- 東京
- 渋谷
- 東京リップ 渋谷店(リップグループ)の募集詳細
- インタビュー
東京リップ 渋谷店(リップグループ)
猪股さん 29歳
店舗スタッフ
年収500万円以上
勤続年数2年6ヶ月
人にだまされ、利用されてきた。どん底を経験したお人よしは、夜の世界で自分の居場所を見出す
“野球だけが友達”だった少年時代。プロへの道を絶たれ、再び見つけた夢の先には大きな落とし穴が
――ご出身は?
福島県ですね。実家は裕福ではなかったけど、小学生の頃から野球だけはさせてもらえて。とにかく投げるのが好きだったからポジションはピッチャー。勉強もせずひたすら練習に打ち込み、学校で口を開くのは部活中だけっていう「野球がお友達」みたいな子どもでした(笑)。
そのおかげか中学校では全部員が9人という人数ギリギリのチームながら、県大会では準優勝したほどで。
――野球一筋だったんですね。
ええ。だんだんとプロを目指すようになり、高校でも当然野球部に。ところが入学して早々、体育の授業中にふとした事故で肩のじん帯を傷めちゃって。医者からは「手術をしても、プロを目指せるような肩には戻らないだろう」と言われ、夢が絶たれてしまったんです。
――それはつらい。
ずっと野球だけが取り柄でしたからね……。それからはもう自暴自棄というか、何もかもにやる気がなくなって、学校にすらろくに行かなくなりました。
でも卒業も間近になれば、進路を考えなきゃいけない。だけど、野球しか知らない自分に何ができるかと思い悩みまして。
そんなときに当時付き合っていた彼女が「リハビリとか、ケガを治す職業を目指したら?」って言ってくれたんです。で、いろいろと調べて、面接だけで入学できる埼玉県の医療系の専門学校に進学しました。
――希望が見えたんですね。
はい。目標ができると変われるもので、昼間は介護やリハビリのバイトで学費を稼ぎつつ、夜は学校へ行き理学療法士を目指して夢中で勉強をする日々でした。
そんな生活を4年近く続けてたんですが、国家資格の受験を控えた時期にあるトラブルを起こしてしまい……。
――トラブル?
大好きなミュージシャンの貴重なライブチケットが手に入り、「追試でがんばろう」みたいな軽い気持ちで学内の大事な試験をサボっちゃったんです。先生から「もう辞めちまえ!」と激怒され、引くに引けずに退学。これこそ若気の至りってやつですね(笑)。
まあ、その頃にはリハビリの現場が僕の理想とはかなり違っていることも実感していて、夢を持てなくなっていたのも否めなかったですね。
それに僕、実はこの少し前からホームレス状態だったんです。
――ホームレス!? なぜ?
夜間学校の同級生から「親が重病で手術代が足りない」と相談を受け、全財産を貸してしまいまして。それで自分の学費や生活費は借金。しかもそいつはそのまま行方不明になるという(笑)。
福島県ですね。実家は裕福ではなかったけど、小学生の頃から野球だけはさせてもらえて。とにかく投げるのが好きだったからポジションはピッチャー。勉強もせずひたすら練習に打ち込み、学校で口を開くのは部活中だけっていう「野球がお友達」みたいな子どもでした(笑)。
そのおかげか中学校では全部員が9人という人数ギリギリのチームながら、県大会では準優勝したほどで。
――野球一筋だったんですね。
ええ。だんだんとプロを目指すようになり、高校でも当然野球部に。ところが入学して早々、体育の授業中にふとした事故で肩のじん帯を傷めちゃって。医者からは「手術をしても、プロを目指せるような肩には戻らないだろう」と言われ、夢が絶たれてしまったんです。
――それはつらい。
ずっと野球だけが取り柄でしたからね……。それからはもう自暴自棄というか、何もかもにやる気がなくなって、学校にすらろくに行かなくなりました。
でも卒業も間近になれば、進路を考えなきゃいけない。だけど、野球しか知らない自分に何ができるかと思い悩みまして。
そんなときに当時付き合っていた彼女が「リハビリとか、ケガを治す職業を目指したら?」って言ってくれたんです。で、いろいろと調べて、面接だけで入学できる埼玉県の医療系の専門学校に進学しました。
――希望が見えたんですね。
はい。目標ができると変われるもので、昼間は介護やリハビリのバイトで学費を稼ぎつつ、夜は学校へ行き理学療法士を目指して夢中で勉強をする日々でした。
そんな生活を4年近く続けてたんですが、国家資格の受験を控えた時期にあるトラブルを起こしてしまい……。
――トラブル?
