独占インタビュー！マリングループ｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――ご出身は？

実家は京都市内で、ごく普通の家庭って感じですね。小さい頃は勉強もスポーツもやると決めたらとことんがんばっていたので、学校の成績や部活もそれなりに。それが中学あたりから“反逆のカリスマ”的なロックミュージシャンに憧れるようになり、その歌や生き様にがっつり影響を受けて……（笑）。

――早くも雲行きが怪しく（笑）。

ねえ（笑）。さすがに窓ガラスを割ったりバイクを盗んだりはしませんでしたけど、髪を染めて、学校に内緒でバイトをするくらいのことは。
ただ、当時はまだ授業も部活も手を抜かずにやっていたので、高校受験のときも有名な進学校にすんなり合格。表面上は大人から褒められるような優等生でした。だけど自分では「いい学校に受かったからってどうなんだ」「これが本当の俺か？」と悩み続け、結局は入学してすぐに辞めてしまい……。
その後、住み込みで雇ってくれる喫茶店を見つけたので「まずは自活しよう」と家を出ることに。

――いわゆる“自分探し”？

ですね。で、しばらくして定時制の高校に自力で入り直し、以後は朝から店に出て夕方5時からは授業。生活費も学費も給料でまかなう日々でした。

――その若さでなぜそこまで自立にこだわった？

うーん……。あの頃は親に守られて生きるより自由が欲しかったんですよね。バイクにも乗ってみたかったし、仲間と夜まで遊び倒したかった。だから夢中でお金をためて、16歳になると同時に二輪免許を取得。初めて自分の愛車で走ったときの気持ちは、いまでも忘れられないくらいです。
それに「せっかく高校に入り直したんだから、大学にも行こう」とも考えていて。これまた地元の難関大学に狙いをつけて受験したら、なんと一発合格（笑）。

――すごい。猛勉強したんですか？

いえ、全然。試験にはなぜか強いみたいで。それでね、100万円ほど払って入学したのはいいけど、すべて自費でやっている僕に対して周りは親のスネをかじる“お子様”ばかり。話すのもバカらしくて3日で退学してしまったんです。でもいまから思えば、自分だって至らないところだらけ。ろくに知りもせず人を見下すなんて、じゅうぶん子どもですよねえ（笑）。

――いや、ロックです（笑）。

（笑）。そんなこんなで、これを機に高校時代から結婚を考えていたカノジョとの入籍を前倒しして「オトナになろう」と。さらに家族の将来を考えて、手堅く稼げる大手運送会社に入社を決めました。

――当時は世間的にも「結婚すれば一人前」みたいな考えがありましたよね。

ええ。その一環できっちり就職もしたわけですが、これがひどいブラック企業で。朝6時から深夜2時まで働き詰め。疲れ果ててトラックに泊まる日もあり、新婚生活なんてないも同然でした。
なんとか3年ほど耐えて管理職に上がっても、状況はひどくなる一方。日々、上からの理不尽な目標と叱責を僕が受け止め、部下のやる気を削がないようマイルドに伝えるという繰り返しで、多少給料が上がった程度じゃまったく割に合わず……。

――……それはすぐに辞めるべきでは。

ちょうど子どもができたところで、「簡単に辞めるわけにはいかないな」と。そのうち何も深く考えなくなり、疑問も不満も抱かずに惰性で10年も続けてしまいました。
そんな僕がもう一度ちゃんと自分を見つめられたのは、次に入った不動産会社のおかげなんです。

――なぜ不動産業界へ？

前職を辞めて街を歩いていたとき、とある不動産会社の店先で営業募集の貼り紙を見つけまして。なんとなく「これだ！」と直感してお店に飛び込み、面接を受けて……という流れだったかと（笑）。

――勢いで未知の世界に（笑）。

はい（笑）。とはいえ今度は不動産の売買と仲介を行う仕事。専門的な知識や経験に加え営業センスも必要なので、勢いだけではなんとも……。一通り研修を受けて接客を始めてはみましたが、最初はそもそもお客様のご要望の本質がつかめずトンチンカンな提案ばかりしていましたね。
それが悔しくて、宅建資格の勉強と並行して業界のトレンドや市内、府内の不動産情報を頭に叩き込み、来店があれば一番に飛び付く毎日。すると1件、2件とだんだん顧客のニーズにバチッとハマる物件を提案できるようになっていったんです。
で、3年目には店から看板を借りるだけの半独立状態に。大きなプロジェクトを成功させると収入が跳ね上がり、生活も付き合う仲間も、自分自身も変わっていって……。

――どんな変化が？

まず1億、10億なんて物件はチームを組んで動くので、超優秀なフリーランスや会社の代表といった、ひとかどの方たちと日常的に関われるようになりました。
そんな中で議論を交わしたり一緒に戦略を練ったりすると「自分がどんな人間か」「何が欠けているのか」なんてことが自然と見えてくるもので。足りない部分を埋めようといろんな経験をするうちに、どんどん世界が広がっていった感じですね。

――超一流の人たちの中で磨かれたと。

間違いないです。ときには祇園で豪遊したり一緒に高級車を乗り回したりもしたし、心理カウンセラーの資格を取って、セミナー講師として招かれたことも。われながら30代は本当に充実していました。
だけどコロナ禍あたりから自分に停滞感を感じ始め、「一度、心からやりたい仕事をやってみよう」と。猛反対する妻を説得して、つい4カ月前に風俗業界へ。

――ご自身たっての希望でこの業界に？

そうです。風俗で遊んだことはなかったけど、以前から夜の世界自体には強い憧れがありまして。特に風俗には長い長い歴史があって、“なくならない職業”と言われている点も僕には魅力的でした。
それでリサーチを重ねてたどり着いたのが、全国規模で展開されている『マリングループ』。なかでも雄琴の『マリンブルー雄琴店』は新店舗だということで、いち店舗スタッフとして心機一転始められそうだと。

――入社してみて、いかがでしたか？

想像以上にいい職場だと思います。
メンバーは全部で8名。年齢や社歴に関わらず礼儀正しく接する風土がありますし、先輩が手取り足取り指導してくれるおかげで、初日から困ることがなかったくらい。もちろん失敗もありますが、周りのみなさんにフォローしてもらいつつ試行錯誤できるので、成長もはやい気がします。
特にキャストさんとの接し方なんかは難しいところがありますが、積極的にあいさつをしたり、疲れた様子だったら声を掛けていたわったり。自分なりに小さな積み重ねを続けた結果、初めて女性のほうから「林さん」って声を掛けてもらえたときは、うれしすぎてウルッときましたね（笑）。

――（笑）。望んで入られた世界。今後の目標は？

まだまだ新人とはいえ、最近は教える側に立てる場面も増えてきました。ただ、まずは店舗を任されるくらいにならないと会社や業界の全体図は見渡せないので、早く店を支える存在になりたいですね。
その点、このグループは自主性を重んじて、なんにでも挑戦させてもらえるのがいいところ。だって、要は成功のチャンスが多いってことでしょう？

――ポジティブですね。

これはいろんな経験から導き出した僕の持論なんですが、人生は「やる」か「やらない」かの二択。どんな業界でも成功する人はみんな、失敗を恐れず「やる」んですよ。
だから「今だ！」と思ったら僕は迷わずチャレンジします。幸い、ここにはその環境があるんですから。