風俗店で働く限り、避けては通れない問題が性病。
それは風俗店の運営に関わる店舗スタッフも例外ではありません。
性病対策をないがしろにしている店舗はお客さんからはもちろん、キャストからの信頼も失ってしまいます。
逆に店舗スタッフが風俗店における性病のリスクや知識、対策法をしっかりと認識しておくと、お店の価値や信頼はどんどん高まるのです。
性病に気をつけなくてはいけないのは、キャストだけではないということを念頭に置く必要があるでしょう。
今回の記事では、風俗店舗スタッフが知っておくべき性病の知識、すぐに実践できる性病対策について徹底解説!
キャストやお客さんのためにも、そしてあなた自身の評価のためにも、この機会に性病についての知識を蓄えておきましょう!
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性病は風俗店をも蝕む病気!店舗スタッフは対策をしてリスクを回避しよう
風俗店における性病のリスクとはどのようなものがあるのでしょうか。
対策を打って出る前に性病による店舗への影響を知っておきましょう。
キャストが性病にかかると売上に大ダメージ
キャストが性病にかかっていることが分かった場合、店舗スタッフとしては完治するまで出勤させるわけには行きません。
見て見ぬふりをして出勤を許容すると、お客さんへ感染する危険性が高まります。
事情のあるキャストから「どうしても出勤したい」と言われたとしても、絶対に休ませましょう。

ただ、お店の売上へのダメージは避けられません。
特に性病を患ったキャストが人気嬢だった場合は大きく影響するでしょう。
とは言っても、長いスパンで考えたら人気嬢であろうと休ませるのが賢い選択。
目先のお金に気を取られない判断を店舗スタッフは求められますよ。
口コミで性病が蔓延していると書かれたら最後……
近年、スマホの普及により情報収集はネットが主流となりました。
風俗店の体験談や口コミなどもネット上にはたくさんあり、多くの風俗ユーザーの指針となっています。
そのため「あの店舗は性病が蔓延している」といった口コミを一度でも書かれたものなら、マイナスイメージの風評が際立つでしょう。
染みついたネガティブな評価はなかなか覆せないので、長期間にわたり客足が遠のく可能性も否定できません。
性病対策をしっかりと行っていけば、そのようなリスクを回避できる可能性が高まります。
「対策をやっているかどうかなんてお客さんにはバレないから……」は絶対に通用しないので、店舗とキャストの将来を見据えた運営を心がけましょう。
【性病の種類・症状・原因まとめ】風俗店舗スタッフの基礎知識!
風俗店が抱える性病のリスクについて分かっていただけたかと思います。
続いては、一般的に知られている性病の種類についてです!
症状や感染原因も併せて記載しているので、1つ1つ丁寧にチェックしましょう。
性病の種類と症状
まずは性病の種類と症状を見ていきましょう。
病の種類は多岐にわたりますが、その中でも特に知名度が高いものを紹介します。
<参考サイト>
・厚生労働省/感染症情報より
・NID 国立感染症研究所より
梅毒
近年、感染報告数の推移が上昇している梅毒。
手足に湿疹が発症し、発熱や倦怠感を伴う場合がありますが、初期症状は自然治癒するため自覚しにくい性病です。
しかし無治療のまま放っておくと、ゴム腫や神経梅毒に進展可能性もあります。
<症状>
・手のひらや足の裏をはじめ全身に湿疹が現れる
<特徴>
・初期症状は自然治癒するのが自覚しにくい
・数年から数十年にわたり潜伏し、心血管梅毒や進行麻痺になるケースもある
参考:厚生労働省の統計データより
参考:NID 国立感染症研究所より
性器クラミジア感染症
クラミジアに感染すると、男性なら急性尿道炎を発症するといわれています。
一方、女性の場合は子宮頚管炎を引き起こし、子宮内膜炎や卵管炎を誘発する可能性も……。
日本でもっとも多い性感染症といわれるほどメジャーな性病なので、特に注意が必要でしょう。
<症状>
・最初に子宮頚管炎を起こし、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤内炎症性疾患などに発展する
<特徴>
・症状が軽く、自覚しにくい
・子宮外妊娠や不妊、流早産の誘因ともなる
参考:NID 国立感染症研究所より
性器ヘルペスウイルス感染症
口唇ヘルペスで知られるヘルペスウイルスが性器に感染した性病。
男性・女性問わず、性器周辺に水疱や潰瘍が現れる症状を引き起こします。
自然に治癒するといわれていますが、月経や性行為などの刺激で再発を繰り返す性病です。
・水疱や潰瘍が急に現れる
・外陰部の不快感、かゆみ、発熱、倦怠感などが現れる
<特徴>
・自然治癒する場合もある
・治癒してもストレスや生理、性交などで再発することもある
参考:厚生労働省の統計データより
参考:NID 国立感染症研究所より
尖圭コンジローマ
性器周辺にイボ状の腫瘍が発生する性病です。
感染すると、数週間から数か月の期間を経て症状が現れます。
イボの形は乳頭状やカリフラワー状ともいわれるほど独特です。
良性の腫瘍ではありますが、まれに癌に移行することもあるため間違っても軽視してはいけません。
<症状>
・外陰部の違和感、かゆみ、痛みを伴う独特なイボが現れる
<特徴>
・症状が特徴的、視認しやすいため視診で診断がつくケースが多い
・治癒してもパートナーが感染していれば再発の恐れがある
参考:厚生労働省の統計データより
参考:NID 国立感染症研究所より
エイズ/HIV
性病の知識が薄い方でも名前だけは聞いたことがあるでしょう。
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染をきっかけに引き起こされるエイズは、数ある性病の中でももっとも深刻な性感染症として知られています。
適切な治療が行われない場合、日和見感染症や悪性腫瘍を引き起こし、最悪死亡に至るケースも……。
医学の進歩により日常生活を送れる感染者も増えてきましたが、風俗店に携わる店舗スタッフであれば絶対に知っておくべき性病といえるでしょう。
<症状>
・感染初期は発熱や喉の痛み、筋肉痛、頭痛といったインフルエンザに似た症状が現れる
・感染から数か月経過すると、数年以上にわたり無症状の期間に突入する
<特徴>
・性病の中でもっとも重い病気
・HIV感染をきっかけにエイズを発症するが、正しい治療を行えばエイズ発症を回避できる
・早期発見と適切な治療が特に重要
参考:NID 国立感染症研究所より
性病感染の原因
では性病はどのようなことが原因で感染してしまうのでしょうか。
性病ごとに細かい感染経路は異なりますが、代表的なものを覚えておくと風俗店の店舗スタッフとして役に立ちます。
性病は口を使ってお互いを愛撫するオーラルセックス、本番行為といった性交渉による感染が一般的です。
風俗ではオーラルセックスによる性病感染の可能性が高めですが、本番強要やキャストが隠れて本番を行っていた場合、本番行為からの感染も否定できません。
とは言うものの、性的サービスを行う風俗店で働く以上、性病に感染するリスクは完全にはぬぐい切れないでしょう。
そのためにも風俗店を運営する店舗スタッフは、性病対策を強く意識しなくてはならないのです。

