独占インタビュー！五反田人妻城｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――まずはこれまでの経歴をお聞かせください。

19歳のときに地元の神奈川県にある町工場に就職して、22歳でうちの会社、『モアグループ』に入りました。最初の配属先は厚木の店、次が今の『五反田人妻城』っていう流れです。なんかシンプルすぎてすいません（笑）。あ、半年くらいニートもやっていました。

――（笑）。転職先に風俗業界を選んだ理由は？

それはもう、お金が欲しかったから。
前の仕事を辞めたあと、実家暮らしに甘えてニート生活を始めた結果、あっという間に貯金がなくなっちゃって（笑）。だというのにバイトひとつせず、遊ぶ金とかは、手持ちのマンガやゲームを売ったり、友達に借りたりして工面しつつ、日がな一日だらだらと……。どうしようもないですよね（笑）。
だけど“資源”には限りがあるし、親の目もどんどん厳しくなるしで、「いい加減に働かないとヤバイぞ」と。そう思い始めた頃、ニート仲間から「風俗店のスタッフでもやってみる？」と誘われたんです。全然知らない業界でしたけど、稼げるイメージがあったので、特に断る理由はありませんでした。

――では友人と一緒に入社を？

いえ、彼は応募すらしなかったです。というか、3年経った今でもふらふらしています（笑）。

――（笑）。ちなみに「全然知らない業界だった」とのことですが。

デリヘルとかソープランドとか、いろいろなジャンルがあることは知っていたし、それなりに興味もあったんです。でも僕の懐事情ではとてもじゃないけど遊びに行けない（笑）。だから店のホームページやポータルサイトはまともに見たことがなく、システムも用語もほとんど理解していませんでした。
ただ、そういう業界知識よりも先に、パソコンの使い方を覚えなきゃいけなくて。

――業務用ソフトの使い方とか？

キーボードの打ち方（笑）。何せ、人差し指だけでポチポチポチっていうレベル。というわけで、僕が風俗業界で初めて取り組んだことは、タイピングの練習です（笑）。

――ほかの業務はいかかでしたか？

ミスしてばかりだったなあ……。お客様からの電話に出れば、正しい敬語が出てこなくて口ごもる。キャストさんを車で送迎すれば、目的地を間違える。今でこそ『五反田人妻城』の店長を任されていますが、それも当時の上司を始め、周りのみんながサポートしてくれたおかげですね。

――周囲のサポート。詳しくお聞きしてもいいですか？

例えば電話の応対。常に先輩が付き添ってくれて、何かあればすぐに電話を代わってくれる。だから困ったときは「少々お待ちください」。これは真っ先に覚えた接客時の敬語です（笑）。
それに慣れないうちは、「女性、場所、コースだけをヒアリング」みたいな感じで、段階を踏ませてくれました。

――それは安心ですね。

キャストさんにもいろいろ教えてもらいましたよ。言葉遣いとか、接しやすいスタッフの特徴とか、社会人としてのマナーとか……。厚木の店は40代と50代のキャストさんがメインで、僕とは親子くらい年齢が離れていたこともあってか、皆さん優しかったですね。中にはお弁当を作ってくれた方も。

――良好な関係を築けていたと。

でも僕、最初はキャストさんとの会話を遠慮していたんですよ。まだ送迎のときくらいしか顔を合わせる機会がなかったし、彼女たちも疲れているだろうと考えて。そうしたら上司が「むしろ話しかけなさい」と。「少しでも距離感を縮めたほうが、今後のやり取りがスムーズになる」、「1人ひとりを知ることが、お客様への的確な案内につながる」と。のちに得たものを考えれば、すごくありがたいアドバイスでしたね。
とまあ、そういう人たちに囲まれていたからこそ、続けられたのかなって思います。

――職場環境のよさが仕事への原動力に。

もちろんお金の面もデカイですよ。がんばって仕事を覚えれば給料も上がる。それがうれしくてまたがんばる、みたいな。初めて昇給したとき、めちゃめちゃ興奮しましたもん（笑）。町工場を退職した理由の1つに、薄給で年次昇給もボーナスもない、があったので余計にね。

――給料面以外の理由も？

いや、その、とにかくうんこがイヤで。

――ちょっと言っている意味が……（笑）

いきなり失礼しました（笑）。
僕、その町工場で車の整備士をやっていたんですけどね。扱う車両の大半が肥料専用のトラック。荷台にも下回りにも、めっちゃうんこが付いていて。最初に高圧洗浄はするものの、潜って整備していると、しょっちゅう水滴が顔に……。それがイヤすぎて、工場長にハッキリ伝えました。「うんこ無理です。辞めます」って。
でも車は好きだから、この問題がなければ、薄給に文句を言いながらまだ続けていたかも。だとすると高収入とは縁遠いままだったわけで……。人生、何がどう転ぶかわからないもんですね（笑）。

――話を戻します（笑）。『五反田人妻城』へはいつ赴任を？

7カ月前に。ただ、店長として赴任したものの、厚木の店とはコンセプトもキャストさんのタイプも違うのでわからないことだらけ。それにスタッフがみんな年上だったので、最初はやりづらかったんですね。なんとなく「アウェイ感」もあったし……。

――というと？

企業ドラマとかで「急にあらわれた年下上司に反発する従業員たち」みたいな展開があるじゃないですか。そんな雰囲気というか。まあ、実際に何かされたわけじゃなくて、僕が勝手にそう感じちゃっただけなんですけど（笑）。
とはいえ、“わからないことだらけ”は事実なので「こいつ大丈夫か？」ってのはあったと思うんですよ。だからまずは目の前の業務をコツコツこなして、地道に結果を積み重ねて、みんなの信頼を得るところから始めました。

――イチからスタートし直したんですね。

もう気持ちは新入社員（笑）。正直、店の指針を考えられるようになったのは、つい最近のことですよ。

――『五反田人妻城』が目指すところは。

「質の高い店」ですね。
風俗店の仕事って世間的には適当なイメージがあるかもしれません。でもうちはすごくきっちりしていて、雑務1つとっても、細かいところまで丁寧に対応しています。スタッフの心構えとしては“基本のキ”ですが、その基本がおざなりになっている店は、絶対に売れないですから。
それと接客。言葉は悪いけど“変な人”は切り捨てる。目先の売上にとらわれて何でも受け入れるのではなく、ちゃんとルールに従える方だけを案内するようにしていますね。
で、そうやって店全体の質を上げていけば、キャストさんは安心して働けるし、新しい女性の入店にもつながって、お客様のニーズに応えられる幅が広がって、さらに業績を伸ばせる。そう考えています。

――求める人材像は？

やっぱり「稼ぎたい」って気持ちがある人かな。『モアグループ』には昇給や昇格のための“検定”がありまして。「この仕事ができれば給料アップ」みたいに、ステップアップの明確な基準があります。だから僕みたいにお金が欲しい人は、やりがいが大きいと思いますよ。

――では今後の目標を。

あと10年以内に莫大な資産を築いて、南の島に移住したいですね。プロセスはわからないけど（笑）。
でもここにいればお金は稼げる。それは間違いないので、しっかりがんばって、優雅なニート生活を送ります！（笑）