大好きなミュージシャンの貴重なライブチケットが手に入り、「追試でがんばろう」みたいな軽い気持ちで学内の大事な試験をサボっちゃったんです。先生から「もう辞めちまえ!」と激怒され、引くに引けずに退学。これこそ若気の至りってやつですね(笑)。
まあ、その頃にはリハビリの現場が僕の理想とはかなり違っていることも実感していて、夢を持てなくなっていたのも否めなかったですね。
それに僕、実はこの少し前からホームレス状態だったんです。
――ホームレス!? なぜ?
夜間学校の同級生から「親が重病で手術代が足りない」と相談を受け、全財産を貸してしまいまして。それで自分の学費や生活費は借金。しかもそいつはそのまま行方不明になるという(笑)。
だまされ利用される”お人よし”。夜の世界で出会った恩人に救われ、仕事の楽しさを教わる
――失礼ですが、お人よし……。
本当に(笑)。いつもやりたいことだけに夢中でろくに友達付き合いをしてこなかったせいか、人を疑うことを知らなくて。
そんなこんなで家賃が払えなくなって家を追い出され、学校は辞め、再び何もかもなくしました。しばらくは駅や公園に寝泊まりして、日雇いの現場労働と飲食店のバイトを掛け持ち。それでも収入は月20万円。借金の支払いは25万円だったから、督促の電話にも追い詰められる日々でした。
で、なんとかこの生活を抜け出したいと思っていたとき、知人から「いい仕事があるよ」と紹介されて飛び付いたんです。
――何か嫌な予感が……。
正解です(笑)。まあ、仕事自体はリラクゼーション施設でのマッサージとごく普通だったんですが、同僚は日本語を話せない外国人ばかり。文化も違う彼らをまとめつつ、2LDKの寮に4人で共同生活するというおまけつきで。肝心の給料も少なすぎてほとんど手元に残らないありさまでした。
しかも、例の知人は紹介料と称してお金を受け取っていたと。これって僕、売られたようなもんじゃないですか(笑)。
――まちがいなく売られましたね。
本当に(笑)。だから今度は必死で調べて立川にあるデリヘルに転職。ナイトレジャー業界なら住むところもお金も心配なさそうかなって。
――結果はどうだった?
生活面は落ち着きました。でも、仕事は今まで経験してきたどの業界よりも忙しくて大変だったなと。僕は変にカタブツなところがあるから、特に接客には大苦戦(笑)。電話の対応ひとつとってもバカ丁寧過ぎて、お客様とのテンションが違いすぎるせいで、せっかくのチャンスを逃してばかり。うまくいかずに落ち込む毎日でした。
でも教育担当だった先輩が本当にいい人で、どんなにミスをしても叱らずに根気よくアドバイスをくれたんです。おかげで少しずつお客様から感謝されることも増えていき「仕事って楽しいものなんだな」と感じられるようになりましたね。
――ようやくいい流れに。
僕も、「このままずっと続けたいな」と思っていたんですけどね……。ただ、3年ほどで辞めることになってしまったんですよ。
というのも先輩と僕はオーナーから目の敵にされ、意見は何一つ通らず理不尽に詰められまくるようになっちゃって。結局2人とも耐えられなくなり、先輩が辞めるタイミングで僕も知り合いに紹介してもらった『東京リップ 渋谷店』に移りました。
本当に(笑)。いつもやりたいことだけに夢中でろくに友達付き合いをしてこなかったせいか、人を疑うことを知らなくて。
そんなこんなで家賃が払えなくなって家を追い出され、学校は辞め、再び何もかもなくしました。しばらくは駅や公園に寝泊まりして、日雇いの現場労働と飲食店のバイトを掛け持ち。それでも収入は月20万円。借金の支払いは25万円だったから、督促の電話にも追い詰められる日々でした。
で、なんとかこの生活を抜け出したいと思っていたとき、知人から「いい仕事があるよ」と紹介されて飛び付いたんです。
――何か嫌な予感が……。
正解です(笑)。まあ、仕事自体はリラクゼーション施設でのマッサージとごく普通だったんですが、同僚は日本語を話せない外国人ばかり。文化も違う彼らをまとめつつ、2LDKの寮に4人で共同生活するというおまけつきで。肝心の給料も少なすぎてほとんど手元に残らないありさまでした。
しかも、例の知人は紹介料と称してお金を受け取っていたと。これって僕、売られたようなもんじゃないですか(笑)。
――まちがいなく売られましたね。
本当に(笑)。だから今度は必死で調べて立川にあるデリヘルに転職。ナイトレジャー業界なら住むところもお金も心配なさそうかなって。
――結果はどうだった?
