独占インタビュー！エンジェルグループ｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――ご出身は？

ごめんなさい。身バレの関係で具体的には言えないんですけど、日本海に面した北の方の地域って感じですね。
実は僕、過去に2回離婚を経験していて、子どもが計4人います。いずれも年頃だったりするので、念のためということで（笑）。

――失礼ですが、1回目の結婚はいつ頃？

高校卒業してすぐ、僕が18歳のとき。相手は高校時代から付き合ってた方です。
普通は18歳で結婚って金銭的に前途多難だと思いますが、僕の実家は代々建築業を営んでいて、僕は高校卒業とともに家業を継ぐため就職。次期社長ということで、収入面も問題なかったので結婚を。そしてすぐに子どもを2人授かりました。
ですが、4年後に離婚。原因は若気の至りといったところ。詳しくは聞かないでください（笑）。親権は元嫁さんに譲り、僕は22歳で毎月養育費を納めることに。

――若いのに大変でしたね。

とはいえ、僕はそこまで物欲が強いほうでもないですし、趣味や遊びで散財するタイプの人間じゃなかったので、お金の面で困ることはありませんでした。それに建築業の仕事は好きだったから、そっちに精を出せば気が紛れたと言いますか（笑）。
で、その後、10年以上実家で働いたのですが、34歳のときに千葉にある建築会社で修行をすることに。というのも、僕の実家が請け負ってるのは主に一般建築だったので、もっと大規模な工事もしてみたいと思ったんですよね。
ただ、この選択が大きな間違いだった……。

――いったい何が？

実は修行へ行く前に2回目の結婚をしてまして、すでに子どもも。そんなタイミングで離れ離れになったものだから、嫁さんに相当辛い思いをさせてしまった。たまにしか会えないこともそうですが、千葉の会社では入ったばかりの新人ということで給料は大卒の初任給程度。しかも千葉と地元に2つの生活拠点を構えていた。なので、その間は貯金を切り崩しながら節約生活をしてたんです。
それがだいたい3年くらい続いたのかな。すると嫁さんの精神がとうとう限界を迎えてしまって、2人で話し合った結果、離婚をすることに。
それにあたって、僕は車や家財道具などをすべて売り払い、元嫁さんに全財産を渡しました。これがせめてもの償いになればと思って。その結果、手元に残ったのは僅かな現金のみ。
しかも、そのことが原因で職も失って……。

――職とは千葉の建築会社ですか？

いえ、実家のほうです。
千葉の会社で3年くらい修行して、ある程度のノウハウが習得できたので、その頃には実家へ戻ってました。前々から父親とはそこまで仲がよかったわけではなかったんですけど、2回目の離婚を機に関係がさらに悪化。「家業を継ぐ意志はない」という念書を交わして退職したんです。
嘘みたいな話ですが、僕は離婚をきっかけに一瞬にして何もかもを失いゼロになりました。ああ、1回目の離婚のときの養育費が残ってるので実質マイナスか（笑）。

――それはツラい……。

キツかったのは確かなんですが、嘆いててもしょうがないわけで。とにかく生活するために新たな職を探し始めたんです。そこで気になったのが、風俗店のスタッフの仕事でした。

――なぜ風俗店のスタッフを？

僕、たまたま交友関係に夜の街で働いてる人が多くいて。彼らは羽振りもいいし、楽しそうに仕事の話をするので、ずっと建築業を続けながらも気にはなってました。で、彼らの中にデリヘルや箱ヘル、キャバクラはいるのに、ソープで働いてる人がたまたまいなかった。だからすごく安直な考えで、誰もやってないソープをやってみようって（笑）。しかも、やるからには激戦区でやりたいと思い、吉原を選んだんです。

――建築業には未練はなかった？

15年くらいやって、たくさん資格も持ってましたが、ぜんぜん未練はありませんでしたね（笑）。むしろ2度目の離婚をして背負っていたものがなくなったことで、どうせならまったく違う世界を知りたいと思ってましたから。
そんなこんなで求人サイトで吉原のソープの募集を探してたんですが、逆にいっぱいあり過ぎてどこがいいのかまったくわからない（笑）。それならと友人たちにアドバイスを仰いでみたら「吉原なら『エンジェルグループ』がいいんじゃない？」と言われたので、すぐにアポを取って上京したんです。

――積極的に動きましたね。

はい。18歳からずっと働いてるので、仕事をしてないと落ち着かないといいますか。それにお金もなかったから、もし採用してもらえたら、すぐにでも働きたい気持ちがあったので。
僕ね、面接のときに言ったんですよ。「どうせやるからには行けるところまで行きたい」「いずれは社長たちと肩を並べて自分の店を持ちたい」って。その意気込みが伝わったのか、その日のうちに採用が決定。寮に入り、働き始めました。

――入社してからのことをお聞かせください。

自分で言うのもなんですが、とにかくひたむきに働きましたね。とはいえ最初は何もわからないから、つまずくことばかり。特に僕が苦手だったのが敬語。実家の建築会社では結構荒々しい言葉を使うことが多くて、それが染みついちゃってたんです。
それでも、吉原にはたくさんの競合店舗があって、女性のサービスはもちろん、スタッフの対応もお客様に比べられる。僕一人の言葉遣いで店に迷惑をかけるわけにはいかないので、必死で直しましたよ（笑）。

――ほかの業務は順調に？

そうですね。受付業務やホームページの更新作業などは先輩方が実演を交えながら教えてくれましたし、わからない点を聞いたら丁寧にアドバイスをくれたので、比較的スムーズに覚えられたと思います。

――そして、現在の肩書は店長。まさにスピード出世ですね。

社長と肩を並べようと思ってるので、店長はあくまで通過点です（笑）。
とにかく『エンジェルグループ』の一番の魅力は、がんばりをしっかり評価してくれる点。僕の場合は入社から3カ月後に主任、そのまた3カ月後に次長、そして、その半年後に店長へ昇進しました。もちろん昇進するたびに給料もグッと上がります。
おかげで、もうすぐ大学生になる2番目の子どもに入学費を準備してあげることができたんです。これで養育費もすべて払い終えたので、僕のしてあげられる子育ては終了。一段と仕事に集中できる環境となりました。

――今後の目標は？

前述したように社長と肩を並べられる存在になり、いずれは自分の店を持つことです。
ただ、そのためには女性の出勤対応、受付業務、スタッフの育成、ほかにも店長にはたくさんの業務がありますが、目の前の仕事1つひとつに全力で取り組むことが大事かと。それが売上と自分の評価につながると思ってるので。
あっ、すみません。なんか堅苦しいし、偉ぶってる感じになっちゃってますよね（笑）。でも、うちのグループは全然そうじゃないです。年功序列もないし、上下関係の壁もない。風俗を怖い世界だとイメージしている方もいると思いますが、普通に働きやすいですよ（笑）。

――どんな人材がほしい？

ベタだけどやる気を持ってる人。それさえあれば『エンジェルグループ』なら絶対に評価してくれます。
あと2回離婚してる僕が言うのもなんですが（笑）、女性に優しくできる人はいいですね。やっぱりこの世界、女性がすべてなので。