独占インタビュー！ドMグループ｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――現在は『ドM女学園 梅田店』の母体である『ドMグループ』の幹部候補として活躍されていると伺いました。

はい。系列全店舗の求人や人事を中心に担当しています。キャストについては採用から管理まで各店にお任せしている状態ですが、スタッフは全員、僕が面接を。
でも、初対面の方からは「一般のスタッフだと思っていました」なんてよく言われますね（笑）。

――失礼ながら、お立場に反してすごく普通というか、柔和な感じがするからでは。

だったらよかったです。僕自身、偉そうにされるのがキライなので、自分がまず控え目でいなきゃとは常々思っていて。昔は学校でも職場でも暴言や体罰が当たり前みたいにありましたけど、されて嫌だったことはしたくないなと。

――まさに反面教師。

ですね。それに、もうそんなブラックな時代じゃないし、風俗業界にもどんどんホワイト化の波が来ていますから。うちのグループも、例えば上場を目指せるくらいにしていきたいんです。
完全週休2日制とか1日8時間勤務とか、オフィス環境をきっちり整えるとか。みんなが働きやすい会社であれば自然と入社を志望する人も増えるし、業務効率も上がるでしょうから。
ただ、いまはまだその途中段階。グループを大きくするためにも、まずはいい人材に集まってほしくて、今日はここに来ました。

――明確なビジョンをお持ちなんですね。

まあ、さすがに僕の立場はそうじゃないとマズイでしょう。とはいえ嫌々やっているわけではなくて、結構、楽しんではいますけどね。どうも、頭を使うとハイになっちゃう変なクセがあるもので（笑）。

――（笑）。それは昔から？

そうそう。子どもの頃からゲームなんかは難しければ難しいほどハマるし、ルールを覚えるのも戦略を練るのも大好きでした。遊びに限らず、勉強もスポーツもあまり困ったことがなかったので、なんでも要領はいいほうなんだと思います。
人間関係もそれなりに良好で、小中高と男女問わず仲間がいっぱい。他校にまで友達がいたくらいで。

――いわゆる“陽キャ”だったと。

いえ、強いて言うならコミュ力のあるオタク（笑）。もともと人見知りはしないタイプでしたけど、高校のとき、生まれ育った神戸市からアメリカに1年間留学したおかげでさらに強くなったのかも。
日本とは全然違う文化の中に放り込まれて視野が広がったというか、考え方が柔軟になったし、語学も身につきましたし。

――無敵じゃないですか。

いやいや。その後は英語をほとんど使わなかったせいで、今ではリスニングがやっとです（笑）。
しかも、高校を出てからはこれといった目的が見つからず、進学するでもなく就職するでもなく。朝からスロットに通い、夜は週に何日かパチンコ屋でアルバイトをする無気力な日々。で、給料でまた打つというローテーションでした。
唯一、まともだったのは、自力で一人暮らしをしていたことくらい。

――意外です。その生活は長かった？

2年ほどですかね。で、ハタチになる頃ようやく「ちゃんと就職しよかな」と（笑）。

――それは、いわゆる“若気の至り”では。

……かもしれないけど、われながら「気付くの、遅ない？」って（笑）。まあ、当時はネット回線工事の需要が高かったので、通信系の会社の営業職なら山ほど募集がありまして。すぐに正社員になれたのはラッキーでしたね。
業務は企業相手の商談がメイン。難しいかと思いきや、想像していたよりずっと面白くて「どのプランなら食いつくか」「どう話を進めたら落とせるか」とゲーム感覚で楽しむうちに成績は上がる一方。ハードな売上目標をほぼ毎月達成できるようになったんです。
だけど、そんな生活も3年しか続かず……。

――順調だったのに、なぜ？

会社自体が経営不振で潰れてしまいまして。その頃になると入社当初とは状況がガラッと変わり、ネットは普及しきって競合も増えていた。それなのに上層部は何を変えるでもなく、毎日、部下をただ怒鳴るだけ。
要するに、時代についていけない企業だったんでしょう。

――大変でしたね……。

まあ、初めての就職先だったこともあってびっくりはしました。でも、結果としてはいい経験になったのかなと（笑）。
で、倒産後しばらくは失業保険と貯金で暮らしつつ、ときどき友達の仕事を手伝っていたんですが、そのうちの1つがのちに『ドMグループ』になるデリヘルでした。

――そこからすぐ正社員に？

いえ、最初はユルくドライバーをやっていた程度。そもそも僕自身、風俗やキャバクラで遊んだことがなくて、この業界にはまったく興味がなかったんですよね。
でも、みるみるうちに店が忙しくなり、いつの間にか業界知識から店舗運営の細かな流れまで叩き込まれて。気が付いたら内勤メンバー、そして正規スタッフになっていたという（笑）。

――成り行きで入社したと。

あ、それはちょっと違うかも。いろんな仕事をかじってみたけど、いざルールやシステムを覚えると、ここに一番やりがいや可能性を感じたっていうのが正直なところですね。
特に当初は少ない人数で店を回さなきゃいけなくて、いかに効率よく女の子に仕事を振るか、ドライバーさんを手配するか、お客様を逃さないかを考えるのに必死。頭をフル回転して全部がうまくハマると、難しいゲームをクリアしたみたいな爽快感が（笑）。

――（笑）。今回も順調そうですね。

店の回し方なんかは割とすぐ覚えられたので、まあ……。ただ、人の気持ちに関しては、そううまくはいきませんでしたけどね。

――というと？

キャストへの対応がやっぱり一番大事だし、そのぶん難しいなと。例えば新人さんは面接と並行してお客様からの予約を受け付けるんですが、指名が取れたにもかかわらず入店を断られちゃったり、体験入店だけで二度と出勤してもらえなかったり。「なんで？」ってことばかりで、女の子の気持ちが理解できるまでには5年くらい掛かったと思います。それもね、まずは在籍している全員の顔と名前、性格や事情、誕生日を覚えるってところから始めて、時間を見つけては待機所に行き1人ひとりと話して、距離の取り方を覚えるという泥臭いやり方で（笑）。
そんなこんなで面接の成功率が100％になった頃、ようやく店長職を任されるようになりました。その後は、割とトントントンと上がっていった感じなんですが。

――それほど地道な下積みがあったとは……。

「だからこそ、苦戦しているスタッフにもアドバイスができる」って書いておいてください（笑）。

――（笑）。最後に、長野さんが考える「いい人材」について教えてください。

これは表現が難しいんですけど……“根気のある人”かなと。人間、誰でも向き不向きがありますが、何事も簡単に諦めず業務にあたっていただきたくて。
僕はいつも各店舗を回っているから、伸び悩んでいる人もバリバリやれる人も、見ればすぐにわかります。そのうえで適した教育方法なり昇格なりを行うので「がんばっているのに成長できない」「仕事ぶりが評価されない」なんて思いはしないはず。実際に1年で店長になった人や、希望と適性に合わせて異動した人もいるので、そこはご安心を。
自分らしく働きたい方、何かに挑戦してみたい方、夢のある方にも、ぜひ応募してほしいなと思います。