生活面は落ち着きました。でも、仕事は今まで経験してきたどの業界よりも忙しくて大変だったなと。僕は変にカタブツなところがあるから、特に接客には大苦戦(笑)。電話の対応ひとつとってもバカ丁寧過ぎて、お客様とのテンションが違いすぎるせいで、せっかくのチャンスを逃してばかり。うまくいかずに落ち込む毎日でした。
でも教育担当だった先輩が本当にいい人で、どんなにミスをしても叱らずに根気よくアドバイスをくれたんです。おかげで少しずつお客様から感謝されることも増えていき「仕事って楽しいものなんだな」と感じられるようになりましたね。
――ようやくいい流れに。
僕も、「このままずっと続けたいな」と思っていたんですけどね……。ただ、3年ほどで辞めることになってしまったんですよ。
というのも先輩と僕はオーナーから目の敵にされ、意見は何一つ通らず理不尽に詰められまくるようになっちゃって。結局2人とも耐えられなくなり、先輩が辞めるタイミングで僕も知り合いに紹介してもらった『東京リップ 渋谷店』に移りました。
退職も出戻りも温かく受け入れてくれた。大好きな会社で成長を続け、目指すは”胸を張れる自分”に
――また紹介で……。
だと思うでしょう(笑)。でも今回は大丈夫。感謝しかないくらいです。
――というと?
仕事内容や進め方の違いに最初は少し戸惑ったんです。でも、雰囲気やフォロー体制がすごくいいから、失敗を恐れず場数を踏んで、どんどん現場に慣れていきました。
あと、入りたての人間でも意見が言えて、いいアイディアならちゃんと採用されるってことに心底驚いたし、うれしかったですね。以前は僕の話を聞いてくれるのは先輩だけだったけど、今度は会社全体が“聞く姿勢”を持ってくれているんだなと。
それで仕事がどんどん楽しくなっていったんですが、僕、2年ほどで一度退職しまして。
――順調なときになぜ?
28歳にもなると地元は結婚ラッシュで……。同級生に子どもができたり家を建てたりしているのを見て迷いが出たというか。自分で選んだ仕事だけど、急に世間体も気になり始めちゃって。
そんな理由で飲食業に転職を決めたんですが、上司や周りの人たちは快く送り出してくれました。「お前は戻ってきそうだなあ」なんて冗談を言いながら(笑)。
――それで本当に戻ってきたわけですか(笑)。
だって、転職して2、3カ月後にはコロナ禍で店が休業状態になっちゃいましたから(笑)。
その間に一時的に『LIP』に「バイトさせてもらえないか」と聞いたんですが、ずうずうしいお願いにもかかわらずサラッと受け入れてもらえて。その温かさも含め、一旦離れたからこそお店のよさをより強く感じました。
結局コロナ禍が長引いて飲食業に戻れる見込みも立たず、困っているところを、上司から「またうちで社員になれば」と勧めてもらって今に至るという。
――いい職場ですね。
本当に。僕、この会社が好きだから、ぜひ「いい会社です」って書いておいてください(笑)。勤務時間や休日も常識的で残業もほとんどないし、有休だってちゃんと取れるのでプライベートも充実してます。
それに風通しがよくて、がんばりは必ず上に伝わるし。昇給や昇進のチャンスが常にあると、やっぱりやりがいを感じますから。
――今後の目標は?
