風俗業界で働くメリットの一つに、「ノウハウを身につけながら独立が目指せる」ことがあります。
これから風俗業界にチャレンジしようと思っている方の中には、将来独立して自分のお店を持ちたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
現在、風営法の新規出店に関する規制の関係で、店舗型風俗店の新規出店はほぼ不可能となっています。
そのため風俗店を新しくオープンさせるとなると、そのほとんどがデリヘルなどの派遣型風俗店になります。
派遣型風俗店はしっかりと届出さえすれば、はじめることは比較的簡単です。
ただし、全国に2万店舗近くある派遣型風俗店は競争が激しく、オープンさせても存続していくことは容易ではありません。
風俗業界に身を置き、風俗業界の知識とノウハウを身につけることは、独立し成功をつかむための重要な要素といえるでしょう。
この記事では、風俗業界で独立する方法と、それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
風俗スタッフとしての経験を積みながら独立を目指す方に役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください!
風俗業界で独立する方法って?
さまざまなサービスが飽和状態にある現代では、どの業界でも激しい競争が繰り広げられています。
風俗業界も例外ではありませんが、開業資金が比較的低額で、「やることをしっかりやる」ことで儲けを出すことができるといわれるため、風俗業界で独立を目指す人は後を絶ちません。
そこでここからは、これから風俗業界で一旗揚げたいと考えている方のために、風俗業界における4つの独立方法を、それぞれのメリットとデメリットとともにご紹介していきます!
自分の資金・ノウハウを基に開業する
まず最初にご紹介するのは、自身で貯めた資金と培ってきたノウハウを基に独立する方法です。
風俗店を経営するためには、風俗店で働いたことで得られる知識やノウハウが重要になります。
風俗店では、通常の接客業務だけでなく、売上管理や求人・採用業務、スタッフやキャストの教育、企画・戦略立案などの裏方業務も行います。
これらの業務は役職者が行うことが多いので、自身の力だけで独立するためには、既存のお店で店長クラスの役職経験が必要になるといえるでしょう。
メリット
上記の方法の一番のメリットは、利益のすべてを手にすることができるということです。
自分の資金とノウハウのみで開業した場合、他者にロイヤリティを支払う必要はありません。
また、店舗運営に関しても、すべて自分の意思と判断で行うことができます。
潤沢な資金があり、かつ自身に明確な成功へのビジョンがある方には、この方法が最も適しているといえます。
デメリット
風俗店を開業するためには、お店の経営が軌道に乗るまでの資金が必要です。
お店で働くスタッフやキャストの求人、集客のための宣伝にも多くのお金がかかります。
また、事務所やキャストの待機所となる物件探しや、所轄の警察署への届出、開業に必要な書類の準備など、事務的な手間も多いです。
これらをすべて自分の力だけで行うことは、大変な時間と労力を要するといえるでしょう。
独立支援制度を利用する
次にご紹介するのは、独立支援制度を利用するという方法です。
独立支援制度は風俗スタッフ求人の待遇欄に書かれていることが多いので、見かけたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
独立支援制度は、店舗スタッフとして働いている会社にノウハウを提供してもらって新規店を開業させる制度です。
これは、多店舗展開しているグループ店でみられることの多い制度で、開業資金や運転資金を援助してくれる場合もあります。
メリット
独立支援制度には、スムーズに新規出店を行うことができるというメリットがあります。
届出に必要な書類や新規出店の流れなどは会社が把握していますし、個人で行うと大変な事務所の物件探しに関してもアドバイスやサポートが受けられます。
そして、資金の援助を受けることができれば、経営が軌道に乗るまで安心です。
独立支援制度は、すでに成功している会社のノウハウを提供してもらえるので、失敗しにくいというメリットもあります。
デメリット
独立支援制度を利用して新規出店した場合、ノウハウや資金を提供してもらった対価として、支援をしてくれた会社にロイヤリティを支払う必要があります。
この場合、会社によってロイヤリティに関する条件が異なるので、事前の確認が必須です。
さらに、独立支援制度を利用した場合は会社の方針に従う必要があるので、自身が思い描いていたような経営ができない可能性があります。
