学歴や職歴、経験やスキルなども問われることがほとんどない風俗スタッフは、どなたでもチャレンジしやすい職種です。
しかし、いくらチャレンジしやすいといっても、風俗スタッフとして働くためには面接をパスして採用される必要があります。
そこで、面接の際に重要となるのが「履歴書」です。
当記事ではこれから風俗スタッフを目指す方々に向けて、ナイトワークで好まれる履歴書の書き方を詳しく解説します。
そのままでも使える例文や、ダメな履歴書の特徴についても紹介しますので、履歴書の作成にぜひお役立てください。

履歴書を書く前に確認しておくべきこと
ナイトワークといえども履歴書の書き方は一般企業と変わりません。
面接官に好印象を与えやすい書き方や形式、準備しておくべきものなど、履歴書を書く前に知っておいたほうがよいポイントがいくつかありますので詳しくご紹介します。
いざ履歴書を書こうとしたときに慌てないためにも、以下の項目を事前にチェックしておいてくださいね。
やる気のアピールが大切
学歴や職歴を問われないナイトワーク業界では、やる気のアピールが最も大切な要素となります。
そしてこのアピールは面接だけでなく、履歴書でも行うことが可能です。
履歴書で自身のやる気や人柄をしっかりアピールできていれば、面接官からの印象は確実に良くなります。
また、希望する職種に応じて資格やスキルをアピールすることも重要です。
送迎ドライバーであれば運転免許や運転スキル、Webスタッフであればパソコンスキルなど、仕事に活かせるものがある場合は積極的にアピールしていきましょう。
手書きでもパソコンでもOK
履歴書は、手書きでもパソコンで作成しても、どちらでも構いません。
ただし、応募先からの指定がある場合はそれに従ってください。
手書きのほうが人物像や本気度を伝えやすいという面はありますが、どちらを選んでも選考に影響をおよぼすことはほとんどありません。
「字がキレイに書けない」「面接まで時間があまりない」という場合はネット上で配布されているテンプレートを活用して、パソコンで作成するとよいでしょう。

事前に履歴書用の写真を用意しておく
面接の日程が決まったら、それまでに余裕をもって履歴書用の写真を準備しておきましょう。
応募先が写真を不要としている場合は別ですが、写真のない履歴書は書類の不備として扱われますので注意してください。
・スーツ(ない場合はジャケットやシャツなど清潔感のある服装で撮影する)
・ピアスやネックレスは外す
・体を真っすぐに目線は正面を見て撮影する
・撮影から3ヶ月以内のものを使用する
・ボサボサの髪や不潔な印象のヒゲはNG
・歯を見せるのはNG
・スナップ写真や加工しすぎた写真はNG
履歴書用の写真は、面接に臨(のぞ)む際の服装や見た目を意識して撮影すれば間違いありません。

