デリヘル店舗スタッフとして働く上で、絶対に熟知しておきたいのが「本番強要客への対処法」です。
デリヘルはお客さんの自宅やホテルという隔離された空間でサービスを行うため、数ある風俗業種の中でも本番強要に出くわしやすい傾向にあります。
なんの対処もせずに「本番ができるお店」という屈折した評判が広まると、キャストからの信頼を失い、女の子の新規入店も見込めなくなり売上ダウンにつながることも。
そもそも風俗では本番は禁止されていますし、そのような事態は絶対に避けたいところです。
そのためにもデリヘル店舗スタッフは、「本番強要をどう対処するべきか?」「どのような事前対策ができるのか?」を知っておかなければいけません。
当記事を最後まで読めば、キャストが安心して働ける店舗経営のポイントが見えてくるでしょう。
現役デリヘル店舗スタッフの方はもちろん、求人に応募しようと思っている方も必見です!
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【デリヘル店舗スタッフの必須知識】本番強要客とその違法性について!
本番強要への対処法をお伝えする前に、「本番とはなんなのか?」、そして「本番強要(客)の定義」と「違法性の有無」について説明いたします。
デリヘル店舗スタッフにとって必要不可欠な知識ですから、知らない方はこの機会に学んでおきましょう!
「本番」とは何を指す?
風俗業界では、「男性器を女性器に挿入する行為」のことを「本番」もしくは「本番行為」と呼んでいます。
素股や手コキ、フェラチオなどのヘルスプレイは性器の挿入をしないので、本番には当たりません。
そして、デリヘルをはじめとした風俗店では、基本的に本番は禁止されていますので、そのような行為が行われないようスタッフは常に注意しておく必要があります。
ちなみにネット上では本番のことを「基盤」、金銭のやり取りをともなう本番を「円盤」と呼ぶこともあります。
そもそも本番強要するお客さんってどんな人?
本番を強要すると書いて本番強要。
そのような行為に及ぶ利用客を本番強要客、略して「本強客」なんて呼ぶこともあります。
言葉のイメージ的に、本番を無理強いする力任せな利用客と思われがちですが、デリヘルにおける本番強要のラインはもっと低く設定されているケースが多いです。
言動から見る本強客の特徴
- 他のキャストは本番させてくれたとしつこく匂わせる
- 優しい口調で「挿れたい」「挿れていい?」と発言する
- プレイ中に事故を装って挿入しようとする(ex.素股、マットプレイ)
- お金をちらつかせ本番行為を要求する
- 暴言・暴力等で無理やり本番行為に及ぶ
店舗やキャストによって本強客の定義は異なりますが、「本番行為を匂わせる発言を繰り返す」だけでも本強と認定し、厳しく対処するお店も中にはあります。
本強は違法!しかし犯罪として取り扱われるのは稀……?
では本番強要は違法なのでしょうか。
結論から先にお答えすると「違法ではあるものの、犯罪として立証が難しい案件」といえます。
例えば「お金をちらつかせ本番行為を要求し、実際に行為に及んだ場合」、こちらは“売春防止法第三条”に違反します。
しかし現状この法律には罰則が決められていないので、違法ではあるものの罪を問うことはできません。
「反抗できないほどの暴行や脅迫を用いて本番行為を強要した場合」は“刑法第百七十七条”に違反する可能性があります。
ただし女性が抗えないほどの暴力や脅迫、恫喝が行われていたことを明確にできなければ、犯罪として扱われるのは難しいのが現状だそうです。
参考:「本番行為」は犯罪?デリヘルでの本番行為で起きるトラブルと対処方法
このように風俗業界における本番強要は違法ではあるものの、本番強要の違法性を立証するという点に関しては厳しい現実があるんです。
お店と利用客間で解決する例もあるようですが、強気な姿勢で示談金を要求すると逆にお店側が不利になるケースもあるんだとか……。
とはいえ、本番強要は実際に起こり得る問題です。
デリヘル店舗スタッフとして本強への対処法を知っておくべきことには変わりありません。
【本番強要客が来たらどうする?】デリヘル店舗スタッフが行うべき対処法
ここからはデリヘル店舗スタッフが行える本番強要客への対処法をご紹介します。
本強客に出会ってしまったキャストのSOSに、いかに正しく対応できるかがポイントです。
いざというときに備えてイメージトレーニングをしておきましょう!