グループ店の新規店舗開業に携わる
グループ店の新規店舗開業に携わるのも、風俗業界で独立する方法の一つです。
既存のグループ店で店長としての実績や手腕を認めてもらうことが必要となりますが、お店のコンセプト決めなど、イチから新規出店に携わることができます。
独立支援制度と同様に会社からの支援を受けられるので、負担を抑えてスムーズに独立することが可能です。
メリット
グループ店の新規店舗開業の場合、同じグループの他のお店と協力しながら運営していくことが可能です。
同じグループ内で共通するポイントが使えたり、合同イベントを企画したりもできます。
また、お店のコンセプトがヒットすれば、フランチャイズ店以上の売上が期待できるでしょう。
デメリット
グループ内で独立し、新規店舗を成功させるためには、お店のコンセプトが非常に重要です。
そのため会社に認めてもらえるようなコンセプトを提案し、利益を上げられるお店になることを売り込む必要があります。
支援する会社にも負担がかかることなので、売上が期待できないと判断された場合は、支援を受けることができません。
FC(フランチャイズ)店のオーナーになる
最後にご紹介するのが、フランチャイズ加盟店を募集している会社の力を借りて、フランチャイズ店のオーナーとして独立する方法です。
先にご紹介した独立支援制度と違い、フランチャイズ店では本部となる会社が運営する店舗で働いた経験が無くても独立することができます。
フランチャイズに加盟することで、本部となる会社が培ってきた独自の経営ノウハウを提供してもらえるので、短い期間で経営を軌道に乗せることが可能です。
現在、フランチャイズを展開している会社が増えてきたこともあり、出店エリアは全国に拡大されています。
メリット
フランチャイズ店のオーナーとしての独立は、知名度のある会社の一員として新規出店できるので、集客力に期待ができます。
会社の知名度は、お客様だけでなく、これからスタッフやキャストとして働こうと考えている方にとっても安心できるポイントなので、人材確保がしやすいといえるでしょう。
お店の広告を出す際も、会社が一括して発注をしてくれたり、広告デザインを請け負ってくれたりする場合があるので、広告費の負担を抑えることができます。
デメリット
フランチャイズ店は独立支援制度と同様に、支援をしてくれた会社に毎月ロイヤリティを支払う必要があります。
加えて、会社によっては加盟金の支払いが必要になる場合もあるでしょう。
加盟金の有無やロイヤリティの条件は会社によって異なりますので、事前に金額や割合などを確認しておくことが重要です。
また、フランチャイズ店では会社のルールやイメージを守らなければならず、これに違反すると違約金の支払いを求められる可能性があります。
お店のために有益なコンセプトやアイデアを思いついたとしても、それが会社の方針と合わない場合は、実行に移すことは難しいといえるでしょう。
さらにフランチャイズ店は、同じフランチャイズ加盟店の影響を受けやすいので、口コミなどで悪い評判が広がってしまえば、それが自身の経営するお店でなくても大きな痛手となってしまいます。
風俗店の経営者になるまでの手順
次に、風俗業界で独立し、経営者になるまでの手順を解説します。
上記でご紹介したどの独立方法でも、基本となる手順は変わりませんので、ぜひチェックしてください。
1.業種・店名・名義などを決める
まずは、経営する風俗店の業種を決めます。
ソープやホテヘルといった店舗型風俗店は風営法の関係で、営業時間や立地条件に厳しい制約があるため新規出店が難しくなっています。
そのため風俗店を新しくはじめるとなると、そのほとんどはデリヘルなどの派遣型風俗店であるといっても過言ではありません。
また、お店の名前については、せっかく決めた名前が使用できないなんてことにならないように、名前が他社に商標登録されていないかを事前にリサーチしておくことが必要です。
さらに、経営者の名義を法人にするか個人事業主にするかもあらかじめ決めておく必要があります。
申請書類や税金の種類、経費の範囲など、法人と個人事業主ではさまざまな面で違いがあるので、ご自身の状況に合わせた名義を選ぶようにしてください。
2.店舗や事務所の物件を探す
開業する場所に厳しい制約がある店舗型風俗店は、新しいエリアに開業することはほぼ不可能です。
そのため、今あるお店を買い取ってリニューアルオープンすることが、店舗型風俗店の経営者になる最も現実的な方法といえます。
「風俗の王様」とも呼ばれるソープランドは高い集客が期待できるため、経営者になるメリットも大きいですが、まずは経営を譲りたいと考えているお店の情報を手に入れなければいけません。