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風俗の面接で聞かれることは?働く理由や面接の流れも解説!
履歴書の書き方を項目別に紹介【書き方例&例文つき】
ここからは、具体的な書き方例や例文をまじえながら、履歴書の記入方法を項目別にご紹介します。
やる気のアピールにつながる「志望動機」の項目は、特に大切なポイントとなりますのでぜひ参考にしてください。
日付・氏名・年齢・住所・連絡先
面接官が履歴書で最初に目にするのが、日付・氏名・年齢・住所・連絡先の部分です。
どれも必須項目となりますので、空欄がないようきちんと記入しましょう。
・応募先へ提出する日にちの年月日を記入します。
・郵送やメールの場合は送付する日にちを記入してください。
・年については西暦(20○○年)でも和暦(令和○年)でも構いませんが、同じ履歴書内では表記を統一するようにしてください。
・住所については都道府県から記入し、番地やアパート名、部屋番号なども略さずに書きましょう。
・連絡先は連絡がつきやすい電話番号を記入してください。
・年齢は、履歴書を提出する日の満年齢を記入してください。
(※年齢を聞かれたときに答える実年齢でOKです。)
印鑑欄がある場合
最近の履歴書には印鑑を押す場所がほとんどありませんが、もしあった場合は以下のことに注意して必ず印鑑を押してください。
・印鑑は認印(朱肉を使って押すタイプのもの)を使用する。
・印鑑は決められた位置に、かすれやにじみがないよう注意して真っすぐに押す。
(※履歴書の下に印鑑マットやノートなどを敷くと押しやすくなります。)
・履歴書に押す前に、別の紙で何度か練習をしておく。
学歴
学歴欄は、応募者が受けてきた教育について記入する箇所です。
風俗業界は学歴不問のところがほとんどですが、だからといって学歴を書かなくていいわけではありません。
記入箇所の1行目に「学歴」と書き、その下に自身の学歴を記入していきます。
学歴は基本的に、高校入学から書きます。
高校は正式名称である「高等学校」と書き、大学・短大・専門学校の場合は学部や学科までを略すことなく書きましょう。
中卒の場合は「○○中学校卒業」と記入すれば問題ありません。
職歴
職歴は、学歴の下を1行あけた最初の行に「職歴」と書き、その下に自身の職歴を記入していきます。
時系列にそって書き、1年以上継続して働いていた場合はアルバイトについても記入します。
接客経験や運転経験など、風俗スタッフの仕事に役立ちそうな職歴であればアルバイトも忘れずに書きましょう。
スペースに余裕があるときは、会社名の右側か下の行に業務内容を記入してください。
【学歴・職歴の記入例】
職歴がない場合は「なし」と記入すれば問題ありません。
「現在に至る」の下の右端に「以上」と記載するのも忘れないようにしてください。
免許・資格
免許・資格の欄は先に免許を書き、その後に資格を記入します。
免許や資格の名称は略さずに、正式名称で記入してください。
基本的に取得した順番で書きますが、希望する職種に役立ちそうな免許や資格があれば先に記載して、面接官の目に留まりやすくしても構いません。
免許や資格を書ききれないほど持っているという方は、応募先の仕事に関連しそうなものだけを記入するとよいでしょう。
【免許・資格の記入例】
学歴・職歴の欄と同様に、最後は右端に「以上」と記入してください。
免許・資格がない場合は「特になし」と書けば問題ありません。

志望動機
風俗スタッフになりたい人の志望動機として最も多いのは、「お金を稼ぎたい」ではないでしょうか?
風俗業界は「高収入」をメインで打ち出している求人が多いので、志望動機が「お金を稼ぎたい」でも問題ありません。
しかし、ただ稼ぎたいと書くのではなく、そこに「やる気」や「熱意」のアピールを付け加えることが大切です。
「お金さえ稼げればどこでもいいんじゃない?」と思われないように、応募先で働きたい理由もプラスして書くようにしましょう。
【志望動機の例文】
例文①「貴社の教育制度に魅力を感じて志望いたしました。未経験ではありますが一から店舗スタッフの業務を勉強し、今後の発展に貢献していきたいと考えております。また、学んだことを生かし、将来的には後進の育成にも携わることができる戦力になりたいと考え志望させていただきました。」
例文②「配送業者での車の運転経験を活かして、送迎ドライバーの業務に携わりたいと考えております。前職では無事故無違反で表彰された経験もあります。安全運転ができる知識と技術で、1日でも早く貴社の戦力になりたいと考え志望させていただきました。」
上記の例文に、応募先にからめたエピソードや自己PRなどをプラスして、200〜300文字くらいにおさめるのがポイントです。
また、「他に雇ってもらえるところがないから」「借金を返済したいから」など、ネガティブなイメージのある理由は書かないようにしてください。
趣味・特技
趣味や特技が選考結果に影響することは、基本的にはありません。
しかし、だからといって何も書かないままにしておくと、やる気がない人と判断されてしまいます。
趣味・特技の欄は、人柄を面接官にアピールできる絶好の場です。
あまり難しく考えず、「散歩」「ドライブ」「サウナ巡り」など日常的なことで構いませんので、必ず記載するようにしましょう。
また、趣味・特技は面接官とのコミュニケーションの糸口にもなりやすいポイントです。
質問されることがありますので、絶対にウソは書かないようにしてください。
本人希望欄
希望欄とありますが、ここは自身の希望する待遇を書き立てる場所ではありません。
本人希望欄には、「働くうえで伝えておかなければならない条件(家庭の事情により、地元での勤務を希望しますなど)」や「希望職種」、「電話連絡がつきやすい時間帯」、「入社可能日」などを記入します。
店舗スタッフを希望致します。
現在就業中のため、平日は18時以降にご連絡をいただけると幸いです。
現職を3月末日で退職予定のため、4月1日より入社可能です。
履歴書の本人希望欄に「(特に給料、職種、勤務時間、勤務地、その他についての希望があれば記入)」と書かれていることがありますが、給料や待遇面については書かないほうが良いとされています。
特に書くことがない場合は「貴社の規定に従います」と記載してください。

