独占インタビュー！CLUB DEEP｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――ご出身は？

大阪です。僕が育ったのは府内でも割とガチャガチャした地域で、しかも、うちはかなり放任主義な母子家庭（笑）。そのせいか、小さい頃から考え方も行動もめちゃくちゃ自由になっちゃって。

――というと、学校に行かないとか？

あ、小学校にはちゃんと通っていましたよ（笑）。当時は地元の少年野球のチームに入っていて、練習は楽しかったし、友達も多かったし。
その流れで、中学に入ってからも野球部に。好きで続けていたから部活だけは休まなかったけど、反面、授業はサボりがちでした。何しろ寝坊しても誰にも起こされないうえに、勉強はどんどん難しくなる一方で「面倒くさいな」と。

――ちなみに、サボって何を？

寝るか、日焼けサロンに行くかでしたね（笑）。

――中学生で日サロに!?

当時はそれがカッコいいと思っていたんですよ。ただ、翌日はだいたい担任の先生から「ちょっと焼きすぎちゃうか」ってツッコミが（笑）。
でも別に「日焼け禁止」って校則はなくて、グレてるわけでもないから、学校としても怒るに怒れなかったみたいで。

――（笑）。結構お金がかかったのでは。

親戚が商売をやっていて、週末にちょっと手伝えば小遣いをくれたもので、そのへんは困ってなかったんですよ。まあ、そんな感じで中学生のくせに好き放題やっていた結果、高校受験には見事に失敗（笑）。そもそも「受かればラッキー」程度の気持ちだったから滑り止めも二次募集も受けず。結果発表のあとは誰にも相談しないで、自力で就職活動を始めました。
それで、いろいろと仕事を探した結果、兵庫県の建築会社の現場職に内定。卒業と同時に実家を出て、1人暮らしを始めることに。

――失礼ながら、意外としっかりしておられますね。

いやいや、全然。新生活を始めた頃なんて、本当にいっぱいいっぱいでしたもん（笑）。
まずは、仕事に慣れるのにひと苦労。僕の担当は住宅の基礎工事の一部で、土台づくりにかかわる作業。万が一にもミスや事故がないよう神経を使うし、体力も要るから、毎日クタクタになっていました。
さらに、帰ったら帰ったで家事が待っているわけで……。料理は子どもの頃からやり慣れていたけど、買い物に洗濯に掃除まで全部自分でするとなると、想像以上に大変だった。
それまでは奔放すぎると思っていた母親に対しても「ああ、ちゃんと育ててくれとったんやな」って感謝したくらいです（笑）。

――少し大人になったと。

いやまあ、大変といっても人間関係とかは楽しくやっていたので、そこまでじゃないですよ（笑）。
だけど2、3年経っても同じ作業ばかりだとさすがに飽きてきて、「自分でお店でもやれたらなあ」なんて将来を思い描くように。そうするとこのまま月収20万円程度じゃ資金をためられないし、商売の経験も積めないなと現実的に考えるようになっていきました。
で、18歳になったのを機に転職を。

――次はどんな仕事に就いたんですか？

このあと10年ほど、水商売をやりました。理由は単純で「収入がよくて、お金の動きが見えやすい仕事ってなんやろ」と考えて、頭に浮かんだのがこれだけだったから（笑）。
お水といってもバーテンにホスト、キャバクラのボーイと職業は多岐にわたりますが、僕は長年“夜職”をやったおかげで接客からバックヤードまで幅広く経験できた。だから、結果として得たものはやっぱり大きかったなと思いますね。

――たとえば？

もちろん、収入の面もあります。でも一番の収穫は、人の気持ちを思いやれるようになったこと。建築現場では早く正確な作業ができればよかった。だけど夜の仕事は時と場合によって必要な振る舞いが違います。
お客様の心情を察したうえで、アホになりきって場を盛り上げたり、しんみりムードで相談に乗ったり。お酒に強いとかトークがうまいとかは二の次で、誰に対しても「どうすれば楽しんでもらえるか」を考えて接するのが何より大事なんですよね。
それに気付くと、人の笑顔を見られる機会が自然と増えて。「ああ、よろこんでもらえると自分もうれしいもんなんや」ってさらに気が付いて。

――また少し大人に。

このときはそうかも（笑）。思いやりって人間関係の基本だから、どこでも通用しますもんね。
そんなわけで勉強も成長もできたし、収入もよかったんですが、お酒が絡む不規則な生活は10年も続くとさすがに「キツいな」と……。まだお店を持つところまで行っていないけど、いったん昼職に戻ることにしました。

――今度は何を？

できるだけ健康的な生活をしようと、運送業者で配達のアルバイトを。ちょうどコロナ禍で爆発的に忙しい時期でしたけど、毎日、愛想よく走り回っていると、なんか楽しくなってきちゃったんですよね。でも1年ほどで正社員に誘われたとき、ふと本来の目標を思い出しまして（笑）。
それで、次の就職先に選んだのが『CLUB DEEP』でした。

――なぜ『CLUB DEEP』へ？

風俗業界は水商売と近しいうえにお酒を飲まなくていいから、経験を活かしつつ、身体的にも無理をせずに働けるんじゃないかなと。それに、いま多店舗展開されていないところのほうが、今後、事業が拡大したときに店長になれる可能性も高いと思ったんですよ。
あとは社会保険や休日といった待遇面がしっかりしているところも魅力的でしたね。

――なるほど。実際のところはいかがでしたか？

待遇は求人の内容通りで、希望に合わせて休みも取れますが……。店舗スタッフとしての業務自体はそう甘くはなかったです（笑）。当初はパソコンの操作が追いつかずミスを連発。キャストさんの出勤日が入力できてなかったり、新人さんのプロフィールを間違えていたり。先輩たちがちゃんと見ていてくれたおかげで大事には至りませんでしたけどね。
電話受付もなかなか大変で、何分間のコースなら料金がいくらとか、交通費やオプションを含めて瞬時に答えるのは至難の業。慣れるまではスマホの待受画面にまで料金表を貼り付けていたくらいです（笑）。
で、半年ほどで一通りの業務を覚え、1年でやっと一人前に。

――意外なまでの苦戦ぶり。

これがね……もう本当に（笑）。だけど、困っていると必ず周りの誰かが声を掛けてくれるし、ヘコんでいたら飲みにも誘ってくれる。だから本気で辛くなることはなかったですね。
それに、キャストの女の子たちから相談されたり、頼られたりするのが逆に支えになった部分もあります。相手に寄り添ってサポートできるのが僕の強みであり、やりがいなわけで。うちの店はマジメな子が多いから、悩みを少しでも軽くして気分よく稼がせてあげたいなと。

――水商売時代の経験も活きているんですね。夢はかないそう？

まだスタートラインに立てたくらいだけど、多分（笑）。オーナーと直接話す機会も多いし、がんばりはきちんと見て評価してもらえる会社なので、チャンスは必ず来ると思っています。
だから、新店舗の計画が出たとき一番に店長候補として名前が挙がるように、もっと成長していかなきゃ。そして『CLUB DEEP』のよさをこれまで以上に広めて、みんなを笑顔にしたいです。

――めちゃくちゃポジティブ。

（笑）。前向きでいられるのは、きっとこのお店のおかげ。環境、収入、仕事の手応え、将来性とすべてが揃っているから、僕みたいに別の業界で限界を感じた人にもオススメできますよ。