風俗業界の人脈を作ることが情報を入手する一番の近道といえますので、まずは風俗店でスタッフとしての経験を積み、人脈を作ってから経営者への道をスタートさせるとよいでしょう。
一方、デリヘルなどの派遣型風俗店は店舗を構える必要はないですが、事務所や待機所は用意しなければなりません。
ただし、これらに利用できる物件は少なく、個人の力だけで探すのは難しいので、前述したように人脈を作ってから物件情報を入手するか、風俗営業ができる物件を専門に扱う業者を利用するのがおすすめです。
3.申請書類を提出する
風俗店を開業するには、申請書類を管轄の警察署に提出する必要があります。
ここでは開業のハードルが低いデリヘル開業に必要な申請書類を例にあげてご紹介しましょう。
【デリヘル開業に必要な申請書類】
・無店舗型性風俗特殊営業営業開始届出書
・営業の方法
・事務所や待機所の使用承諾書
・事務所や待機所の登記事項証明書
・事務所や待機所の賃貸契約書(コピー)※自己所有物件の場合は不要
・事務所や待機所の平面図・周辺地図
・住民票(本籍地が記載されたもの)
・運転免許証またはパスポート(コピー)
法人名義で開業する場合は上記に加え、定款、登記簿謄本、役員になる人全員分の住民票や身分証明書が必要になります。
これらを管轄の警察署に提出し問題がなければ、10日程度で「届出確認書」が交付され、デリヘルをオープンさせることができます。
風俗店経営を失敗しないコツ
無事に風俗店を開業できたら、次は安定した運営と店舗の拡大に目を向けていきましょう。
特にライバルの多いデリヘルは、そのほとんどが1年以内に閉店するといわれており、経営を軌道に乗せるのが難しい傾向にあります。
ただし、次にご紹介する3つのポイントをおさえておくことで失敗のリスクを軽減できますので、ぜひご覧ください。
優秀な人材の確保
キャスト、スタッフともに優秀な人材を確保することは、風俗店経営において最も大切なポイントです。
どんなに経営者が頑張ったとしても魅力的なキャストがいなければ、お客さんはすぐに離れていってしまいます。
また、スタッフの接客態度もお客さんが継続してお店を利用するかどうかの重要な判断材料になります。
優秀な人材を確保するには、風俗求人サイトやSNSで募集をするとよいでしょう。
求人サイトの場合、掲載費用を支払う必要がありますが、お店のコンセプトや求める人材、アピールポイントや待遇などを詳しく掲載できますので、お店にマッチした人材が集まりやすいというメリットがあります。
さらに風俗業界で働いた経験がある方は、これまでに培った人脈を活かして、優秀なキャストやスタッフを紹介してもらうというのも一つの方法です。
効果的な広告や宣伝
お客さんが利用したくなる広告や宣伝を出すことも、安定した風俗店経営に欠かせない要素です。
前述したポイントをおさえ、優秀なキャストやスタッフを確保できたとしても、お客さんが来なければ意味がありません。
また、キャストは稼げないお店と判断すると、すぐに辞めてしまう可能性があります。
そうなると、キャストがいないからお客さんも来ないという負のスパイラルにおちいりますので、経営を続けることは難しくなるでしょう。
広告や宣伝は人材と同様に、集客サイトやSNSを使って行うのがおすすめです。
特に最初はお店の存在を幅広いユーザーに知ってもらう必要がありますので、多少費用をかけてでも、お店のコンセプトやキャストの魅力、利用することで得られるメリットなどをしっかりアピールしていきましょう。
適切なキャスト管理
キャストが長く働ける環境を作ることも、経営を失敗しないためのポイントです。
お客さんはキャストを目当てに利用することがほとんどなので、お気に入りのキャストがいなくなるとお客さんまで来なくなってしまいます。
スタッフには常にキャストを気にかけるよう指導して、適度にコミュニケーションをとることを心がけておきましょう。
不満や不安を抱えていそうなキャストには、積極的に声をかけたり相談に乗ったりするのも有効です。
ただし、キャストによっては話しかけられるのが苦手な場合もありますので、そのあたりの見極めも重要になります。
また、稼げないことで退店を考えているキャストには、研修を実施したり写真を撮り直したり、おすすめキャストとしてプロモーションしたりして、稼げるような対策を行うことも大切です。
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デリヘル店を開業する3つの方法と必要な資金や準備を解説
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