今はまず出戻りのブランクを埋めて、お客様から「猪股くんいる?」って言われるような関係性を築きたいです。そして、いずれは店舗を任される存在に……。
いつか結婚相手ができたときには、精神的にも経済的にも大人になって、「こんな仕事をしてるんだ」と堂々と言えるくらいになっていたいです。
だと思うでしょう(笑)。でも今回は大丈夫。感謝しかないくらいです。
――というと?
仕事内容や進め方の違いに最初は少し戸惑ったんです。でも、雰囲気やフォロー体制がすごくいいから、失敗を恐れず場数を踏んで、どんどん現場に慣れていきました。
あと、入りたての人間でも意見が言えて、いいアイディアならちゃんと採用されるってことに心底驚いたし、うれしかったですね。以前は僕の話を聞いてくれるのは先輩だけだったけど、今度は会社全体が“聞く姿勢”を持ってくれているんだなと。
それで仕事がどんどん楽しくなっていったんですが、僕、2年ほどで一度退職しまして。
――順調なときになぜ?
28歳にもなると地元は結婚ラッシュで……。同級生に子どもができたり家を建てたりしているのを見て迷いが出たというか。自分で選んだ仕事だけど、急に世間体も気になり始めちゃって。
そんな理由で飲食業に転職を決めたんですが、上司や周りの人たちは快く送り出してくれました。「お前は戻ってきそうだなあ」なんて冗談を言いながら(笑)。
――それで本当に戻ってきたわけですか(笑)。
だって、転職して2、3カ月後にはコロナ禍で店が休業状態になっちゃいましたから(笑)。
その間に一時的に『LIP』に「バイトさせてもらえないか」と聞いたんですが、ずうずうしいお願いにもかかわらずサラッと受け入れてもらえて。その温かさも含め、一旦離れたからこそお店のよさをより強く感じました。
結局コロナ禍が長引いて飲食業に戻れる見込みも立たず、困っているところを、上司から「またうちで社員になれば」と勧めてもらって今に至るという。
――いい職場ですね。
本当に。僕、この会社が好きだから、ぜひ「いい会社です」って書いておいてください(笑)。勤務時間や休日も常識的で残業もほとんどないし、有休だってちゃんと取れるのでプライベートも充実してます。
それに風通しがよくて、がんばりは必ず上に伝わるし。昇給や昇進のチャンスが常にあると、やっぱりやりがいを感じますから。
――今後の目標は?
今はまず出戻りのブランクを埋めて、お客様から「猪股くんいる?」って言われるような関係性を築きたいです。そして、いずれは店舗を任される存在に……。
いつか結婚相手ができたときには、精神的にも経済的にも大人になって、「こんな仕事をしてるんだ」と堂々と言えるくらいになっていたいです。
写真・記事:メンズバニラ編集部
店舗スタッフ
猪股さん 29歳
年収500万円以上
勤続年数2年6ヶ月
福島県出身。高校入学まで野球一筋で、根性はあるがそれ以外の世界を知らず。お人よしな性格も災いし、ホームレスを含め2年の極貧生活を送る羽目になった経験がある。
状況を打破すべく24歳でナイトレジャー業界に飛び込み、3年後に『東京リップ 渋谷店』へ。一度は昼職にあこがれて離職したものの舞い戻り、現在は現場の仕事に日々奮闘中。
本人いわく「ただの日本酒好きの堅物男です」とのこと。
猪股さんがはたらく会社の求人募集情報
リアル給与明細
店長・幹部候補
職位
店長
年齢
35歳
勤続期間
5年 6ヶ月
-
合計845,000円
-
基本給400,000円
-
手当80,000円
-
歩合350,000円
-
交通費15,000円
店舗スタッフ
職位
マネージャー
年齢
32歳
勤続期間
3年 6ヶ月
-
合計512,000円
-
基本給350,000円
-
手当50,000円
-
歩合100,000円
-
交通費12,000円
送迎ドライバー
職位
ドライバー
年齢
45歳
勤続期間
3ヶ月
-
合計360,000円
-
基本給(24日出勤)315,000円
-
ガソリン手当45,000円
電話応募について
メンズバニラ限定特典
入社祝金1万円贈呈!
電話番号
03-5459-1463
採用担当者:採用担当
SNS応募について
- インタビュー
- 東京リップ 渋谷店(リップグループ)