独占インタビュー！バイオレンス（ハピネスグループ）｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――ご出身は？

秋田県です。田舎だったもので、幼い頃は野山を駆け回って遊んでいましたね。
小学校に上がってからは、父親の影響でサッカーをやるように。中学校までは続けたのかな。でも本当は、野球のほうが好きだったのは内緒です（笑）。
そんなわけなので高校ではサッカー部に入らず。友達と遊んだり彼女をつくったり、至って普通の高校生活を送りましたね。
卒業後はホテルマンを養成する専門学校に進学を決めて、彼女と一緒に上京しました。

――ホテルマンになりたかった？

いえ、東京に行きたいっていうのが先にあって、専門学校は口実です（笑）。やっぱり田舎育ちだから、都会に対して強い憧れを持っていたので。
まあ、入学して1カ月で退学することになるんですが（笑）。

――いったい何が？

専門学校でできた友達と軽い気持ちでやったイタズラが、思ったよりも大ごとになっちゃって。親に入学費用を払ってもらったし、僕としてはそのまま通いたかったんですけど、結局、自主退学せざるをえなくなり……。
しかも東京で就職していた彼女から「あんたを東京に置いておくと、何をしでかすかわからん」なんて言われ、2人で秋田に戻ることに。

――東京生活が一瞬で……。

今思い返しても、もったいないなって（笑）。
で、帰郷してからは、彼女のお父さんが経営していた建築会社に就職。仕事内容は職人さんたちに混じっての現場作業でした。
これがまあ、しんどくて。周りはみんなゴリゴリのイカつい人ばかりだけど、僕はパワーも体力もないもやしっ子。しかも途中で彼女と別れちゃったから、そこで働き続けるのが気まずいのなんのって。毎朝、社長宅に集合してから現場に向かう決まりになっていたので、出勤のたびに元カノの家に行かなきゃいけないっていう。

――それはキツい（笑）。

さすがにやってられないなってことで、退職しました。
で、今度こそ都会で一花咲かせたいと思い、考えた結果、ホストをやろうと決めたんです（笑）。

――（笑）。それで再び上京を？

といきたかったんですが、なんとなく東京のホストはビビっちゃって（笑）。結局、千葉の栄町にある店で勤めることにしました。
待遇は悪くなかったですよ。ランカーにまではなれなかったから、一般的なイメージほどは稼げなかったけど、同い年のサラリーマンと比べるとかなり貰えていたかな。

――ひとまず首都圏で成功したと。

なんだかんだで2年くらいは続けましたね。学校は1カ月しかもたなかったのに（笑）。
ただそんなとき、新しく彼女ができまして。その子はキャバ嬢で、しばらくしたら互いに落ち着きたくなり「もう夜の仕事は離れよう」と。だからホストを辞めて、居酒屋チェーンに転職したんです。
やってみると、ふらっと店に訪れるお客様と気軽に話せることを新鮮に感じて。同じ接客業でもホストは女の子をもてなすことに特化していて、また勝手が違いましたから。
　
――接客の楽しさを再確認したんですね。

ええ。それに人間関係も良好で、けっこう居心地のいい職場でした。でも唯一、給料だけが不満。いつか昇給したらそれなりに稼げるようになると思っていたんですけど、甘かった。
あるとき10年以上も続けている他店の店長と会う機会があって、それとなく聞いてみたんですよ。そしたら彼の給料は、僕がホストをしていた時代の半分程度。
やっぱり男たるもの、稼いでなんぼじゃないですか。でもここじゃ希望が持てない。であれば、やっぱり夜の仕事に戻るかって。

――彼女は反対しなかった？

そのときはすでに別れていましたから（笑）。

――（笑）。では、またホストに？

それも考えたんですけど、もう20代後半になっていたので、ホストの世界ではオジサン扱いされ始める年齢。ちょっと尻込みしちゃいましたね。
で、ほかに稼げそうな仕事といえば、風俗店のスタッフかなと。客としてもけっこう風俗は好きだったから裏側には興味があったし、好きな接客もできる。それで『バイオレンス』に入社して、今に至るわけです。

――『バイオレンス』を選んだのはなぜ？

やっぱり収入面に惹かれましたね。あとは保険などの福利厚生が充実していたから。それに今度こそ都内で働きたいっていう気持ちも後押しになりました。
正直、入社前は怖い人がたくさんいるのかなって身構えていたんですけど、いい意味で普通の人ばかりだったんで、ホッとしましたよ（笑）。

――入社後のことを。

最初は部屋の掃除やホームページの更新作業がメインでしたね。慣れてきたら、接客も任せてもらえるようになりました。
ミスをしてしまうことも多かったんですが、そのたびに先輩たちがしっかりフォローしてくれたので、大きな挫折はなかったです。それに毎日のように同期と飲みにいって、あれこれ語り合うのも楽しかった。アットホームってこういうことなんだろうって思います。

――温かい職場なんですね。

仕事はしっかり教えてもらえるし、休日の数もこの業界の中では多いほう。連休を取ることも難しくないので、プライベートも充実させやすいです。
あと僕が一番気にしていた昇給も定期的にある。おかげで生活にも余裕ができて、すぐにいいスーツを買っちゃった（笑）。
それに上司がちゃんと仕事ぶりを見てくれて、都度都度フィードバックを受けられるのもうれしい。僕の場合は、「職場の人間関係を円滑にできている」と評価してもらえました。

――というと？

自分で言うのもなんですが、僕はスタッフにも女の子にもかなり人当たりがいいんですよね。のんびりした性格だからか、誰かに対して怒ったりするのが苦手で（笑）。たとえば女の子が連絡なく遅刻した場合でも、軽く注意するくらい。とはいえそれだけでは良くないので、ほかのスタッフと役割分担しています。厳しく言ってくれる人が別にいるから、こっちはアメ担当でいられるわけです（笑）。
そのかわり女の子をうまくなだめたり、ほかのスタッフとの間を取り持ったりするのは僕の仕事。互いに苦手分野を補い合うことで、職場の雰囲気づくりをしていますね。

――未来の後輩にはどのような人材を求める？

ギラギラ系で前に出ていく人も、コツコツがんばる裏方タイプの人も、どっちもウェルカムです。ただ、協調性を持っていて職場のみんなと苦労を分かち合えるような人ではあってほしいかな。もちろん個人で能力を発揮することは大事だけど、やっぱりそれ以上にチームプレーが重要な仕事なので。
僕も含めて先輩が積極的にサポートするから、どんな人も安心して飛び込んできてもらえたらと思います。

――今後の目標を教えてください。

まずは店長を目指してがんばりたいですね。のんびりしているように見えて、ちゃんと出世したい気持ちもあるんですよ（笑）。