【風俗の性病対策】店舗スタッフが行うべき予防方法とは?
さて、いよいよ本題。
風俗店の店舗スタッフが行える性病対策についてご紹介いたします!
「安心して働ける、安心して利用できる優良風俗店」のためにどれも欠かせないものばかりですよ。
性病に対する知識をキャスト・店舗スタッフで共有する
上記でお伝えしてきたような性病のリスクや種類、症状などを知っているのと知らないのとでは、性病に対する向き合い方がまるで違います。
そのため、性病の知識を在籍しているキャスト、働いている店舗スタッフ全員で共有したり、勉強したりすることはとても重要です。
性病に対しての意識改革も行えますし、キャストが抱く性病への不安を和らげることも可能。
あなたのお店で、そういった時間が設けられていないのならぜひ提案してみてくださいね。

性病の疑いがあるお客さんを排除
性病の中には身体や性器に症状が出る種類もあります。
そのため、性病と疑わしきお客さんを見定め、利用を断るのも有効な対策。
しかし、店舗スタッフは直接お客さんの身体をチェックすることはできません。
キャストに判断を委ねなくてはならないですし、利用可否をめぐってトラブルに発展する可能性もないとは言い切れないでしょう。
とは言え、キャストに性病の症状例を日頃から共有しておくことで、お客さんの身体に異常がある際に正しく見抜くことが可能。
前項での対策がここでも活きてきますよ!
サービス中にできる性病予防を厳格化する
性病対策は事前に行うものばかりではありません。
サービス中に性病を予防できる手段がいくつかあります。
こちらで紹介するものをキャストに教え込みましょう!
うがい・歯磨き
ルールとして定めている風俗店が多いとは思いますが、実践するかはキャスト次第です。
しかし衛生的にも、うがい・歯磨きを徹底してもらうのがベスト。
もちろんお客さん、風俗嬢どちらもです。
プレイ前後に殺菌効果の強いうがい薬を使用するように教育してください。
シャワー
シャワータイムはほとんどの風俗店で行われていますが、「事前に浴びてきた」と言ってシャワーを回避しようとするお客さんも中にはいます。
そのような利用客を説得できるようにキャストをしっかりと教育するのがポイント。
また、ソープのように洗体のサービスを行うお店なら、お客さんの身体に触れながら傷や湿疹などがないかをチェックすることもできます。
性器を洗っているときに痛がったり、腫瘍のようなものがあったりしたら注意が必要でしょう。
本番禁止
風俗では本番は禁止されていますが、それは結果的に性病対策にも繋がります。
キャストに性病のリスクを共有していれば、風俗嬢が勝手に本番行為をOKしてしまうことも少なくなるでしょう。
コンドーム着用を推奨する
コンドームは避妊だけでなく、性病対策にもうってつけです。
性病へのリスク回避に重きを置いた運営をするのなら、コンドーム着用を促す店舗にしてもいいでしょう。
ただ、現在の風俗店ではゴム着用必須のお店は少ないのも事実。
客足が遠のく可能性も否定できません。
しかし、その分ソフトサービスに惹かれた女の子の応募は多くなるというメリットもありますよ。
定期的な性病検査を義務化する
性病の対策を徹底したとしても、残念ながら完全に防ぐことは難しいかもしれません。
したがって、大切なのは性病をいかに早期発見できるか。ここがポイントになってきます!
最近は病院に直接向かわなくても、自宅やお店で性病検査ができる専用キットの販売や、専門機関に定期検査を依頼するシステムもあります。
こういったサービスを導入すれば、キャストが定期的な検査を行っているかを確認できますし、「きちんと性病検査を行っているお店」であるとアピールが可能。
性病対策をしつつ安心な店舗であると宣伝もできるので、検査費用以上の見返りがあるといえるでしょう。

性病対策を意識的に行えば風俗店の評価・信頼を獲得できる!
性病は風俗で働くキャストも、風俗を利用するお客さんも気にしている問題です。
風俗店を管理する店舗スタッフとして性病に真摯に向き合う姿勢は、キャスト・お客さんのどちらから見ても好印象。
今回紹介したような性病対策や予防法を実践すれば、あなたの評価もお店の評価もグッと上がることでしょう。
女の子の身体を気遣った経営方針も、キャストからの信頼獲得に大きく繋がります。
性病というセンシティブな話題でありますが、決してないがしろにせず率先して対策を行っていきましょう!