NGな履歴書の特徴5つ
最後に、NGな履歴書の特徴を5つに分けてご紹介します。
どれも風俗業界だけでなく、一般企業の場合にも当てはまることばかりですので、覚えておいて損はありませんよ。
以下に該当する場合、書かれている内容がどんなに素晴らしくても書類で落とされる可能性がありますので、十分注意してください。
鉛筆や消せるペンで書いている
履歴書を手書きで書くときは、黒色のペンかボールペンを使用してください。
鉛筆や消せるペンは、誰でも修正したりねつ造したりできるので、履歴書をはじめとした書類の作成には適していません。
また、インクのにじみやかすれがあるのもNGです。
使い慣れたペンやボールペンを使用して、はっきりくっきり丁寧に書きましょう。
修正液を使っている
履歴書の記入を間違えたときに修正液を使うのは絶対にNGです。
面倒ではありますが、書き間違えたときは新しい履歴書に書き直しましょう。
修正液や修正テープを使っていると、誰が修正したのか分からない、いいかげんな履歴書という印象を与えてしまいます。
「字を書くのが苦手」「ミスしそうで不安」という方は、事前に見本となる履歴書を作成して、それをお手本にしながら書くとよいでしょう。
パソコン環境がある場合はパソコンで作成するのもおすすめです。
誤字・脱字や記入内容のミスがそのままになっている
誤字や脱字はもちろん、記入内容の間違いもNGです。
小さなミスでも必ずバレますので、提出する前に何度も読み返してチェックしてください。
また履歴書は、正式名称を記載するのが基本となるため、普段使用しているような略語を記入しないように気をつけましょう。
【履歴書で使用しがちな略語】
×(株)→○株式会社
×高校→○高等学校
×SE→○システムエンジニア
×PC→○パソコン
×バイト→○アルバイト
空欄のままの箇所がある
履歴書は空欄がないように、書けるところはすべて記入するのが基本です。
空欄が多いと、「やる気のない人」「仕事への熱意がない人」という印象を持たれてしまいます。
職歴がない場合は「なし」、免許や資格がない場合は「特になし」、本人希望欄に書くことがない場合は「貴社の規定に従います」と記載してください。

履歴書を使いまわしている
同じ履歴書を、複数の応募先で使いまわすのはNGです。
たとえ同じ業種でも、お店によって待遇や特徴に違いがありますので、志望動機や自己PRは変わってくるはずです。
時間と手間がかかりますが、履歴書は応募先ごとに作成して提出しましょう。
コピーした履歴書も、見本にするなど自分のために使う以外はNGです。
転職にもおすすめ!ナイトワークで高収入を目指そう
採用の間口が広いナイトワークは、転職先としてもおすすめの業界です。
接客スキルやPCスキル、運転スキルなど、これまでに培ってきた経験やスキルを活かすこともできますよ。
「エリア」「給料」「職種」など、メンズバニラでは希望の条件を入れて探せるので、自分に合う求人を見つけて応募してみてくださいね。
