、まずはコロナ禍直前に叩き出した過去最高売上を超えることが目標です。そのために、若い方や新しい方にはSM人気を盛り上げるアイディアをどんどん出していただきたいなと。
もちろんしっかりサポートしますし、おふざけも忘れない楽しい職場なので、ぜひ（笑）。