K-STYLE

東京(吉原

風俗ワーク(ソープランド

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K-STYLE

ひーたんさん 26

店舗スタッフ

年収450万円以上

勤続年数04ヶ月

理想の職場は吉原に。楽しい仲間、やりがいの大きな仕事、夢と可能性に満ちた新規店

19歳で水商売の道へ。都会のラウンジで味わった、華やかな世界と仕事の楽しさと“理不尽な仕打ち”

――『K-STYLE』は今年の2月に開店したそうですね。オープニングスタッフとして入社を?

いえいえ。僕はもともと同じ吉原にある系列店にいまして。『K-STYLE』のオープンに伴い、異動したかたちですね。まあ、その系列店で働いていた期間も2カ月くらいなので、ほとんど新人みたいなもんでしたけど(笑)。

――それまでにナイトワークの経験は?

あります。新宿のホテヘルとか、川崎のソープランドとか。あとは水商売。ずっとバーテンダーをやっていました。

――「ずっと」というと?

19歳から24歳まで5年くらい。最初は西麻布のラウンジでした。
僕、高校を出たあと、地元の茨城県で郵便局に就職したんですけどね。仕事が面白くなくて、2カ月で辞めちゃったんです(笑)。で、派遣のアルバイトで日銭を稼ぎつつ、フラフラと遊び歩いていたら、友だちに誘われて。酒を提供するだけなら未成年でも働けるっていうし、夜の世界にも興味があったしで、「じゃあやってみようかな」と。

――西麻布のラウンジと聞くと、華やかなイメージがあります。

それも惹かれた理由の1つです(笑)。実際、芸能人とかスポーツ選手とか、有名人もいっぱい来る店だったんですよね。僕はカウンターに立って注文を聞くだけなので、あまり話す機会はなかったけど、最初は目の前にいるってだけで興奮していましたね。「本物だー!」って(笑)。
仕事も楽しかったですよ。いろんな業界の人と知り合えたり、営業終わりに仲のいい先輩やキャストの女の子とVIP席でワイワイしたり。ただ、上層部の人……いにしえの人たちが、ホント無理で。

――いにしえの人たち?

あ、昔から店にいるベテランのことです。おじさんとかおばさんとか言うのは、インタビュー的によくないのかなって(笑)。

――(笑)。

でまあその人たちが、いわゆるオラオラ系というか、理不尽極まるというか(笑)。言いがかりみたいな説教もしょっちゅうで、何をしても怒られるんです。「いやいや、トイレ行くだけでしょ!」みたいな(笑)。
そういう日々の繰り返しに、さすがに我慢の限界がきて、1年ちょっとで辞めちゃいました。

――その後は別の店でバーテンダーの仕事を?

はい。今度はカウンターとソファ席が2つあるだけの小さな店。ここで働きながら、風俗店の仕事の掛け持ちを始めるんです。それが川崎のソープランド。22歳のときですね。

1年間の掛け持ち生活、コロナ不況での失職、そして吉原へ。青年は“歴史あるソープ街”で再スタートを切る

――風俗店とバーの掛け持ちは大変そうです。

あの頃は若かったから……。

――今でも十分お若いですが(笑)。

いやまあ今以上に(笑)。とはいえ当然、体力的にしんどいときもありました。だけど仕事が楽しかったんで、あまり気にならなかったというか。特に接客。ラウンジやバーにもさまざまなお客様が来ますが、風俗店の場合は好みにマッチする女の子を案内するとか、コースの成約につなげるとか、駆け引き的な要素も加わります。正解が人によって違うので、「こういうときはこうする」みたいなマニュアルで対応できない。それが僕には面白かったんです。
でも結局、このソープランドも1年ちょっとしか続かなくて。

――何かあったんですか?

主任としてグループ内の別店舗へ転籍することが決まったんですけどね。いざ赴任してみると、従業員不足で店が回らない。当たり前のようにワンオペ(笑)。忙しすぎてキャパオーバーになっちゃいました。
それでバーテンダーの仕事に専念するようになったものの、こっちはこっちで、コロナ不況の打撃から回復することが出来ず……。なんだかんだで4年も勤めたバーだから、閉店が決まったときは残念でしたが、じゃあ今度は風俗店一本でがんばろうと気を取り直して、新宿のホテヘルに転職を。その次が吉原。『K-STYLE』の系列店っていう流れです。

――再びソープランドへ。なじみのある川﨑ではなく吉原を選んだ理由は?

