独占インタビュー！亭主関白（アインズグループ）｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――これまでの経歴は？

地元の高校を卒業した後、美容師をしていました。というのも、和歌山にある僕の実家は、割と名の知れた美容室で、両親ともにヘアスタイリスト。店を継ぐと決めていたわけじゃないですけど、自ずとその道に進むだろうと思い、進路はすぐに決めていたんです。ちなみに、美容師の資格は高校在学中に通信で取得済み。すぐに働けるよう、準備も抜かりなく。

――就職は実家で？

いえ、働いていたのは大阪のサロンです。姉が先に府内で働いていたのと、華やかな都会への憧れゆえに、つられちゃいました（笑）。それに当時は、いわゆるカリスマ美容師がブームになったころ。「めちゃくちゃ女の子にモテる」ってウワサもあったし、自分も乗っかりたいなと（笑）。

――ということはモテたとか？（笑）

そりゃもう、ブイブイ言わせてましたよ（笑）。僕、かたちから入りたいタイプなので、それっぽいビジュアルに見えるよう全力を注ぎまして。そのおかげなのか「イケてる美容師が大阪にいる」と予約がひっきりなし。給料もそれなりにもらえたし、大好きな高級車も手に入れました（笑）。

――まさに“ブイブイ”状態（笑）。

でも、それも途中まで。10年くらい勤めたころでしょうか、指名がどんどん減っていって……。理由は自分の見た目とお金以外に興味が持てず、カット技術は進歩しないままだったから。そんなこんなで給料もみるみる減り「エセカリスマじゃこれが限界だ」と思い挫折。廃業です。

――別の店でやり直そうとは思わなかった？

まったく。もう気持ちがバッキバキに折れていたので、ハサミを再び握ろうとはさらさら思わなかったですね。
とはいえ、仕事の経験も知識も美容室で得たものだけだし、特にしたいことも見つからず……。とりあえず、業務用の美容用品を扱う会社の倉庫管理を紹介してもらい働くことに。だけど、もともと経営状況があまりよくなかったみたいで、2年ほど働いたところで潰れてしまったんです。
それで次の仕事を探していたとき、新聞で「高収入！ マイカー使用可！ 風俗店ドライバー求ム 東大阪」という求人を見つけて。愛車も腐らせずに済むし「これだ！」と。そう思ったときにはもう、履歴書を郵送していました。

――入ったのはどんな店？

個人経営のデリヘルです。でも、僕が働き始めた20年前は集客サイトもまともにない時代。だから、ドライバーも客寄せをしていたんです。もう時効だから言っちゃいますけど、待機時間にひたすらビラ撒きをしたりね。

――営業も兼務していたんですね。

最初は「寝耳に水」という感じでしたけど、お客様が来た分だけ時給が増えるって仕組みだったから、お金欲しさでがんばりましたよ。おかげで、美容師時代をはるかに超える報酬を得られましたし。手渡しでもらえる札束を見るたびニヤニヤが止まらなかったな（笑）。

――風俗の仕事でも成功を。

美容師はお客様と話すのも仕事のうちでしたから、女の子ともあっという間に打ち解けられました。まあ、若い子の話題についていけるようにトレンドについては猛勉強しましたけど（笑）。
ところが、2年ほど勤務していたある日、理由も告げられないまま「来なくていい」って言われたんですよ。そしたら店が倒産してたというわけ。これはめちゃくちゃショックでした。

――それは残念……。

その後も別の店でドライバーをやりましたけど、また2年で潰れ、その次も3年で閉店。あまりに続いたものだから「風俗店の経営っていったいどうなってるんだよ」とイラついてしまって。と同時に、「運営側なら実情が見えるのでは？」と思い、店舗スタッフへの転身を決めたんです。

――働いてみて、いかがでしたか？

甘くなかったですね（笑）。入社したのはいわゆる激安店だったんですが、ここは女の子の年齢層が幅広くて、個々に寄り添うのがひと苦労。もう、慣れるだけで必死でした。しかも、僕が入って3カ月くらいで店長がいきなり雲隠れして。もちろん、現場はてんやわんや。そんななか「佐々木、お前最年長なんだから店長やれるやろ」とオーナーから鶴の一声が。「無理言うなよ」って思いましたが、生きて行くためには仕方ない。正直、名ばかりの店長でしたが、年下の先輩からサポートされつつ無我夢中で店を回しましたよ。

――その後は？

2年ほどして店が落ち着いたあたりでしょうか。店長としての実績を買われ、経営不振の店の立て直しを任されたのですが、結果はあえなく撃沈。いたたまれなくなって退職してしまいました。
ただ、ちょうどその時期に、同じ店で働いていた同期のスタッフが、『亭主関白』で店長をやっていて。「ウチの店に来ない？」と誘われたんです。

――それで『亭主関白』に入社を。

はい。「新天地で頑張るぞ」と気合を入れ直して、3カ月後にはマネージャーに昇格。だけど売上が思うように上がらなくて。女の子もすぐ辞めていくし、そのせいでお客様を逃してしまったこともあるし。「マズいぞ」と。

――厳しいですね。

そんなとき、『亭主関白』の経営母体である『アインズグループ』の統括と出会ったんです。風俗業界で働き始めたころから「スゲー人だ」と噂には聞いてはいたのですが、実物はバリバリにオーラをまとっていて。でも話してみると意外にひょうきん。そんな人柄にも惹かれ、思い切って『亭主関白』が伸び悩んでいたことを打ち明けたんです。そしたら、大人の女性に対する気遣いとか、電話対応のスピード改善とか、ここでは言えない企業秘密の経営ノウハウとか、解決策が出るわ出るわ。最後には「上目指してがんばってみいや」と温かい励ましを。もうゾッコン状態です（笑）。

――素晴らしい出会いがあったんですね。

ですねえ。当然、いただいたアドバイスは即実行。そしたら今までが嘘みたいに繁盛するようになって。上がった数字を確認するたび「さすが本物は違うな」って惚れ直しました（笑）。
で、その後今までの店長が部長に昇格して、席が空いたんです。そしたら統括から「店長は佐々木に任せる」と。感無量です。

――では、仕事に臨むうえでのモットーは？

女の子もお客様も楽しい店づくりですね。
今『亭主関白』は、エンターテインメント寄りで接客しているんです。だって大阪のお店なんだし、せっかくなら“大阪ならでは感”を出していきたいじゃないですか（笑）。受付の対応ひとつとっても、テンション高く盛り上げて「兄ちゃん、おもろかったわー」と言われたら儲けもの（笑）。
あと、ウソをつかないことも大事。例えば女の子のプロフィールとか性格とか、まったく違うものを書いて傷つくのは彼女たちですからね。だったら正直に書いて「信用してよかった」と言ってもらったほうがいい。

――最後に、求める人物像をお聞かせください。

そうですねえ。まじめさと元気さがあればそれだけでじゅうぶん。できなくても僕らが教えるので安心してください。
なお、『亭主関白』には今、店長の下にあたるマネージャーがいない状態。だから、入ればいつでもチャンス、あります！ 笑いが絶えない職場ですし、環境もバツグンです！ そこのお兄さんお姉さん、ぜひ一度見てってやー！