case1.サービス中:キャストからのSOSには迅速に対応せよ
デリヘルのサービス中に、本番強要をされたキャストから連絡が入ることがあります。キャストの話をしっかりと理解し、状況に応じて柔軟に対処しましょう。
暴力や恫喝はないけれど本番をしつこく要求されたキャストの場合
すぐにキャストのもとへ迎えを送り、到着するまで電話は切らないようにしましょう。
もし可能ならお客さんに電話に出てもらい、事実確認をしてください。
万が一本番強要がキャストの虚偽だった場合、大きな問題になりかねません。
お互いの主張を丁寧に聞き、落としどころをしっかり考える必要があります。
本番強要が事実であれば、「お店のルール違反」である旨を伝え、本強客のNG登録・出禁などの対処法を実行してください。
このケースでは本番行為自体は未遂のため、ひとまずこの応対で問題ないでしょう。
暴力や恫喝を伴った本番強要をされたキャストの場合
まず女の子の安全が第一です。
今どこにいるかを確認し、すぐに迎えを手配してください。
もし女の子が部屋から脱出できそうなら、電話を切らずにフォローしてあげましょう。
またトイレやバスルームにこもった状態でのSOSで、キャストにこれ以上の身の危険が降りそそぐ可能性がある場合は警察への連絡も必要です。
判断の難しいところではありますが、電話越しに絶えず利用客の恫喝が聞こえる、激しい物音がするといった場合は警察への連絡も検討してください。
case2.サービス後:キャストを気遣いつつ本強客への対応を決めよう
サービス終了後にキャストから本番強要をされたと相談、報告される場合もあります。
事後報告なだけに迅速な対応よりも、しっかりと状況を整理した上での丁寧な対処法が求められます。
まずはキャストを気遣いつつ、状況を整理していきましょう。
「暴力や脅迫はあったのか?」「金銭の授受はあったのか?」「実際に本番行為をさせられたか?」など、一部始終をわかりやすくまとめ、本強客への対応を決めてください。
デリヘル店舗スタッフのキャリアが浅い方は、利用客の出禁や警察への連絡における判断を上司に仰いでみてもいいかもしれません。
キャストの主張に真摯に耳を傾け、正確な判断ができるようになれば、あなたに対する評価も上がりキャストからの信頼も獲得できます。
本番強要を事前対策!デリヘル店舗スタッフがキャストにできること
お伝えしてきたように本番強要の対処法はあるものの、労力やリスクは避けられません。
大きなトラブルに発展する前に本番強要を防ぐことが何よりですので、今すぐできる事前対策を行っていきましょう!
本番お断りフレーズをマニュアル化する
ほとんどのデリヘル店の公式サイトでは、「本番強要・要求は禁止」とルールづけられています。
しかし、やはりそれでも本強客の根絶は現実的に難しいです。
よって、公式サイトを通して間接的に注意喚起をするのではなく、直接お客さんに訴えられる「本番お断りフレーズ」をマニュアル化するのが効果的。
キャストに本番強要対策の1つとして指導していきましょう。
<今すぐ教育しよう!本番お断りフレーズ一覧>
・「(ショックを受けた演技をしつつ)そんなこと、はじめて言われた……」
・「お店で本番は禁止されているの。だから我慢してね」
・「ルールを守ってくれる男性が好きだな」
・「本番しちゃったらお店をクビになっちゃう」
・「(本番要求されたら)本当はお店に連絡しなくちゃいけないんだけど、今のナシね!」
・「(電話をかけるフリをしながら)本番していいかお店の人に聞いてみるね」
・「あと1000回来てくれたら考えるね」
・「本番じゃなくて私のサービスで気持ちよくなってほしいな……」
・「今のすごく気持ち良かったから、もっと〇〇してほしい!(本番行為から意識をそらす)」
・「本番したら本気で好きになるかもだけど、私のこと養ってくれる?」
本番行為がルール違反であることを、柔らかいワードチョイスで伝えるのがポイント。
暴力や恫喝をしてこないお客さんには非常に効果抜群です。
もしそれでも言うことを聞かず、しつこく本番を要求してくるのであれば「本番行為はだめです!」ときっぱり断るか、お店にすぐに連絡するようキャストを日頃から教育してください。
このような対策をしっかりと行っている店舗は、キャストからの信頼も厚く、結果女の子が安心して働ける・稼げる人気店になりやすいです。
本番行為も未然に防げてメリットばかりですよ。
有事の際は身の安全を確保するように教育する
暴力行為による本番強要に出くわした際、女の子が冷静に対応できるように訓練を行っておくとキャストも安心します。
スマホや携帯はプレイ中もできるだけ手の届く範囲に置いておく、有事の際はトイレやバスルームなどの密室に立てこもる……といった身の安全を確保するための手段をしっかりと教育しましょう。
もちろんお店の電話番号や、場合によってはデリヘル店舗スタッフの連絡先を教えておくのも重要です。
しかしキャストの不安を煽りすぎると業務に支障を来す可能性もあります。
適切な対処法を丁寧にレクチャーすると共に、安心して働けるようなフォローも欠かせません。
本番強要の対処法を実践してデリヘル店舗スタッフの評価・信頼UPに繋げよう
本番強要の対処法について理解を深めておくことは、いざというときの判断にとても役に立ちます。
そして、お店全体で本番強要撲滅に向けて真面目に取り組んでいると、「キャストをしっかり守れるお店である」というアピールにもなります。
キャストが居心地よく働ける環境はお店の底上げに繋がりますし、自然とお店の業績も右肩上がりになるでしょう。
そのような評判が広まれば、在籍キャストの退店率が下がり、新しいキャストが応募しやすい店舗となれます。
ひいてはデリヘル店舗スタッフとして働くあなたの評価にも繋がってきますから、自ら率先して本強客への対処法に取り組んでいきましょう!
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