独占インタビュー！ウルトラグレイス｜風俗男性求人・バイト【メンズバニラ】

――まずは子どもの頃のお話を。

ずっとサッカーをやっていました。とにかく負けず嫌いで、自分本位な子どもだったかな（笑）。なんと言いますか、他人にペースを乱されるのがすごく嫌で。
試合とか練習でも、自分はできることがほかの人ができないと「なんで!?」ってぶつかってばかり。そのうちに「自分さえ上手くなれば、自分さえよければ」なんて気持ちが強くなってしまって。

――いわゆる一匹狼タイプ？

まあそんなところです。で、中学卒業後は、スポーツ推薦でサッカーの強豪高校に進学しました。
でも、そこじゃあ逆に自分が圧倒されちゃって。もう僕以上に「俺が俺が！」という我の強い人間ばかりだったから。しかも体格もよくて、もちろんテクニックもある。
「どんだけ努力しても、こいつらには追いつけないな」と、一気に萎えてしまった。結局、入部して2年くらいでサッカーを辞めて、そこからは高校卒業までバイトと遊びまわる日々でしたね。

――卒業後は？

そのままフリーターに。ひとつの仕事に長く就くというよりは、いろいろ転々と。別に真面目に仕事をするのが嫌だったわけではなく、なんとなく刺激がほしかったんですよね。
そんなときに、友人から「キャバクラのボーイをしないか？」と誘いを受けまして。軽い気持ちで働き始めたのですが、そこからは夜の世界にどっぷりと（笑）。
正直、女の子と会話するのって苦手なほう。ただ、ナイトレジャーはほかにない刺激を感じられるような気がしてるから、長く続いているんだと思います。
ちなみに、そのキャバクラでは接客のほか、キャストのマネージャーも担当。が、僕の性格が災いしてと言いますか、けっこう担当の子と衝突することもあって……。

――例えばどんなことが？

あるとき担当した子がかなりの遅刻癖。キャバクラでは女の子の遅刻くらいならよくあることだし、なまじ人気のある子だったので、ワガママも許されてる雰囲気でした。
でも僕はそれを許さず、きちんと注意を。そしたらもう逆ギレ。ワンワン泣かれたこともあったなあ（笑）。

――女の子との人間関係で苦労したと。

僕は、自分の意見をすぐに口に出しちゃうタイプで。そんな感じだったから、普通に仕事をしているだけなのに、ボーイの中では僕だけが浮いている気分でしたよ。
結局は「自分の担当の子の売上を上げることだけが仕事なんだ」と割りきって働いていました。

――その後は？

そのキャバクラは6年ほどいたかな。なかなか休みがもらえないことがキツくて辞めました。
でも、一番のネックになったのが、このコロナ禍で店の売上がガクっと落ちてしまって不安を感じたこと。その頃にはもう家族がいたもので。

――コロナをきっかけに転職を？

とはいえ、収入面を考えると、ナイトレジャー業界は外せなかった。そこで、少し腰を据えて働けそうな店を、求人サイトとかホームページで探しました。目についたのが『ウルトラグレイス』を運営している『ウルトラグループ』。風俗業界で知名度のあるグループみたいだったので、ここしかないかなと。

――入社後の印象は？

この情勢でもお客様は多いし、売上も落ちていないことにびっくりしましたね。それは、知名度だけじゃなくて、スタッフやキャストの仕事に対する力の入れようも全然違うからなんだなと。
ただ、今だからこそ言えることなんだけど、入社当初は正直少し戸惑いを感じることもありましたね（笑）。

――どのようなことに戸惑いを？

スタッフ同士はもちろん、キャスト同士も仲がよすぎるところ（笑）。すでにできあがっているコミュニティにいきなり放り込まれるのって、相当なコミュニケーション能力が必要じゃないですか。そういう意味で戸惑いがありました。
自分が働いてきたキャバクラは、キャスト同士って友達感覚じゃなくてむしろライバル。偏見かも知れませんが、仲良くしていることがすごく意外に思えてしまって。

――意識の違いを感じたと。

そうですね。これまでの僕は、言い方は悪いのですがキャストに対して「稼いでくれさえすればもうなんでもいい」くらいの気持ちで接していました。だから、辞めちゃうときも、「また次の子を探さなきゃな」くらいの淡白さ。もちろん仕事なのでキャストとは話したりしますけど、あくまでビジネスライクな関係だと思っていましたから。本当に人に興味がなかったんでしょうね（笑）。
対してうちでは、例えばキャストが卒業するときには総出でお祝いをするし、辞めた子がたまに顔を出しにも来る。それが本当にびっくり。
実はあるとき、先輩から言われた言葉があって。そこから僕の考えも180度変わったなと。

――ある言葉とは？

「人と人との繋がりこそが、お金を生み出す。お客様にもキャストにも、人に好かれる人間になりなさい」という言葉ですね。
お客様とキャストを繋げることはもちろんですが、キャスト同士の仲を円滑にすることによって、いい子が長く店に残ってくれたりもする。ただ単純に仲良しこよしをやっているわけではなくて、店全体の雰囲気をよくすることで、自然とキャストの出勤率も増える。結果として売上も順調に右肩を維持しています。自分も考えや行動をあらためようと思うきっかけになりました。

――具体的に自分の中で変わったことは？

スタッフ同士の仲もそうですが、キャストに対しての接し方が一番変わりましたね。以前なら頭ごなしに怒ったり、注意していたところを、もっとその子の将来まで考えて、寄り添えるようになったというか。
例えば、遅刻してしまった子を注意するにしても「あなたが遅刻することによって、お店じゃなくてお客様に迷惑がかかって、いずれお客様もいなくなっちゃうよ」とか、「もし将来就職したときも、きっと同じことしちゃうよ。今のうちに直しておこう」みたいな。
あとは、キャストの卒業を素直にお祝いできるようになったこと（笑）。

――（笑）。では、今後はどのような目標を？

入社してもうすぐ2年。もっと覚えたい業務もありますし、売上に少しでも貢献して、店に恩返しをしていきたいです。
あとは新入社員の方が入社したときに、なじむまでの橋渡し役を。僕も最初は戸惑いましからね。僕が一番わかっているはずです、新人の気持ちを（笑）。

――未来の後輩へのメッセージを。

本当に『ウルトラグループ』は、人として成長できる職場でもあると感じています。キャストだけでなくスタッフの将来もきちんと考えてくれるので、なにも怖がらずにぜひ飛び込んできてほしいです。

――ちなみに、プライベートでの目標は？

う～ん……。いや本当に物欲とかもなくて（笑）。
あ、強いてあげるなら家族との時間をもっと大事にしていきたいなって。仕事がある日は家族とゆっくり過ごせないので、休みの日くらいは全力で家族サービスしてあげるのが目標です。