独占インタビュー！梅田ゴールデン倶楽部｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――事前アンケートによると、職場では「真面目で無味無臭な人」とのことですが。

自分ではそう思ってます（笑）。
でも周りからの評価は「素直」とか「ぶっ飛んでる」とか、いつもバラバラで。

――（笑）。子どもの頃からそんな感じ？

うーん。5歳から高校を卒業するまでサッカー漬けで、幼少期はほぼそれだけしか思い出が……（笑）。
強いて言うなら、僕ね、大阪市内の出身だけど、実家がめちゃくちゃ厳しかったんですよ。たとえば礼儀とか勉強とか、なんでも父の判断基準に合わないと矯正されちゃうっていう。
小さいときからそんな環境だったので、真面目には育ったんですけど、理不尽に何かを押し付けられるとかは今でもすごく嫌で。ちょっと変なのはそのせいかも（笑）。

――サッカーはご自分の意思で？

いえ、友達に誘われて。でも、もちろん強制じゃなかったし、そのあと13年間も続けたのは間違いなく楽しかったからですね。
小学生の頃は地元のクラブチーム、中学からは部活に。3年のときにはスポーツ推薦の話もいくつかもらったんですが、結局は自力で進学しました。割と真剣にやっていたしチームの雰囲気もよかったけど、残念ながら引退まで目立った成績は残せず。
ただ、練習中はもちろん、帰りもみんなで寄り道したり誰かの家に集まったり。家族より親しくて、一緒にいる時間が好きだったなあ。

――スポーツにかけた青春だったと。

ええ。あ、でも女の子ともそれなりに遊んでいましたね、そういえば（笑）。サプライズが好きで、彼女の誕生日に“月の土地”を贈ったこともあったんですよ。まあ、結果としては「何？ これ」って、引かれちゃいましたけど（笑）。

――（笑）。高価だったのでは？

いえ、確か3,000円くらい（笑）。驚いたりよろこんだりしてくれるのが楽しみで、ついいろいろやっちゃって。
それに、この性格が卒業後の進路にもつながったんだから不思議なものです。

――というと？

高校3年のときに、いろんな企業の求人担当者が校内に集まる“合同進路相談会”ってイベントが開かれまして。たまたまブライダル企業のブースに行ったら「この業界は、一生に一度の記念日に人を幸せにできる」「心からありがとうと言ってもらえる希少な仕事なんですよ」と説明されて。
それまではなんの興味もなかったんですけど「これしかない！」って進路を即決（笑）。2年制のウエディング系の専門学校の夜間部に進むことにしました。

――男性の選択としては珍しいような。

おっしゃる通り、クラスの女子30人に対し男はたった2人。最初は「遊び放題やん、ラッキー」と思ったものの、1人にでも手を出せばその情報が一瞬で全員に広まるとわかって……。
女の子の世界の洗礼を浴びて、まあいい勉強でした（笑）。

――貴重なご経験を（笑）。

あはは（笑）。もちろん、学校の勉強も真面目にはやっていましたよ。ただ、こういう仕事って教室で授業を受けてるだけじゃ実にならないんじゃないかと。
それで平日は朝から8時間、結婚式場でアルバイトをしてから通学を。土日は丸1日式場で過ごす2年間だったので、卒業する頃にはもう、いっぱしの経験者ですよね。

――余裕で就職できそう。

それはもう。同級生のほとんどが狙っていた人気の会社に軽々と合格しました。しかも新卒は料理の配膳といった周辺業務から始めるところを、僕だけがいきなりウエディングプランナーを任されるという特別待遇。
だけど、それは何も才能や実力のせいじゃありませんでした。「みんなよりスタートが早かっただけ」と思うとむなしくて、そのうち組織の嫌な部分にも目が行くようになり、たった半年で退職を。

――過去のがんばりが裏目に……。

ねえ（笑）。ほかの式場を知っているとムダな業務や習慣にすぐ気が付いちゃうし、かといって立場は新人だから意見もできないし。なんだか少し疲れて、しばらくは業界を離れていたんです。
でもブライダルの仕事自体は好きだったから、新しい会社に誘われたときはすぐに飛び付きました。それが21歳の頃かな。
今度は従業員10人のベンチャー企業で、何事も合理的かつ効率重視。その方針にも共感できたし、人数が少ないぶん任される業務の幅が想像以上に広くて面白かった。挙式関連はもちろん、遠方のホテルやレストランの開業支援にまで携わったくらいです。
夢中で働いていると3年なんてあっという間。社員数も100人にまで増えていて。

――社内での評価や立場は上がった？

僕もいわゆる創成期メンバーだったので、一応、経営陣の1人に。だけど、ちょうどその頃からコロナ禍が始まりました。
結婚式は普通、1年ほど前から商談や準備を進めますが、料金の支払いは早くても式の1カ月前。ほとんどがドタキャンになったうえ、世情に配慮してキャンセル代も取れないとなると赤字は確実です。予想通り、ついに給料まで遅延し始め「ここにはもう夢はないんだな」と……。

――それで風俗業界に？

というか『梅田ゴールデン倶楽部』をピンポイントで選びました。正直、給料遅延だけはもうゴメンだったので、今度は高収入かつ安定した仕事に就きたかったんですよ。この店は求人検索で上位だったし、バナー画像もお金を掛けて作り込んである感じだったので「相当儲かっているはず」と踏んで（笑）。
それに、異業種出身者が多いってところも魅力的でした。

――なぜ？

やっぱり、最初は「ちょっと怖いな」って気持ちもあったから。
だけど面接に来てみると、まず事務所の活気に圧倒されちゃって。先輩たちはみんな笑顔で迎えてくれるし、挨拶の声もとにかくデカい（笑）。店長なんてその筆頭でした。
話もうまくて、雑談で緊張をほぐすなんてお手の物。それでいて仕事の話となると、アツい信念を語るわけです。「この業界は男性の元気回復産業」「家や仕事でのストレスをここで発散できれば、また明日からがんばれるんだ」と。で、聞いているうちに「ここしかない！」って。

――ブライダルを選んだときみたいに。

ああ、そうですね。
サービスのかたちは違っても、人を幸せにして感謝されるって本質は変わりませんし（笑）。

――入社してからのことを。

いやあ、この仕事って本当に奥が深いなって……。僕ね、前職でいろいろな経験をしていたから、ぶっちゃけ入社前は「即戦力になれるやろ」と思っていたんです。だけど実際は全然で、初日から「あ、これはそんな簡単ちゃうわ」と（笑）。分厚いマニュアルも用意されていますけど、お客様からの問い合わせを確実に予約につなげるとか、効率のいい仕事の入れ方、キャストさんへの気配りなんかは臨機応変にやるしかない。
ただ、新人には必ず教育担当の先輩が1人付いて面倒を見てくれるので、職場にはなじみやすくてありがたかったですね。それに、勤怠関連のホワイトさもすごいと思います。有給は当たり前に取れるし残業はほとんどない。あったとしても1分単位で給料が出るので、一般企業出身でも驚くくらい。

――いい環境ですね。今後の目標は？

店長はいつも従業員、キャストさん、お客様の全員がWin-winになることを「三方良し」と言うんですが、僕も早くそれを実現できる力が欲しいなと。だって、みんながうれしいなんて最高じゃないですか。
それに、いずれは新店舗の話が出たときに必要とされるようになれれば……なんて。今はまだ目の前のことで精いっぱいだけど（笑）。