すごくシンプルですよ。なんとなく求人サイトを見ていたら、その系列店が出てきて。「そういえば吉原って行ったことないなあ」って、ただそれだけ(笑)。
正直、最初は不安もありましたけどね。それよりも「面白そう」が勝ちました。

――不安というと?

吉原って歴史あるソープ街じゃないですか。だからちょっと“お堅い”イメージがあって。老舗も多いだろうし、「この道ウン十年」みたいな、いにしえの人たちがうるさいんだろうなあ……と(笑)。

――(笑)。実際に入社してみていかがでしたか?

想像していた以上にうるさかった(笑)。
あ、誤解しないでくださいね。わずらわしいとか理不尽に怒られるとかじゃありません。上司も先輩もマナーや仕事の取り組み方に対して、「こんなに!?」ってくらいビシっとしていて。僕はその意識も業務レベルもまだまだ低かったのでイチから鍛え直してもらった、という話です。ラウンジ時代とは意味が全然違いますよ(笑)。

人間関係が良好、活躍のチャンスが多い。その新店は“理想の職場”、ともに成長できる仲間を求ム

――もう一度、基礎から指導を受けたと。

注意されてムカつくこともありましたけどね(笑)。でも何が悪かったのかを丁寧に教えてくれたのでモチベーションが落ちることはなかったし、仕事をこなせるようになるとうれしかった。『K-STYLE』へ異動するまでの2か月で結構レベルアップできたかな、と。

――ちなみに吉原と川崎とで風土の違いなどは感じますか?

特にない……かな。鈍感ですいません(笑)。ただ、風土じゃなくて店のコンセプトによる違いはあります。その最たるものがキャストさん。川崎時代は年齢の高い方が多かったので、息子とか弟みたいな感じで可愛がってもらっていたんです。あの頃は若かったから(笑)。
一方で『K-STYLE』は20代前半がメイン。同級生どころか、いきなりお兄ちゃんのポジション。様子に気を配る、敬語で接する、という基本姿勢は変わりませんが、なんだか「しっかりしなきゃ!」って気持ちになっていますね。

――スタッフさんも若い方が多いんですか?

そこは20代から40代まで幅広いです。だからといって年齢による上下関係みたいな、体育会系のノリはまったくありません。仕事はビシっとやるけど、それ以外のときはみんな明るくてオモロイ(笑)。みんなでメシに行ってワイワイする日も多いですよ。

――良好な職場環境ですね。

やっぱり職場の人間関係って大事じゃないですか(笑)。
それにうちは上長管理のもと、自分主導でいろいろな業務をやらせてくれるから、仕事のやりがいも大きくて。店の目標もわかりやすい、達成すればボーナスも出る、結果を出せば役職にも就ける。おかげさまで、僕も主任に昇進できました。

――おめでとうございます。スピード出世では。

どうなんでしょう。自分ではよくわからないですけど、同僚と切磋琢磨しながら、がんばれる職場ってのは間違いありません。

――では最後に求めている人材像をお聞かせください。

やっぱり真面目な人……かな。でも真面目すぎてもダメというか。すべてを真正面から受け止めるのではなく、たとえば注意されても「うるせーな、やったるよ」くらいのほうが楽しく働けると思います(笑)。
あと、うちの店はオープンしたばかりなので、まだいろいろと模索している段階。僕らと一緒に成長できるし、活躍できるチャンスも多いっていう点では、若い未経験の方とかすごく向いていると思いますよ。「いにしえの人」もいませんから(笑)。
写真・記事:メンズバニラ編集部

店舗スタッフ

ひーたんさん 26

年収450万円以上

勤続年数04ヶ月

茨城県出身。高校卒業後、郵便局員の仕事を経て、19歳のときに水商売の道へ。西麻布のラウンジ、都内のバーで延べ6年働いた。後者の時代には、ソープランドのスタッフの仕事も掛け持ちする。
2024年2月。『K-STYLE』のオープンに伴い、26歳のときに入社した系列店から異動。現在は主任として、店の発展に尽力している。
趣味は貯金。「通帳の数字が増えると楽しい」が「少し貯まると使っちゃう」とのこと。

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